写真は、その時の思い出を切り取って残しておける素敵な物になります。今ではインスタ映えなどという言葉もあるほど、より多くの方が写真を身近に簡単に残せるようになりました。美しい景色は、元気がない時や悲しい時に見ると元気が出てきます。日本の春の風物詩とも言える「桜」。桜が見せる一年に一回の絶景を、多くの人が求めてこの時期、京都にいらっしゃいます。京都に来た際は、ぜひ写真に収めて欲しい場所をご紹介していきましょう。
■樹齢180年の「醍醐寺の一本桜」
■徳川5代将軍・綱吉の母が植えた「善峯寺の一本桜」
■五重塔の存在感にも負けない「東寺の一本桜」
■桜のシャワーが圧巻「妙心寺 退蔵院一本桜」
写真好きの方にはぜひ訪れて欲しい場所になります。
醍醐寺には、一本桜は多くありますが、これほどに存在感があるものはないと言えるほどの迫力があります。迫力の一本桜は、霊宝館に咲く樹齢180年ほどの木になります。四方八方に大きく枝を広げて咲き誇る桜は、京都中を探してもなかなか見ることが出来ないと言ってもいいでしょう。
こちらの桜を綺麗に写真に収めるのは、初心者の方でも簡単に撮ることが出来ます。事前に調べて行っても、上手く写真に収められなかったということがないので、他の方にもこの感動をありのまま伝えることが出来ます。庭の中の園路から、眺めるため、誰も桜の近くに映りこむ心配もありません。天気のいい日の撮影であれば、太陽光が桜にまんべんなく当たり美しく撮れる「順光」となる午後に撮影するといいでしょう。
・拝観時間
三宝院・霊宝館・伽藍 午前9時~午後5時
・拝観料
3箇所共通券 春季1500円(3月20日~5月G.W最終日)
・アクセス
地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩約13分
こちらは、2017年秋の「そうだ 京都、行こう。」のおなじみのキャンペーンでは、紅葉風景が取り上げられました。東寺といえば、有名なのは、樹齢130年を超えるという“不二桜”になります。こちらの桜の由来は、東寺の開祖である弘法大師空海の「不二の教え」から取ったものと伝えられています。国宝の五重塔を背景に、負けることなく凛と咲き誇る姿は、とても美しいものです。五重塔も相まって、京都らしい美しさがより一層引き立ちます。桜の時期はライトアップが行なわれ、暗闇の下、華やかに浮かび上がる光景もまた見物です。
・拝観時間
境内 午前5時~午後5時
金堂・講堂 午前8時~午後5時
・ライトアップ
2024年(令和6年)3月16日(土曜日)~4月14日(日曜日)
18:30~21:30(受付は21:00まで)
・拝観料
境内無料、金堂・講堂500円
・アクセス
JR「京都駅」から徒歩約15分
京都と大阪の府境近くの山腹の善峯寺(よしみねでら)で見ることが出来る一本桜。こちらでは、4月初旬よりソメイヨシノやシダレザクラが、緑の中を彩っていきます。広い境内の中でも、一際目立つ存在感を放っている一本桜があります。それが、徳川5代将軍・綱吉の母である桂昌院(けいしょういん)によって植えられた、樹齢300年超のシダレザクラになります。樹齢を聞くと、驚きが隠せません。さまざまな時代をその場所で美しく咲き続ける一本桜に感動し、どんな方も写真に残したいと思う事間違いありません。
・拝観時間
午前8時~午後5時(4月以降の平日は午前8時30から)
・拝観料
500円
・アクセス
JR東海道本線「向日町駅」乗換、阪急バス「善峯寺」バス停から徒歩約8分
国宝の「瓢鯰図(ひょうねんず)」でも有名な妙心寺退蔵院(たいぞういん)は、昭和の名庭として名高いと言われています。こちらの名庭の入り口にどっしりと構えるベニシダレザクラの姿は、名庭の門番とでも言うかのごとく、咲き誇っています。ここを訪れた際に、ぜひ見て欲しいポイントとして、桜の下より空を見上げてみてください。シダレザクラのシャワーで空がピンク色に染まったような絶景を楽しむことが出来ます。この景色を写真に収めるのも、またいいものです。
・拝観時間
午前9時~午後5時
・拝観料
600円
・アクセス
JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約7分
あなたはどの一本桜を実際に見てみたいと感じましたか?ぜひ気になった一本桜を、写真に収め、旅の思い出にしてみてはいかがでしょう。
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