京都で夏のイベントを満喫しましょう。京都の夏のおすすめイベント!

皆さんは夏をどのように過ごされますか?京都は一年を通して観光客がたくさん訪れる日本の中でも人気上位の観光スポットですが、それは四季折々魅力的な一面を持っているからです。今年の夏は京都のイベントに行ってみてはいかがでしょうか。京都ならではの夏らしい趣があるイベントがたくさんあります。京都でぜひ行ってほしいおすすめの夏のイベントをご紹介します。

時期:8月初旬 住所:(堀川遊歩道)京都府京都市中京区二条城町 (元離宮二条城)京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 アクセス:(堀川遊歩道)地下鉄東西線 二条城前駅 すぐ (元離宮二条城)地下鉄東西線 二条城前駅 すぐ バス 二条城前 すぐ 京の七夕は、京都のいろいろな場所で行われていますが、その中心とも言っていいのが、堀川エリアです。このエリアで有名なのは堀川遊歩道と元離宮二条城になりますので、この2つについてご紹介します。まず、堀川遊歩道では、笹飾りのライトアップと友禅流しが京の七夕の中心となっています。約60本の笹飾りが、100mに渡って、ライトに照らされている光景は、色とりどりの短冊が目に楽しく、美しいです。そして、友禅流しは、友禅染の布を川に流したもので、現在でこそ水質悪化の問題で見なくなりましたが、昔は染め上げの一工程として、染料や糊を洗い流すために、友禅流しが頻繁に行われたそうです。京の職人に受け継がれてきた伝統的な友禅染の布はどれも素晴らしく、光に照らされて水面に揺れる姿は色鮮やかで大変美しいです。 元離宮二条城では、国宝である二の丸御殿大政奉還発表の場である大広間にプロジェクションマッピングが映し出され、特別名勝に指定されている二の丸庭園がライトアップされ、夏の京都の夜がにぎわいます。歴史的な建物や庭園に現代の技術が融合し、壮大できらびやかな光景が目の前に広がります。その他にも、京都の特産・名産品の特別販売や和楽器の演奏など見どころがたくさんあります。

京の七夕 鴨川エリア

時期:8月初旬 住所:京都府京都市中京区若松町 アクセス:京阪電車 三条駅、または祇園四条駅 すぐ 京の七夕のもう一つの中心となっているエリアは、鴨川エリアになります。古くより京都の避暑地として繁栄してきた鴨川には5月から9月にかけて、京都の夏の風物詩である納涼床が出現し、京の町をにぎやかにしますが、京の七夕の開催される期間は鴨川が更なる活気でにぎわいます。納涼床とは、鴨川の近くにある店が、川沿いに席を出して鴨川を見ながら食事やお茶ができるようにしたものです。京の七夕では、夜になると、納涼床から見える海岸に風鈴灯が置かれます。風鈴灯の竹のかごから漏れる温かい光と風鈴の涼やかな音色は風流で、いつまでも眺めていられます。

七夕笹飾りライトアップ

時期:7月初旬~8月中旬 住所:京都市左京区鞍馬貴船町180 アクセス:叡山電車 貴船口 徒歩30分 京都バス 貴船 徒歩5分 七夕笹飾りライトアップは、貴船神社で行われます。京都で有数のパワースポットであり縁結びで有名な貴船神社には一年を通して観光客が訪れますが、夏は特に多くの観光客でにぎわいます。笹飾りのライトアップは大変迫力があり美しく、短冊に願いを書くとライトアップされた笹に飾ることができます。またライトアップされているのは笹飾りだけではありません。貴船神社の夏のライトアップで魅力的なのは青もみじです。闇の中、光に照らされた青もみじは涼しげで、暑いのが和らぐように感じます。

祇園祭

時期:7月1日~31日 住所:京都市東山区祇園町北側625番地 アクセス:市バス 祇園 すぐ 祇園祭は日本三大祭りの一つで、八坂神社で行われます。祇園祭は平安時代より続いており、1100年以上の歴史を誇る伝統的なお祭りです。7月の1カ月にわたって行われますが、その中で大きなものが宵山と山鉾巡行です。前祭の宵山は14日~16日、後祭の宵山が21日~23日、山鉾巡行は、17日と24日に開催されます。宵山での一番の見どころは函谷鉾(かんこぼこ)です。鉾についている提灯の灯りが一気に落とされるのですが、迫力がありとても美しい光景が広がります。山鉾巡行の一番の見どころは長刀鉾と辻回しです。長刀鉾は動く美術館とも称される迫力のある鉾で、一度は必ず見ていただきたい美しさです。そして辻回しは10トンほどある鉾を方向転換させる見せ場で、迫力があり、大変人気があります。

五山送り火

時期:8月16日 見どころへのアクセス *京都新聞より引用 1.地下鉄 松ヶ崎駅周辺 【見える山:妙法】 京都市営地下鉄 松ヶ崎駅。又はJR京都駅から市バス4 松ヶ崎駅前 2.松ヶ崎浄水場付近・高野川堤防【見える山:妙法】 JR京都駅、又はバス停 三条京阪前から京都バス17など 高野玉岡町 3.鴨川堤防西岸 【見える山:大文字】 京都市営地下鉄 北大路駅 。又は阪急 河原町駅、バス停 三条京阪前から市バス37で出雲 路橋 など加茂街道沿いのバス停 4.船岡山 【見える山:鳥居形以外】 JR 京都駅から市バス206 、 又はバス停 三条京阪前から市バス12 、バス停 河原町三条から市バス205  船岡山 5.嵐山・広沢池 【見える山:鳥居形】 JR 京都駅から市バス26 で 山越 徒歩 6.清凉寺北側 【見える山:鳥居形】 京福嵐山線 嵐山駅。 又はJR京都駅から市バス28 、又はバス停 四条烏丸から市バス 91 で 嵯峨釈迦堂前 京都ではお盆の次の日に当たる8月16日に五山送り火が行われます。送り火とは仏教の行事で、お盆に精霊が家へ帰ってくる際の迎え火と対となっており、冥府へ精霊が帰っていくのを見送るために送り火が行われます。通常は、家の前で麻幹(おがら)を焚くのですが、京都では五つの山に大きく大文字、妙法、鳥居形、左大文字、船形を焚きます。夏はお盆を過ぎると徐々に涼しくなっていくことから、この送り火を以って今年も夏が終わったと感じる京の人もいるそうです。五つの山に祈りと共にゆっくりと字や形が火でかたどられ、またゆっくりと消えていく様子は厳かでとても情緒にあふれています。

御手洗祭

時期:7月下旬 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59 アクセス:市バス 下鴨神社前 すぐ 御手洗(みたらし)祭は、下鴨神社で行われる誰でも参加できるお祭りです。このお祭りは、無病息災を願って御手洗池に足を浸して行うことから、別名足つけ神事と呼ばれています。御手洗祭でのお参りは、お金を収めて受け取ったろうそくを持って御手洗池に入水し、祠まで歩いていき、ろうそくを献灯して、祈りを捧げるというものです。御手洗池には地下から湧き出ている冷たい清らかな水が流れているので、真夏といっても入水の際はあちこちから冷たいとの声が聞こえるほどです。水は大人の膝くらいまでの深さがあるので、お子様連れで行かれる際は気を付けてくださいね。また、お参りが終わったらぜひとも召し上がっていただきたいのが、みたらし団子です。下鴨神社はみたらし団子の発祥の地で、御手洗池から湧いてくる泡からこの形となったと言われているそうです。

宵宮祭・本宮祭

時期:7月土用入後初の日曜又は祝日とその前日 住所:京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地 アクセス:JR奈良線 稲荷駅 すぐ 京阪本線 伏見稲荷駅 徒歩5分 宵宮祭・本宮祭は千本鳥居で有名な伏見稲荷大社で行われる伝統的なお祭りです。日々の神の恩恵を感謝するためのお祭りで、千本鳥居に提灯がつけられ、灯りが灯されますが、その様子はなんとも妖艶で、異世界に迷い込んでしまうのではないかと思うほどです。また、伏見稲荷大社には四辻という夜景が美しい絶景スポットがありますが、本殿から千本鳥居をくぐりながら山道を30分ほど歩き続けなくてはいけないので、夜景を必ず見たい方は歩きやすい格好で来られることをおすすめします。数万個あると言われる献灯提灯に灯された灯りは見事で、一見の価値があります。

陶器まつり

京都・夏の風物詩といえば、清水焼発祥の地“五条坂”一帯に約400もの出店でにぎわう五条坂『陶器まつり』。歴史は古く大正9年、六道珍皇寺の「精霊迎え 六道まいり(8月7日~10日)」のお参りに来られる大勢の人を目当てに、日頃上品として売れない物を安売りした陶器市が始まりでした。五条坂陶器祭りと六道珍皇寺参りとは一体の夏の風物詩となっています。京都のお盆は、精霊をあの世へ送る大文字の送り火で終わります。後に昭和29年より五条坂に在ります若宮八幡宮の大祭となり現在に至っています。陶器まつりの会場周辺は、京都の観光名所の中心にあります。清水寺、京都国立博物館、祇園、六道珍皇寺…みんな徒歩圏内です。毎年約40万人の全国からやきものファンが訪れる全国最大規模の陶器祭。京都の歴史を体験できるまたとない機会です。そして、あなただけの掘り出し物の焼き物に巡りあうチャンスでもあります。

いかがでしたでしょうか。 どのイベントも京都らしく趣があり風流で、海外からも日本からも毎年多くの観光客が訪れる理由がわかりますね。どのイベントも混雑しますので、交通手段は車ではなく公共のバスや電車を使用されることをおすすめします。京都の夏のイベントで楽しいひと時をお過ごしください。