京都には、古くから多くの職人が暮らしています。その職人たちの技を受け継いだ、柿渋染めの鞄を作っている鞄工房や、「一澤帆布」の様な布製鞄を扱っている工房などのほか、革製品を扱った鞄工房まで、数多くの鞄工房がひしめき合っています。 今回は、その中から幾つかの鞄工房をご紹介していきましょう。
さすが京都は、染物の街と言われるだけあり、染めによって作られた布製の鞄工房も沢山あります。 [hr][/hr]柿渋で染められた鞄「くれあーれきき」
日本古来よりの染色の1つ「柿渋」を使った帆布などを使って、作られた鞄は、その渋みが大人でも持てる落ち着いたデザインで、男女問わず人気があります。 柿渋だけでなく、備長炭や宇治茶などを使って染められた布や、何度も染め重ねた柿渋の壺染めの布など、様々な染布を使って作られた鞄が並んでいます。 渋みのある色によって、洋装だけでなく和装でも、持ち歩くことが出来る帆布製の鞄が、京都の女性達に受けています。 [hr][/hr]出典:くれあーれきき-柿渋染
帆布製鞄と言えば「一澤帆布」
京都の布製鞄で真っ先に思い浮かぶのは、「一澤帆布」ではないでしょうか? 現在では色々あったおかげで、「一澤信三郎」と「㐂一澤」の2点に分かれて、それぞれが特徴的な帆布製の鞄を作り続けています。出典:一澤信三郎帆布
オーダーの布製鞄「YOUKO KABAN」
下京区万寿寺にある「YOUKO KABAN」では、帆布製の鞄だけでなく、麻や革、ゴブラン織、更紗などの素材を使い、オリジナルの鞄を、1つ1つ丁寧に手作りで作っています。 町屋を利用した、小さな工房には、彼女のオリジナル鞄が並んでいます。 この「YOUKO KABAN」では、オーダーバッグも受け付けていますので、興味がある方は一度覗いてみては如何でしょうか?出典:YOUKO KABAN-ギャラリー
革製鞄のおススメ工房
「Made in Kyoto」を前面に出す「Cream Company Kyoto」
終戦後直ぐに、京都御所近くで始まった革小物商「原田商店」が、1972年に立ち上げたブランドが「クリームカンパニー」です。 「シンプルで使いやすく、年をこえて、愛着を持って使えるバッグを作りたい」をコンセプトに、今もシンプルなデザインのバッグを作り続けています。 この「クリームカンパニー」の特徴は、他にはないカラーバリエーションです。全29色から好みのカラーを選ぶことが出来るので、幅広い年齢層から愛されています。 [hr][/hr]出典:Cream Company Kyoto-グローブトート SSサイズ
女性の繊細さが光る「Leather craft Rim」
女性工芸師が作り出す、繊細な皮製品は、鞄だけでなくアクセサリーやインテリア雑貨など、多岐に渡る商品が並んでいます。カラーバリエーションも豊富に揃っていますので、自分好みの1品に出会えることでしょう。 [hr][/hr]出典:Leather craft Rim
こだわりの素材で手間をかけた良いものを「AIDANA KYOTO」
「簡単に作ってしまわない」モノづくりをしている、「AIDANA KYOTO」では、鞄のほかポーチやお財布などが揃っています。 「簡単には作ってしまわない」の通り、シンプルなデザインでありながら、凝ったつくりのものが並んでいます。 鞄だけでなく、小物も見ているだけでも楽しくなります。 ここでは、革工芸の教室も開いていますので、興味がある方は訪ねてみては如何でしょうか?出典:AIDANA KYOTO