京都は言わずと知れた桜の名所が「桜のトンネル」になります。京都の桜の名所では、それぞれ全く違う景色を見ることが出来ます。歴史的な建造物と桜の景色、大自然の中に広がる桜の色合い、京都らしい町並みと桜など、魅力的な名所が多くあります。京都の「桜のトンネル」について詳しくみていきましょう。
京都の桜のトンネルで最も有名なのが「嵐電の桜のトンネル」続いて「哲学の道」、自然の中にある「淀川河川公園背割堤地区」になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
2023年でなんと24回目を迎えた「夜桜電車。桜が満開になる時期に合わせて、「桜のトンネル」がライトアップされより幻想的な景色を作り出し、そこを電車が通り抜けていきます。2024年のスケージュールはまだ発表されていませんが、例年で行くと、3月下旬から4月上旬の午後6時半~午後8時半頃で運行されています。 (※ 昼間の運行時の桜トンネルは通常通りに鑑賞ができます)
この「桜のトンネル」は、線路両側に植えられた約80本のソメイヨシノが作り出す桜並木になります。「夜桜電車」は、ライトアップ区間は、車内灯を消してゆっくりと運行します。それにより、普段とは違った桜の表情を楽しむことが出来るのです。この「夜桜電車」は特別料金や予約は不要なので、誰でも通常運賃を支払えば乗ることが出来ます。
夜桜が名所ではありますが、昼間のこの桜並木もとても美しいので、ぜひ昼の桜の景色も楽しんで頂ければと思います。
京都の四条大宮駅から嵐山駅まで結ぶ電車で「京福電鉄嵐山線」と言います。市民の足としても地元にも長く愛されている鉄道になります。洛西エリアの嵯峨や嵐山へ足を延ばす際には、多くの観光課客が利用します。電車は車の様に、渋滞がないため、観光地を効率よく回るにはとても便利なのです。京都観光の基本は電車がおすすめなので、ぜひ嵐電で旅をしてみるのもいいでしょう。
嵐電の終点の嵐山駅を降り、渡月橋まで歩くと、言わずと知れた観光地になっています。さまざまなお土産屋さんがたくさん並んでおり、桂川沿いを散策してみるのもとても楽しいものです。また近くにある嵯峨野トロッコ列車に乗り換えるのにも、便利なのが嵐電になります。
銀閣寺橋から若王子橋までの、約1.5㎞の桜のトンネル
哲学の道とは、哲学者の京都大学教授だった西田幾多郎が、思いにふける際に、好んでよく散策したことがこの地名の由来になっています。疏水と石畳の上を覆った約500本のソメイヨシノやピンクのシダレザクラ、薄い青色のオオシマザクラ等などがトンネル作り、京都らしい美しい景色を生み出します。周りにはカフェや喫茶店も多く少し、休憩しながら桜のトンネルを見渡すことも出来ます。
ソメイヨシノ250本が作り出す大自然の中の桜のトンネル
木津川と宇治川を分ける背割堤は、桜でほのかなピンク色のトンネルが出来上がります。周囲の大自然の中に広がる川沿いの絶景に思わず時を忘れてしまうほど。ソメイヨシノが1.4㎞も美しいトンネルを作り、人々の心を魅了します。ここには、芝生の広場や展望所などもあるので、のんびりと桜を満喫し、1日過ごすことも出来ます。2017年に完成した「さくらであい館」では、桜並木を地上約25mの高さから見ることができ、桜のトンネルの壮大さを上から見ることも出来ます。
「桜のトンネル」の景色は、どれも美しいものです。ライトアップされた桜のトンネルは、大事な日のデートにもぴったりですね。哲学の道は、大事な友達と気兼ねなく歩いて、会話を楽しみながら散策をしてみるのもいいでしょう。壮大な背割堤の桜のトンネルは、家族との休日に楽しく過ごすのもいいでしょう。あなたはどんな「桜のトンネル」を見てみたいと思いましたか?
2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。
日本の桜の名所が多く集まる京都。2024年の見頃はいつ頃になる?