春と秋に注目が集まる事の多い京都ですが、実は冬の季節も通常より観光客が少なくなるので、京都を満喫するにはもってこいの季節とも言えるでしょう。春は華やかな雰囲気、秋は暖かな雰囲気、さて冬はどんな雰囲気に京都は大変身するのでしょうか。おすすめの観光スポットを詳しくご説明しましょう。
金閣寺と言えば、世界から見たら日本を象徴する観光地とも言えます。この美しさから、今は世界の宝として、世界遺産にも登録されています。金閣寺は、相国寺の塔頭寺院であり、正式名称は、鹿苑寺金閣と言います。金閣寺は、本やテレビなどでよく目にする事でしょう。その中でも一際美しいとされているのが、雪化粧をした金閣寺です。その姿を実際に見た事はありますか?金閣寺の美しさは、その季節や時間によっても変わると言われ、最も美しい姿は夕日に照らされた姿と屋根に雪が積もった姿と言われています。夕日に照らされる姿は、どの季節でも見られますが、雪化粧の姿は1年に見られるか見られないかとわからない程、貴重な物と言えます。もしそれを自分の目で見た方がいるならば、とても幸運な力の持ち主であるとも言えます。この金閣寺の美しさを見たい為に、雪の日には寒さもお構いなしに、多くの人がこちらを訪れると言われています。金閣寺の雪化粧は、京都の冬の奇跡とも呼んでもいいと言えるでしょう。
■拝観時間
午前9時~午後5時
■拝観料
大人(高校生以上)400円、小・中学生300円
鹿苑寺は、拝観料を納めると拝観券として「金閣舎利殿御守護」と書かれているお札を頂けます。「開運招福」「家内安全」と書かれており、とても縁起がいい言う札になります。大事にしておくといい事があるかもしれません。
■アクセス
京都駅烏丸口バスターミナルより、101番か205番で金閣寺まで45分程。
宝泉院は、三千院の参道奥に位置する天台宗のお寺になります。こちらは新緑が美しいと有名な宝泉院ですが、雪の季節もとても魅力的な景色を見せてくれます。新緑の季節は、茶色の額に入った緑の美しい景色が、冬になると一遍して、まるで水彩画の様な景色に変わります。雪がつもった木々がより一層、立体感を出し、迫力を感じさせます。冬の季節は、新緑のシーズンよりも観光客の方が少ないので、ゆったりとこの景色を堪能する事が出来ます。またお茶とお菓子も出るので、少し休憩をしにこちらに寄って、心を癒すのもまたいいでしょう。
■住所
京都府京都市左京区大原勝林院町187番地
■拝観時間
午前9時~午後5時
■拝観料
大人800円、中高生700円、小学生600円(お菓子とお抹茶付き)
■アクセス
JR京都駅・京阪電鉄出町柳駅から大原行バス乗車し大原下車。そこから徒歩15分
冬なのに早めの春を感じられるそんなスポットとしてご紹介したいのが、北野天満宮になります。こちらは、梅の名所として有名で、境内には1,500本の梅が植えられています。毎年2月には、梅花祭が開催され多くの人で賑わいます。さてここで、北野天満宮の神紋はご存知ですか?こちらの神紋は梅であり、境内の瓦や提灯などいたるところで梅の紋を見る事も出来るので、ぜひそこにも注目して散策してみてもいいでしょう。梅の見頃は、2月上旬~3月下旬になります。見頃は春なのですが、早咲きの梅は、なんと12月中旬からつぼみが膨らみます。そして冬の寒さに負けず美しく咲き掘ります。そのタイミングが合えば、北野天満宮の歴史的建物と梅と雪という異色のコラボレーションを見る事が出来るのです。
■住所
〒602-8386 京都市上京区馬喰町
■電話番号
075-461-0005
■営業時間
4月~9月の間は、午前5時~午後6時、10月~3月の間は、午前5時半~午後5時半
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まとめ
観光客も少ない冬に、素敵な景色を独り占めしてみてはいかがでしょうか?色彩の少ない冬の景色だからこそ、自分の心と向き合ったり、心に語り掛けることは1番しやすい景色とも言えるでしょう。日ごろの疲れを、この景色に癒してもらってはいかがでしょうか?