京都の玄関口、 京都駅ビル東ゾーン7階の「東広場」が、2025年3月10日、クリエイティブカンパニー NAKED, INC.(ネイキッド)による“庭プロジェクト”の旗艦スポットとして、飲食ラウンジ「NIWA(にわ)」に生まれ変わりました。ここでは、伝統文化とアート、モダンな飲食体験が一体となった、新たな“京都らしさ”を楽しむことができます。取材を通じて、その魅力を余すところなくご紹介します。
まず、アクセスのしやすさがひとつの魅力です。京都駅中央口改札を出てすぐ、エスカレーターで7階に上がればそのまま到着。旅行者はもちろん、地元のビジネス帰りや待ち合わせの一杯としても立ち寄りやすい環境です。
“見せる”空間 — 光の茶室「貴和」
この店の目玉とも言えるのが、店内に併設された光の茶室「貴和」。
茶道裏千家の千 宗室家元からお軸が提供され、「東」の地をテーマに、竹のアートや水を感じさせるデジタル演出が施されています。中でも、テーブルにドリンクを置くと、水の波紋や花びらが投影される仕掛けなど、アート×テクノロジーの演出が随所に。
メニュー &価格感
食と飲みのメニューにも、しっかり“京都らしさ”が込められています。厳選された京都産・京都ブランドの素材を活かしたラインナップが揃っており、抹茶・日本茶・クラフトビール・日本酒まで、幅広く楽しめます。
そのひとつに、「おつまみ8種セット」があり、
- ビール向け「金」
- 日本酒向け「銀」
- ヴィーガン向け「禅」
という3つのタイプを用意。例えば「銀」には鰆西京焼きやきのこのマリネなど、魚と旬のキノコが主役として入っており、約3,000円とのこと。また、軽めのメニューも。例として、自家製おいなりサンド(すぐき入りご飯を油揚げで包んだもの)が800円、日本産無添加ソーセージを使ったホットドッグ1,200円、本日の高級抹茶ラテ700円など、気軽に立ち寄れるカジュアルさも持ち合わせています。
目の前で展開されるデジタルアートな点茶
おすすめシーン&利用のヒント
ここ「NIWA」は、以下のようなシーンで特に利用価値が高そうです:
- 観光・出張の合間に:京都駅直結・アクセス良好なので、電車の待ち時間や移動の合間に“ひと息”入れるに最適。
- デートやゆったり時間に:落ち着いた照明とアート空間で、普段と少し違う雰囲気を演出できます。光の茶室「貴和」は特別なひとときを過ごすのにぴったり。
- 友人・同僚との飲み会に:テラス席・立ち飲み席もあり、気軽な集まりから少し贅沢なひとときまでカバー。
- 季節のイベントを楽しむ:夏のビアガーデン、冬のおでんBARなど、季節毎の展開に合わせて訪れるのもおすすめ。利用のヒントとしては、以下の点が挙げられます:
- 昼11時〜の入店なら比較的ゆったり。夜22時近くになるとラストオーダーが22:30なので、時間調整は要注意。
- 人気の「おつまみセット」や茶室利用など、特別なメニュー・席は早めの来店か予約が安心です。
- テラスの天候・気温対策を(夏は日差し、冬は外気・防寒)しておくと快適です。
- 茶室「貴和」では、抹茶・和菓子セットからの利用がルールなので、そちらを注文すれば畳席での利用が可能です。
総評 — ここに足を運ぶ理由
「NIWA」は、ただのラウンジでもただのバーでもありません。「京都駅」というアクセス至便な場所に、「庭(にわ)」という概念を掲げ、食・アート・伝統文化を複合的に楽しませてくれる新たなスポットです。
- 駅直結という“入門しやすさ”
- 和食材・京都ブランドといった“地域性”
- 光の茶室・デジタル演出という“体験価値”
この三拍子が揃っていることで、「京都に来たらここに立ち寄らないのはもったいない」と思わせる佇まいがあります。旅行者だけでなく、地元の方にも「ちょっと一杯/ゆったり時間」の選択肢として魅力的です。 特に、京都らしい時間を「軽く」でも「しっかり」でも味わいたいなら、ここはベストなチョイス。駅ビルという日常でも、足を一歩上げて7階に登るだけで、非日常の“庭”が待っています。
ぜひ、次回の京都訪問時にはこの新スポットをスケジュールに組み込んでみてください。好奇心をくすぐる空間と、こだわりの味が、きっとあなたの旅の印象を一段と深めてくれるはずです。