京都の紅葉を、安心かつ安全に楽しめるバリアフリーな寺院はある??

寺院や神社は、階段や段差、砂利道など、なかなか車いすで移動をするのが難しい場所とも言えます。近年日本は高齢化社会になりつつあります。車いすを利用する人も年々増えているのが現状です。

いくつになっても綺麗な物を見ることは、素晴らしいことに変わりありません。綺麗なものや景色を見ると心は豊かになり、生きる力にもなります。 周囲に気を遣わずに、楽しめる寺院などはないのか気になるところですよね。どんなバリアフリーポイントがあるのか?また紅葉はどのような感じなのか?そんな疑問を解決しながら、秋のプランを一緒に立ててみてはいかがですか? 醍醐寺は、京都市伏見区にある真言宗醍醐派の総本山。本尊は薬師如来で、平成6年には世界遺産に登録されました。 京都の紅葉ランキング13位と人気スポットにもなります。春には、桜の名所とも言われ、木々に囲まれた寺院であることがわかります。 境内は ■上醍醐 ■下醍醐 ■三宝院 に分かれています。 特に紅葉時期におすすめは、下醍醐エリア!仁王門から続くもみじのトンネルは絶景です。また弁天堂付近は、真っ赤燃えるような紅葉を見れるスポットとしても有名です。下醍醐は、紅葉の美しさはもちろん、仁王像が祭られている西大門や有名な五重塔、金堂、弁天堂、観音堂、不動堂など、歴史的にもとても価値のある場所が数多くあり、観光スポットにもなっています。
【紅葉の見頃】 11月中旬~12月上旬 【アクセス】 1 電車の場合 地下鉄醍醐駅から徒歩10分 2 車の場合 阪神高速道路8号京都線山科出入口から約10分 名神高速道路京都東ICから約18分

☆バリアフリーのポイント☆

■一部スロープ完備 総門から仁王門まではフラットの作り、仁王門は階段が7段あります。 上醍醐は山道で不可。三宝院の殿舎内は車いす不可となります。 ■車いす用多目的トイレ有 仁王門の南方の迂回路の途中と霊宝館・三宝院内にも有。 ■車いすマークのついた駐車場2台 ■霊宝館内車いす貸し出し1台有 ■道路の広さは90センチ以上、土足禁止エリアは車いすの入場は不可

龍安寺

龍安寺は、山内にモミジや桜が植えられています。世界的にロックガーデンとも言われる石庭と紅葉を同時に見ることが出来ます。また鏡容地(おしどり池)をかこむように、さまざまな色の葉っぱが色づいた風景は、とても素晴らしい景色であり、一度見たら忘れられない景色とも言われています。
【紅葉の見頃】 11月下旬~12月上旬 【アクセス】 JR京都駅からJRバス・市バスに乗り約35分または京福電鉄龍安寺駅から徒歩7分 ☆バリアフリーのポイント☆ ■一部にスロープ完備 ■多目的トイレ有 ■補助犬も入れる ■音声ガイドや点字も導入 ■設置型音声ガイド有

知恩院

都市東山区にある浄土宗の総本山の知恩院は、木造建築の日本最大の三門は国宝となっています。三門の先にある急な石段は「ラストサムライ」でも使われた場所でもあります。 知恩院の紅葉ポイントは、国宝である三門の周りがモミジで埋め尽くされる景色になります。また京都市指定名所とも言われる、庭園の美しさも圧巻です。また、知恩院の紅葉は、清水寺や金閣寺など、どこの観光マップにも載っている観光名所ではないため、混雑は差ほど心配いりません。 京都で紅葉をゆっくり優雅に人のいない所で楽しみたいと思っている方にはとてもおすすめです。ただし夜のライトアップは別です。その期間は、混雑が予想させるので覚悟していきましょう。
【紅葉の見頃】 11月上旬から12月上旬 【アクセス】 東山駅下車 徒歩8分 ☆バリアフリーのポイント☆ ■一部にスロープ完備 御影堂と阿弥陀堂の渡り廊下がフラットな作り。庭園ほか御影堂から離れたお堂には一部段差があります。 ■多目的トイレ有 大型バス駐車場、新玄関、泰平亭横(ベビーシート)にあります。 ■補助犬も入れる ■車いすマークのついた駐車場完備 ■車いす貸し出し4台有 ■土足禁止エリアは条件を満たせば入場可 (条件:車いすのタイヤを拭く、または座敷用カバーつける)