秋の京都の定番の風景と言ったら、「五重塔と紅葉」の見事な調和ですよね。京都は、東寺をはじめとして紅葉と五重塔を一緒に鑑賞できる紅葉スポットがいくつかあります。この記事では、五重塔と紅葉を楽しむことができる名所と、綺麗に撮影するポイントをご紹介いたします。
空高くそびえ立つ五重塔と鮮やかに色づいた紅葉の調和は、秋の京都の定番風景ですよね!京都へ紅葉狩りに行ったら、思わずインスタにアップしたくなるようなステキな写真を撮りたいものです。しかし、目で見るのとは違って「カメラで撮影しようとすると上手く写真におさめるのが難しい!」と言う声も少なくありません。
五重塔と紅葉の調和を楽しむことができる京都の紅葉の名所とともに、綺麗に写真におさめるポイントも併せてご紹介します。
東寺の五重塔は、高さが約55mと現存している日本の古塔の中で最高の高さで、国宝にも指定されています。京都駅から近いということもあり、京都のランドマーク的な存在です。
京都に現存しているいくつかの五重塔の中で、池にその姿を映し見ることができるのは、実は東寺だけです。
アクセスは、「JR京都駅」の八条口から徒歩約15分、近鉄を利用する場合は「近鉄東寺駅」から徒歩約10分です。
京都に現存している五重塔の中では、最古のものとされている醍醐寺。京都市内最大の寺院で、国宝にも指定されています。夜間ライトアップが行われるので、昼間でも日没後でも色鮮やかな美しい紅葉を楽しむことができます。
アクセスは、市営地下鉄「醍醐」で下車して徒歩約10分、京阪バス「醍醐寺前」で下車してすぐです。
八坂の塔として親しまれているこの五重塔は、聖徳太子が建立したのが始まりだとされています。高さ約46mのこの塔は、東山通から夢見坂(八坂通り)を上がっていくと、京都の街並みの中に姿が見えてきます。周辺の紅葉と共に京都タワーも一緒に臨むことができ、様々なアングルからの撮影も楽しめます。
「京都祇園四条駅」から徒歩15分、もしくは「地下鉄東山駅」から約25分です。
仁和寺の五重塔は、東寺の五重塔と同じぐらいの時期に建立されたことから、建築様式が似ていて、各層の屋根の幅がほぼ同じになっています。高さ約36mのこの塔は、「御室桜」と共に仁和寺のシンボルとして有名ですが、秋の紅葉との調和も思わずため息が出てしまうほど見事なものです。
下から五重塔を見上げて紅葉の雲に浮かんでいるような姿を楽しむのはもちろん、紅葉の隙間から見える五重塔も風情があり素晴らしい風景です。
JR嵯峨野線を利用する場合は、「円町駅」で下車し、そこから市バス26番にて約10分、もしくは「花園駅」で下車し、そこから徒歩で約15分、タクシーを利用すれば約5分で到着です。荒電を利用する場合は、「御室仁和寺駅」で下車し、徒歩約3分です。
五重塔と紅葉を綺麗に撮影できるおすすめの時間帯は?
早朝や昼間、ライトアップで光に照らされる夜間・・・。いつの時間帯に見ても美しい紅葉ですが、五重塔と一緒にカメラおさめるならば、時間帯にも配慮しましょう!五重塔をてっぺんまで全てカメラにおさめようとすると、どうしても太陽(空)との関係に大きく左右されがちです。
例えば、午前中から正午過ぎの時間帯に五重塔と紅葉を一緒に撮影すると、逆光になってしまい、白とびしたり空の様子を綺麗に撮ることができません。せっかくの美しい紅葉を写真に綺麗に残せず、残念ですよね。
また、夕方が近づくにつれて建物や木々の影が落ちてくるため、紅葉がそれらの影になり、綺麗に撮影することが難しくなってきます。
五重塔と紅葉を撮影する一番おすすめの時間帯は、12時半ぐらいから15時前ぐらいまでの時間帯です。青空と五重塔の姿も綺麗に映り、色鮮やかな紅葉との見事な調和を撮影することができます。
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五重塔と色鮮やかな紅葉が見事に調和した景色は、秋の京都の人気の風景です。京都には五重塔と紅葉を一緒に楽しめる名所がいくつかあり、その代表的なスポットが、東寺、醍醐寺、八坂の塔(法観寺の五重塔)、仁和寺の五重塔です。それらの五重塔と紅葉を綺麗に撮影するには、時間帯がとても重要で、一番のおすすめは12時半から15時前までの時間帯です。