京都下鴨神社の紅葉の見ごろは少し遅め?!広大な敷地に広がる色鮮やかな紅葉を楽しむポイントをご紹介!!

京都下鴨神社での紅葉の見ごろは、京都の他の紅葉スポットと比較するとやや遅めなので、「今年の紅葉を見逃してしまった!」なんて場合にもおすすめのスポットです。敷地自体もかなり広いので、混雑も少なくゆったりと快適に散策を楽しめます。ここでは、下鴨神社の紅葉をもっと楽しむための情報をご紹介します。

ユネスコの「古都京都の文化財」の一つとして登録されている下鴨神社は、正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と言い、紀元前90年に神社の瑞垣の修造が行われた記録があることで、日本最古の神社仏閣の最有力候補としても知られてます。 交通安全や縁結び、厄除け、美肌のご利益があるため、特に若い女性から人気の高い観光スポットで、パワースポットとしても名高いです。地元の方たちからは「下鴨さん」と呼ばれ、地元京都でも非常に親しまれている神社なのです。

下鴨神社の詳細情報

【所在地】京都府京都市左京区下鴨泉川町59 【電話番号】075-781-0010 【拝観時間】6:30~17:00(宝物殿は10:00~16:00)森は制限なし 【休業期間】年中無休 【拝観料】大人500円、小人250円 【駐車場】120台あり 200円/30分※初詣時期(1月1日~5日)は500円/60分(ただし、糺の森や河合神社に行くためには一度往復する感じになってしまうため、神社南側のコインパーキングに停めて、河合神社方面から境内に入る方が良いかも知れません。)

下鴨神社へのアクセス

電車やバスなどの公共機関を利用する場合は、京都駅から下鴨神社まで乗り換えなしで行けるバスを利用するのが良いでしょう。市バス4番・205番に乗り、下鴨神社前もしくは糺の森前というバス停で降りればすぐです。秋の京都は道路も混雑することが予想されていますので、バスだと時間がかかりそうだという場合には電車とバスを乗り換えして行くことをおすすめします。京都駅から北大路駅まで電車を利用し、北大路駅から下鴨神社前までは市バス1番・205番を利用しましょう。

京都下鴨神社の紅葉情報

数多くある京都の紅葉の名所の中でも、美しい紅葉を混雑に邪魔されることなくゆっくりと堪能することができることで人気の下鴨神社。紅葉の見ごろの時期が比較的遅めなので、「今年の紅葉を見逃してしまった!」なんて方にもおすすめです。

12月でも楽しめる?!下鴨神社の紅葉の見ごろは?

京都の人気紅葉スポットでの紅葉の見ごろは、11月中旬~11月下旬ぐらいというところが多いのですが、下鴨神社の紅葉の見ごろは例年12月上旬~12月中旬と他と比較するとやや遅めなのが特徴です。11月の終わりごろ徐々に色づき始め、やがて訪れる人々を圧倒するほどの美しい色に染まっていきます。 [hr][/hr]

下鴨神社の紅葉の見どころは?

下鴨神社での紅葉の見どころは、何と言っても境内にある「糺の森(ただすのもり)」です。東京ドーム約3個分の広大な森は、縄文時代からあるという原生林で古代祭祀の遺構が残ります。糺の森には約40種・4700本もの樹木があり、そのうち600本近くはなんと樹齢200~600年を超える大木なんだそうです。しかしながら、2018年の台風21号で大きな被害が出てしまったそうです。 そんな糺の森は、ゆったりと散策を楽しむことができ、いつ訪れても荘厳な雰囲気。ケヤキやムク、エノキなどの木々が約12万平方メートルの森を色鮮やかに染め、訪れる人たちの目を存分に楽しませてくれます。また、糺の森には瀬見小川と泉川という2つの小川が流れていて、その川沿いの鮮やかな紅葉も見どころです。木のベンチに座って、紅葉を眺めながら小休憩するのにもぴったり!川面に落ちた紅葉もまた風情があり、思わず写真におさめたくなるような美しい風景を楽しむことができます。 また、糺の森の南口鳥居は大きくて真っ赤な鳥居が見ものです。その周りを取り囲む紅葉も負けず劣らずの存在感をしめしています。奥には楼門が見えます。朱色の柵の中にある「相生社 連理の賢木」は、縁結びスポットとなっています。杉なんかによく見られる現象で、2本の木が融合し途中から1本になっていて、樹種は榊ではなく樫の木です。御手洗池と御手洗社には、みたらし川という小川が流れていますが、みたらし団子の発祥の地でもあるそうです。7月の土用の丑の日にここの清水に足をつける神事が行われます。この辺のイチョウが紅葉シーズンに黄金色に染まり美しい輝きを魅せます。その他、中門・舞殿・言社・西本殿・東本殿などそれぞれが違った雰囲気を持ち、比べて見るのも楽しいですね。 [hr][/hr]

どのくらい混雑するの?

一年中多くの観光客で賑わう京都の観光スポットですが、特に紅葉のシーズンはいつもよりも多くの観光客が美しい紅葉を見るために訪れます。人気の高い有名な紅葉スポットはどこも混雑必至の状態になりますが、広大な敷地を持つ下鴨神社では比較的ゆったりと観光や散策を楽しむことが可能です。拝観時間は6時半~17時ですので、観光客が少なめの早朝や夕方ごろを狙って行くと、周囲の観光客が映りこんでいない綺麗な紅葉の写真を撮ることもできます。

下鴨神社の摂社である河合神社

糺の森の中にある下鴨神社の摂社「河合神社」には、玉依姫という初代天皇・神武天皇の母である祭神が祀られていて、安産祈願・縁結び祈願など女性に嬉しいご利益がある神様として知られ、全国各地から女性がたくさん訪れるパワースポットとして人気を集めます。早朝にも関わらず若い女性が参拝していたりするのも河合神社ならではの風景です。 社殿横に飾られているのは、手鏡の形をした絵馬。「鏡絵馬」といわれるこちらは、化粧を施して奉納することで美人になることができるというご利益ものです。 河合神社は美しい紅葉も楽しむことができますので、女性は特に足を運んでみてくださいね。

下鴨神社の近くで楽しめるおすすめ人気ランチ

朝から下鴨神社を参拝した後は、京都ならではの美味しいランチを楽しんではいかがでしょうか?ランチを楽しんでお腹を満たしたところでゆっくり散策も良いですね。美味しいランチを楽しむことができる人気のお店をご紹介します。

下鴨茶寮

素材の味を大事にする、京都らしいお料理を楽しむことができるのが、下鴨神社から徒歩でもアクセス可能な下鴨茶寮です。1856年創業の下鴨茶寮は、京料理や懐石料理を堪能することができる老舗料理店です。ディナーだと値が張るものが多く敷居が高い感じがしてしまいますが、ランチならリーズナブルな価格で本格的な味を楽しむことができます。下鴨茶寮のお料理は、それも芸術的な彩りが特徴で、京料理らしく出汁がきいている優しい味が特徴です。下鴨神社から徒歩12分の出町柳駅からも徒歩8分と、アクセスしやすいところも嬉しいですね! [hr][/hr]

下鴨デリ

契約している丹波の農家から毎日届けられる新鮮な野菜を使用した料理を楽しめるのが、出町柳駅から徒歩15分の場所に位置する下鴨デリです。彩りが鮮やかなデリが20種類ほど並び、ショーケースを見ているだけでワクワクしてきてしまいます。テイクアウトもできるので、お天気が良ければピクニック気分で食べるのもおすすめです。

下鴨神社周辺の紅葉スポット

下鴨神社を訪れた際は、近くにまだまだ紅葉が美しいスポットが数多くありますので合わせて訪れてみるのも良いかも知れません。その中でおすすめをいくつかご紹介します。

上賀茂神社

世界遺産にも登録されている上賀茂神社は、まるで錦絵のようだと称される美しい紅葉が人気を集めるスポットとなっています。境内には小川が流れ、そこに沿うようにして並ぶカエデが紅葉のトンネルを作ります。また、二の鳥居周辺の紅葉も美しいそうです。 境内には常緑樹も豊富であるため、紅葉シーズンになると赤や黄色に染まった木々たちと、常緑樹の緑が混ざり合い、色彩豊かな紅葉が見られます。

瑠璃光院

瑠璃光院の見どころはなんといっても「逆さ紅葉・鏡の紅葉」です。瑠璃の庭に植えられたカエデが、書院の窓いっぱいに広がり、漆塗りの机の天板や床板に見事に映り込むその光景は一生のうち一度は生で見てみたいと思わせるほどの美しい光景です。 春と秋にのみ特別拝観が行われ見ることができるという特別感がより一層見るものの心を引き寄せます。

圓光寺

圓光寺の紅葉は十牛之庭と奔龍庭の2つの庭園で美しく色づきます。苔や竹林の名所としても名高く、紅葉シーズンになると全ての魅力が詰まった贅沢な景色を眺めることができます。また、山門前の紅葉も美しく受付前で無料で見ることができるので気軽に楽しむことができます。

詩仙堂

1641年に江戸時代の文人・石川丈山によって建てられた詩仙堂。その名の由来は、狩野探幽が中国の詩仙36人を描いた肖像と丈三が書いた詩が四方の壁にかけてある部屋があることなんだそう。そんな詩仙堂の見どころは美しい庭園にあります。白砂と刈り込まれたさつき、ししおどしの風情ある竹の音が美しく、紅葉シーズンには木々の赤や黄色、白砂の白とコントラストが素晴らしいです。

まとめ ユネスコの「古都京都の文化財」の一つとして登録されている下鴨神社での紅葉の見ごろは比較的遅めです。東京ドーム約3個分と言う広大な広さなので、他の有名観光スポットと比べるとゆったりと観光や散策を楽しむことができます。美しい紅葉を含めた見どころが満載です。下鴨神社の近くには、京都ならではの食事を楽しむことができるお店もあり、休憩しつつ美味しいランチも堪能できます。また、近くには瑠璃光院など有名スポットも数多くあるので合わせて見て回るのも良いでしょう。