京都市民からも「お西さん」の愛称で親しまれる「西本願寺」の魅力とは

出典:【西本願寺(お西さん)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet

京都は、日本の中でもとても有名な観光スポットになります。京都には、世界遺産が17つもあると言われ、1年を通して世界中の方が多く訪れる場所でもあります。「西本願寺」は、国宝や重要文化財も多いのが特徴です。さて「西本願寺」の魅力をご紹介していきましょう。

「西本願寺」の歴史

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西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山になります。宗派については浄土真宗「西本願寺派」と誤った呼び方をされてしまうことがありますが、正しい呼び名は「本願寺派」になります。正式名称で言うと「龍谷山 本願寺」になりますが、真宗大谷派の「東本願寺」と区別するために「西本願寺」という名でも呼ばれています。 1272年京都の東山に建てられた浄土真宗の開祖・親鸞聖人の廟堂が本願寺の始まりと言われています。親鸞聖人はお経「大無量寿経」に記されている阿弥陀仏の救済を説き、多くの人の信仰を集めたと伝えられています。その後に、本願寺は権力への抵抗運動も繰り広げながら、滋賀、福井、和歌山など一定の場所には留まることはなく、移り変わっていきました。なんと大阪では、織田信長と10年にわたり攻防を繰り広げたとも言われています。この当時廟堂を守る留守職であった顕如上人は、最終的に信長と和解する約束を結んで、和歌山へ移りました。しかし、その子どもでもある教如上人は残って抵抗を続けたと言われています。教如上人はその際に、一度勘当されてしまいますが、後に和解します。1591年に豊臣秀吉に土地を寄進された父と共に現在の地に移ることとなりました。しかし、顕如上人亡き後後継者問題が起き、1603年に徳川家康に土地を寄進された教如上人は東本願寺を設立し、その後も本願寺は東西に分かれたまま現在の形に至ります。これが「西本願寺」の歴史でもあり、「東本願寺」と分かれた由来であります。 [hr][/hr]

「西本願寺」の見所とは

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西本願寺には、国宝や重要文化財の建造物を始め美術品も多くあります。1994年12月に「古都京都の文化財」として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。ここで紹介する本尊の阿弥陀如来が安置されている阿弥陀堂(本堂)と、親鸞上人の木像がある御影堂、書院、書院の北側にある北能舞台は、すべて国宝建造物になります。ぜひここを訪れたい際には、ご覧になる事をおすすめします。 その中でも、北能舞台は1581年に記された墨書紙片が今も尚残されており、現存する日本最古の能舞台として大切にされている場所です。その他にも、境内南側の北小路通に面した場所には、伏見城の遺構とも伝えられる国宝建造物の唐門が佇んでいます。この門の見所としては、桃山時代に彫られたとされる豪華な装飾彫刻になります。この美しさは、見ていると日の暮れるのも忘れると言われた事から「日暮らし門」という別名もある程です。 そして、3層からなる楼閣建築の飛雲閣は、金閣や銀閣と共に「京の三名閣」とも言われている国宝になります。こちらも桃山時代に作られた建物です。秀吉が邸宅として建てた聚楽第(じゅらくだい)の遺構とも言われています。最後に、境内の北東の隅の太鼓楼もまた見所と言えるでしょう。江戸時代末期に、池田屋事件で脚光を浴びた新選組が、ここに本陣を置き、幕末史の舞台にもなった場所になります。 [hr][/hr]

今注目の的でもある御朱印「西本願寺」の特徴は?

実は、「西本願寺」では御朱印と御朱印帳は残念ながらありません。ただし、参拝記念スタンプはあるので、参拝した証として拝受するのもいいでしょう [hr][/hr]

「西本願寺」へのアクセス方法

京都駅からは、徒歩で19分程かかります。なかなかこの距離を歩くのは大変な方も多い為、おすすめはバスになります。京都駅から西本願寺へ、バスで行く場合は、JR京都駅の中央改札口から出たら、京都駅バスターミナルへ向かいましょう。そのバスターミナルから、市バス9・28・75番に乗車し「西本願寺前」の停留所で下車すると、徒歩ですぐの場所に「西本願寺」があります。また阪急河原町駅・京阪祇園四条駅からバスで行く場合には、市バス207番に乗車し、「島原口」下車しましょう。その他のアクセス方法として、自家用車で行くことも出来ます。「西本願寺」には、300台ほどの停めることが出来る無料の駐車場があります。西本願寺の駐車場は寺院の北側にあり、駐車場から境内に入る場合は北側の入口から入ります。 [hr][/hr]

「西本願寺」詳細

■営業期間 午前5時半~午後5時 ■所在地 京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル MAP [hr][/hr]

まとめ 「西本願寺」には日本の宝の名所とも言える場所になります。国宝ひとつひとつの歴史を調べていくことで、より充実した時間を過ごすことが出来るとも言えるでしょう。京都を訪れる際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。