京都府内人気上位の桜の名所!二条城から見る美しい景色は?

二条城は京都府内の人気お花見スポットランキングで、上位にランクインする桜の名所となっています。そんな桜の本数は、約300本、50品種にも及んでいます。種類が豊富な分、長い期間桜を楽しむことも出来ます。さてここからは、二条城の桜について詳しく見ていきましょう。

京都の世界遺産として有名な二条城の、城内の桜は、桜の園、清流園、城内西側の主に3つのエリアに分かれており広い範囲で桜を楽しむことができます。それぞれの魅力がありますが、特におすすめなのは、城内北側の清流園、本丸庭園の南側にある桜の園に、多くのサトザクラが植えられており、その姿はとても美しいものになります。清流園は昭和40年(1965)に新しく造られたお庭で、西側半分が和風庭園・池泉回遊式庭園、東側半分が洋風庭園となっており芝生が広がっています。 また、本丸御殿西側の並木道には、ベニシダレザクラが咲き誇り、こちらを散策することができます。その様子はまるで桜のシャワーのように見えます。 この他、和楽庵といわれる優雅な趣ある茶室があり、こちらは江戸時代初期の豪商角倉了以の屋敷の一部と庭園の池石約800個を移築してできたものだそうです。ソメイヨシノ・ヤマザクラ・ヤエベニシダレなどの美しい桜の共演を贅沢に味わうことができます。 清流園のソメイヨシノとシダレザクラが作るアーチもとても魅力的です。二条城桜まつり開催期間はライトアップも行われ、二条城の魅力を更に感じることが出来ます。

 

2024年の二条城の桜の開花状況は?

例年の二条城の見頃は3月下旬~4月中旬になります。桜の開花は去年の気温なども大きく関わりがあるため、1週間前後することもあるようです。 2024年の桜前線の予想では、京都は3月23日前後の開花、4月1日頃に満開の予想です。 二条城には色んな種類の桜が咲きますが、ソメイヨシノや枝垂れ桜などその種類によって見頃の時期は様々です。また、枝垂れ桜の中でも早咲き・遅咲きとがあります。 そんな二条城の桜の見どころといえば、比較的早い時期に咲くソメイヨシノやヤマザクラなど、また遅咲きの枝垂れ桜なのではないでしょうか。 見頃の時期をしっかりと確認してから向かうことで、現地に行ってから想像とは違ったといったことのないようにしましょう。 ちなみに二条城の公式ホームページ内に、城内に咲く桜の品種一覧が写真付きで載っていますし、「二条城桜マップ」のPDFファイルも載っていますので、参考にしてみてくださいね。

二条城とは?

日本の世界遺産としても登録されている二条城は、江戸時代を代表する武家風書院造りの建築物で、800畳あまりの広さに33室の客室を持つとても豪華な内容となっています。国宝にもなっている二の丸御殿では、廊下がうぐいす張りになっており、歩く度にキュッキュッと音がなります。江戸幕府の始まりと終わりの舞台になった二条城は、堀を巡らし石垣に囲まれた広大な城内には、二の丸御殿をはじめ、本丸御殿(重要文化財)や二の丸庭園(特別名勝)などがあります。御殿の前に広がる特別名勝二の丸庭園では、池の中心に2つの島があり、そこに4つの橋が架けられています。二の丸庭園でも桜を楽しむことができます。 大きくて立派な外観に反して、内部はきらびやかさが光っています

「二条城」
・通常観覧 午前8時45分~午後4時(入城は午後5時まで)
・夜間観覧(ライトアップ) 午後6時~午後9時00分(閉城は午後10時)
通常観覧と夜間観覧は入替制となり、夜間観覧時は観覧エリアが限定になります。
・一般1,300円、中高生400円、小学生300円(二の丸御殿観覧料含む。)
※ 企画により別途料金が必要。
・ライトアップ観覧料金
●月~木
<早割料金>
中学生以上 1,600円
小学生 1,000円
<通常料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,200円
●金~日・祝
<早割料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,400円
<通常料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,600円
●特 定 日
<早割料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,800円
<通常料金>
中学生以上 2,800円
小学生 2,000円


・住所 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
・アクセス JR京都駅から京都市営バス50・101番で20分、バス停は二条城前下車、徒歩2分。または京都市営地下鉄二条城前から徒歩5分。
※トイレは4ヶ所あります。また、お花見の際は休憩所以外での飲食禁止、城内は禁煙となっています。

ルールを守ってお花見を楽しみましょう。 また、広い二条城全体を歩くとなると距離も長くなりますので、歩きやすい格好で行くことをおすすめします。

二条城桜まつり2024

世界遺産 二条城では、令和5年3月に文化庁が京都に移転したことを記念し、令和6年度も「二条城桜まつり2024」を開催します。  昼は、文化体験企画を中心に、様々なイベント展開して二条城の春を楽しんでいただけます。また、夜には、桜や歴史的空間を活かしたライトアップを行い、お越しいただいた方々を幻想的な世界へ誘います。  城内には、早咲きから遅咲きまで、約50品種300本の桜があり、カンヒザクラを咲き始めとして、ソメイヨシノ、山桜、枝垂桜、里桜と、約1箇月もの間、桜を楽しんでいただけます。


●二条城桜まつり2024
開催期間:令和6年3月8日(金曜日)~4月7日(日曜日)
開催時間:午後6時~午後9時(午後10時閉場)
・チケット料金(税込)
●月~木
<早割料金>
中学生以上 1,600円
小学生 1,000円
<通常料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,200円
●金~日・祝
<早割料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,400円
<通常料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,600円
●特 定 日
<早割料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,800円
<通常料金>
中学生以上 2,800円
小学生 2,000円
 

二条城の混雑状況

毎年数十万人もの観光客がライトアップを一目見ようと訪れました。ライトアップの開城時間前になると、入城券を買い求める人で長蛇の列が出来ることもしばしば。城内に入ってしまえば敷地も広大なので、人がいすぎて何も見えないということにはなりません。ライトアップの混雑を避けるには、遅めの時間帯がおすすめです。粋な計らいですが、和服だと入場無料というイベントを行っていたため、開城時間頃、和装であればすぐに入れるなんてこともあります。

2024年二条城桜まつりは?

現在の予定の開催期間

期間:令和6年3月8日(金曜日)~4月7日(日曜日)
通常観覧:午前8時45分~午後4時(午後5時閉城)
ライトアップ:午後6時~午後9時(午後10時閉場)
※ ライトアップは観覧エリアが限定されます。
料金
通常観覧:午前8時45分~午後4時(午後5時閉城)
一般1,300円、中高生400円、小学生300円(二の丸御殿観覧料含む。)
※ 企画により別途料金が必要
・ライトアップ
●月~木
<早割料金>
中学生以上 1,600円
小学生 1,000円
<通常料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,200円
●金~日・祝
<早割料金>
中学生以上 2,000円
小学生 1,400円
<通常料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,600円
●特 定 日
<早割料金>
中学生以上 2,400円
小学生 1,800円
<通常料金>
中学生以上 2,800円
小学生 2,000円

その他のオススメ桜スポット

神泉苑

長い歴史を持つ庭園であり、812年に嵯峨天皇が初めてお花見というものを行ったのが神泉苑だそうです。その後の天皇たちから花見は主流となって伝わっていったそうです。 狂言などの催しごとも行われています。

【拝観時間】8:30~20:00
寺務所(授与所・御朱印):9:00~17:00 御朱印受付は9:00~16:30となります。
【拝観料】境内無料
【所在地】京都府京都市中京区門前町166
【電話番号】075-821-1466
【アクセス】地下鉄東西線「二条城前駅」下車徒歩約2分

平安神宮

二条城から、地下鉄の東西線で東山駅へ向かい駅から徒歩で約15分ほど歩くと到着するのが平安神宮です。東山駅からバスで行くことも可能です。 京都で遅咲きの枝垂れ桜を見たいなら平安神宮がオススメです。平安神宮の裏には庭園があり(大人600円、小人300円)この広い庭園内に遅咲きの枝垂れ桜が数多く植えられています。 枝が折れないようにと設けられた竹の柵があるのですが、通路の柵の下から見る枝垂れ桜はまた違った表情を魅せてくれます。

【拝観時間】6:00~18:00 ※神苑8:30~17:30(3月1日~14日・10月は17:00、11~2月は16:30)
【拝観料】境内無料 ※神苑は600円
【所在地】京都府京都市左京区岡崎西天王町
【電話番号】075-761-0221
【アクセス】市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、徒歩約5分・地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩約10分

原谷苑

原谷苑(はらだにえん)の桜の見どころといったら、まずはその数の多さではないでしょうか。所狭しと植えられた枝垂桜は見応え抜群です。 また、その間から顔を見せる他の花たちも良いアクセントとして魅了してくれます。 こちらは個人経営の庭園のようなので、他の観光地に比べると入園料はやや高めですが、それだけの価値ある場所といえます。(大人1500円程度、小人500円程度 個人庭園につき時価) ちなみに、原谷苑はやや北側の高い位置にあるという立地条件から、平地部の桜の名所に比べると少し遅咲きのようです。 また、アクセス方法としてバスは本数が少なく、地元の方が使うため別の方法を取るようにと公式サイトに注意書きがあったりします。 原谷苑のFacebook上でシャトルバスの情報も公開されます。 アクセス方法や開花状況の事前チェックは必須ですね。

【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】1,500円程度 ※開花状況により変更する場合があります。
【所在地】京都市北区大北山原谷乾町36
【電話番号】075-461-2924
【アクセス】市バス「原谷」下車すぐ

上賀茂神社

バス停「二条城前」から、9系統・西賀茂車庫行きで「上賀茂御園橋」まで向かうと上賀茂神社に到着です。 上賀茂神社は、桜の本数自体は少なめですが、枝垂桜の遅咲きと早咲きの両方が植えられていて、タイミングによっては両方同時に見ることができるようです。 いずれにしても事前チェックは欠かせないポイントです。

【拝観時間】5:30~16:00
【拝観料】国宝・本殿権殿特別参拝料:500円
【所在地】京都府京都市北区上賀茂本山339
【電話番号】075-781-0011 
【アクセス】JR京都駅から市バスで約30分「上賀茂神社前」下車、徒歩5分

半木の道

鴨川沿いの半木(なからぎ)の道には、遅咲きの枝垂れ桜が立ち並びます。 一直線に立ち並ぶ桜並木は圧巻の見応えです。 また平安神宮と同様に、道路の柵ごしに見る枝垂れ桜も楽しむことができます。 鴨川の東側を指す「半木の道」を、川の反対側に渡って見るのもまた違った景色となりオススメです。その際、鴨川を渡るために石柱がありますのでそれを使って対岸へ渡ってください。

【所在地】京都市左京区下鴨半木町
【アクセス】地下鉄烏丸線「北大路駅」下車徒歩約10分

平野神社

バス停「二条城前」から50系統・立命館大学行きのバスに乗り、「衣笠校前」まで向かえば平野神社があります。 こちらの桜は種類が多いのが見どころです。緑色の「御衣黄(ぎょいこう)」などといった珍しい桜もあります。とはいえ一種類ごとの本数はあまり多くないため、見頃というとソメイヨシノが満開になる時期に合わせて向かうと良いかもしれません。 遅咲きの枝垂桜もありますが、その頃には全体のボリュームには欠けてしまうかもしれません。遅めの時期に訪れる際は、全体的な風景を楽しむよりはひとつひとつの桜をじっくり見て楽しむのが良いと思います。

【拝観時間】6:00~17:00 ※夜桜観賞3月下旬~4月中旬、日没~21:00 (予定)
【拝観料】境内無料
【所在地】京都市北区平野宮本町1 
【電話番号】075-461-4450
【アクセス】市バス「衣笠校前」下車徒歩約2分

蹴上インクライン



二条城からアクセスが良い桜スポットで、地下鉄東西線の1本だけ・二条城前から蹴上駅に向かうと蹴上インクラインに到着です。 また船の上から桜を楽しむことができる十石舟も、すぐ近くから運行されています。 (京都府旅行業協同組合ホームページから要予約)

【所在地】京都府京都市左京区粟田口山下町~南禅寺草川町
【アクセス】地下鉄「蹴上駅」下車、徒歩約3分・市バス「法勝寺」下車、徒歩約5分

京都 光溢れる桜の花筏4K Youtube

2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

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