出典:六波羅蜜寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign
六波羅蜜寺と言えば、重要文化財と言われている空也上人立像が有名と言えるでしょう。この名前ではなく、この仏像の姿でピンと来る人もいるのではないでしょうか。学生時代に教科書で一度は見た事はあるはずです。この空也上人立像の姿としては、口からなにか出ている!と黙ってはいられない程の衝撃的な仏像と言えます。さて、この六波羅蜜という意味をご存知の方はいますでしょうか?この世に生きたまま、仏様の立場に行き着くための6つの修業という意味になります。要は波羅蜜とは、悟りを開く事という事です。さてこの六波羅蜜寺の歴史や疑問について、詳しくみていくとしましょう。
清水寺から程近いこのお寺は、その周辺の様子とは少し雰囲気が異なります。賑やかで多くの人が行きかう清水寺付近に比べ、静かな住宅街の中にあるのがこの六波羅蜜寺になります。このお寺は、平清盛とゆかりが深いと言われています。今現在六波羅蜜寺が建っている場所は、平安時代の頃は平家の本拠地と言われていました。さてなぜ六波羅という地名がついたかと言うと、実はお寺の名前から地名を取ったと、言い伝えられています。お寺から地名をとるとは、少し驚きですね。 六波羅蜜寺を建てたとされるのが、醍醐天皇の第二皇子である空也上人になります。951年は京都では疫病が広まり多くの庶民が苦しんでいました。これをなんとかしなければと考えた空也上人は、自分で一面観音を彫り上げます。そしてそれを曳き車に乗せ、市内を回ったとされています。その際に空也上人が病気の人であれば身分は関係なく、小さな梅干しと昆布を入れたお茶を入れて、病気が治るように願いながら配ったとされています。これは現在にも語り継がれ、無病息災の皇福茶としてお正月に六波羅蜜寺を訪れた方々に振舞われています。平安時代になると、平清盛が六波羅蜜寺の敷地内に平家の拠点を置いた事により、平家の方々の館がこの近辺に増える事となりました。しかしながら、平家と源氏の戦いで敗れた平家は、1183年に兵火によって本堂以外は、焼失してしまいます。その後は、源頼朝や徳川家の大きな力で再興されるものの、何度も火災に合い度々焼失してしまう事となります。明治維新の際に、領地は今の大きさに縮小されました。その後年月経ち、1969年に開創1000年を記念し、本堂の修理が行われ、昔の様な豪華絢爛な風貌を取り戻したと言われています。 [hr][/hr]出典:六波羅蜜寺 – Wikipedia
六波羅蜜寺のおみくじとは
こちらのお寺では引く事が出来るのが、開運推命おみくじです。このおみくじは、よく当たるととても評判がいいので、多くの方が足を運びます。生まれた年、月、日、時刻を元になっているおみくじになります。この4つのキーワードを使って運勢を導いていくのですが、六波羅蜜寺では時刻は含まずに1年の運勢を導きます。普通のおみくじとは少し違い、どちらかと言うと占いに近い形とも言えるでしょう。そしてこのおみくじの期間が決まっています。節分後の2月4日から翌年の2月3日までを1年として運勢を出していきます。開運推命おみくじは、本堂でしか買う事が出来ません。ここでひとつ注意点として、年齢に制限があります。13歳未満の子どもと88歳以上の方はこのおみくじはありません。 [hr][/hr]六波羅蜜寺の周辺の観光スポット
■六道珍皇寺(徒歩15分) あの世とこの世が通じていると言われている不思議な力を持つお寺には、普通のお寺では見られない景色も見る事が出来ます。 ■清水寺(徒歩15分) 京都の中だけではなく、世界各国からその壮大な美しさと迫力を一目見ようと観光客が集まる、京都で1番とも言える観光スポットです。 [hr][/hr]六波羅蜜寺へのアクセス方法
京都駅から1番わかりやすいアクセス方法がバスになります。京都駅前にあるバスターミナルのD1乗り場から100系統のバスに乗車しましょう。バス停清水道で下車します。そこからは歩いて六波羅蜜寺へ行きましょう。おおよそ京都駅から20分~25分程で着くでしょう。この100系統のバスは、本数が多いのでもし乗り遅れてしまっても、すぐに次のバスが来ます。待ち時間はほとんどなくしてバスへ乗れるほどの本数の多さです。 [hr][/hr]出典:六波羅蜜寺 – Wikipedia
六波羅蜜寺の詳細
■住所 〒605-0813 京都府京都市東山区轆轤町81-1 MAP ■電話番号 075-561-6980 ■営業時間 午前8時~午後5時 ■料金 大人 600円、大学生、高校生、中学生500円、小学生400円 [hr][/hr]さて六波羅蜜寺の歴史や魅力について少しはお役に立てたでしょうか?この建物だけでもこんなに色々な歴史を辿ってきています。私たちがしっている歴史は、ほんの一握りとも言えることがわかるでしょう。せっかくの旅の際に、少し歴史を学んでから京都へ足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと楽しさがまた変わってくるはずでしょう。