2024年が始まりあっという間春の訪れがすぐそばまで来ています。日本の春の花と言えば「桜」が1番に思い浮かぶのではないでしょうか?京都の桜の名所の魅力に迫っていきましょう。
1年に1度しか見られない桜が作り出す美しい景色を見るには、どこがおすすめ?京都の名所とは?
■仁和寺「御室桜」
■淀川河川公園背割堤地区の「桜並木」
■嵐山で見られる「桜のトンネル」
こちらは、ぜひ今年訪れて欲しい桜の名所になります。
仁和寺の桜の名所と言えば、中門をくぐった西側一帯になります。国の名勝に指定されている「御室桜」の林には、約200本の桜があります。重要文化財の五重塔と「御室桜」が織りなす景色はまさに名所の名にふさわしい景色になっています。この「御室」の意味をみなさんご存知でしょうか?天皇が出家して住まわれた御座所のことを言います。平安時代、宇多天皇が出家して仁和寺に御室を設けて住まれたことから、「御室御所(おむろごしょ)」と称されるようになったと言われています。ここにある御室桜は「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
木津川と宇治川を分ける背割堤で見られる桜並木は、約250本のソメイヨシノが1.4㎞も続いています。この美しさは、京都の桜の名所の中でも上位に入ります。この美しさを1番に感じる方法は、芝生の上に寝ころびながら空に広がる桜を下から眺めることです。ここは国営公園なので、芝生の広場や展望所などもあり、1日のんびり過ごすことも出来ます。また2017年に完成した「さくらであい館」では、桜並木を地上約25mの高さから見ることが出来ます。上から眺める桜並木はまるで、周りの緑の中で桜の川のように美しく輝いていると言っても過言ではありません。
桜が満開になる時期に合わせて、「桜のトンネル」がライトアップされより幻想的な景色を作り出します。その景色の中を電車で走る「夜桜電車」。例年で行くと、3月下旬から4月上旬の午後6時半~午後8時半頃で運行されています。2019年は、3月30日(金)~4月1日(日)までの3日間のみ、嵐電北野線鳴滝駅から宇多野駅間の区間の約200メートルを運行しました。2020年(令和2年)から当面休止中です。「夜桜電車」は、ライトアップ区間は、車内灯を消してゆっくりと運行します。それにより、普段とは違った桜の表情を車内から楽しむことが出来ます。この「夜桜電車」は特別料金や予約は必要なく、誰でも通常運賃を支払えば乗ること出来るのも、嬉しい点とも言えます。なお、昼間の運行時の桜のトンネルは通常通り眺めることができます。
2024年の京都の開花予想は、3月22-23日頃ではないかと予想されています。平年よりも少し早めの開花予想となっています。開花から満開になるには、約5日~1週間と言われており、2024年の京都の桜の満開の時期は、おおよそ4月1-2日頃前後になると予想されます。
開花から最高気温の合計が800度を超えると満開に…
京都の三大桜とも言えるソメイヨシノは、2月1日以降の最高気温の合計が600度を超えると開花すると言われています。更に、800度を超えたときに満開になります。開花後の気温が高い日が続くと、早く満開になる可能性が高いと言えます。逆に開花から気温が下がると桜の花持ちが長くなります。桜の開花のタイミングはもちろん地域によって違いますが、多くの桜は、だいたい開花後5日~1週間で満開になると言われています。
1位 「哲学の道」
こちらは1.8㎞の道沿い約450本の桜が植えられています。南禅寺や蹴上インクラインをはじめ、多くの桜スポットの通り道とも言えます。
2位 「円山公園」
祇園の夜桜の美しさは、多くの人を魅了します。昼夜問わず大人気スポットになっています。
3位 「嵐山」
壮大な山桜の景色は圧巻。嵐山のすぐそばに天龍寺や嵯峨野トロッコなど観光地も多くあります。京都の代表的な観光地とも言えるスポットでもあります。
4位 「蹴上インクライン」
桜と線路が作り出す他とは少し違う絶景が見らえるスポット。SNS映えする景色なので、多くの方が訪れるようになりました。
5位 「岡崎疏水」
川沿いに植えられた桜を十石舟から見る景色は格別。平安神宮の鳥居の迫力も人気の秘密です。
さて2024年の春はどこの美しい桜を見に行くか決まりましたか?
2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。
日本の桜の名所が多く集まる京都。2024年の見頃はいつ頃になる?