大覚寺の歴史や魅力に迫ってみませんか?

大覚寺では1年を通して様々な行事が今現在も行われています。60年に1度の特別拝観や華道の道を切り開いた事から華道祭が行われる事や、修行体験などもあります。昔の日本の様子を今に伝える活動を活発に行っている寺院と言えるでしょう。もちろん、とても由緒あるお寺でもあります。さて大覚寺歴史を紐解きながら、新しい魅力を発見していくとしましょう。

大覚寺は京都嵯峨野に位置しています。鎌倉にも大覚寺はありますが、そちらとは違います。京都の大覚寺は、真言宗大覚寺派の大本山になります。大本山とはその宗派の中で、1番上の寺院と言う意味になります。この宗派の中でも最も位が高い大覚寺は、皇族との関係も深かったと言われています。それが証明されるのが、大覚寺の別名になります。別名は、嵯峨御所と呼ばており、現在で言うと天皇などの住居に当たるでしょう。そして、この寺院の歴代の住職は、代々皇族になります。その事から他の寺院などの建物と比べると、質素というよりは、煌びやかと言えるでしょう。この寺院の始まりは、平安時代に遡りますが、本格的な寺院として発展を遂げたのは、嵯峨天皇が亡くなった後の846年頃からと言われています。1308年には法皇が政治を行うにあたり、この寺院は、嵯峨御所として多くの方に知られる事となります。しかし歴史の荒波にもまれ、応仁の乱ではほとんどが焼けてなくなってしまいました。そこからの再建には時間がかかり、江戸時代初期にやっと再建が着手され、今現在の形へとなっていきました。 [hr][/hr]

大覚寺の60年に1度の特別公開とは

大覚寺の秘経は、60年に1度しか見る事が出来ません。それが2018年の特別公開『嵯峨天皇宸翰勅封般若心経』戊戌開封法でした。嵯峨天皇をはじめ、後の天皇様の勅封般若心経を見る事が出来ました。その期間中には特別な御朱印も授与があったと言われています。60年に1度なので、相当な混雑となる為、書き置きタイプの御朱印が用意されたそうです。 この勅封般若心経は、疫病などの昔の災いを鎮める為に、天皇様自らが写経したお経を祀る事で、世の中を守っていくという事になります。勅封心経殿は、御影堂の裏の渡り廊下から中へ入ります。その中は八角堂になっており、真ん中に釈迦如来像が祀られています。お経はその下に、大切に箱に入れられて保管されているようです。嵯峨天皇の勅封般若心経は、どの様に書かれているかというと、紺色の紙に金箔の文字で書かれていたようです。 [hr][/hr]

大覚寺の御朱印

こちらで頂く事が出来る御朱印は、基本的に「五大明王」と「愛染明王」の2種類になります。「愛染明王」の御朱印には特徴があり、書置きですがピンクの色紙に書かれています。大覚寺は、季節やイベント毎にも御朱印を授与している為、事前にリサーチをしてから伺うのが良いでしょう。御朱印は、五大堂の横にある授与品が並んでいる場所で頂く事が出来ます。またこちらでは、大覚寺のオリジナルの御朱印帳も販売されています。こちらは、汚れが付かないようにと透明なカバーがついているのも御朱印を集めている方には嬉しい点と言えます。御朱印帳の種類は、4種類となり、大沢池の龍頭舟を描いた物をはじめ、大覚寺の牡丹図や野兎図などもあります。なかなか足を運べない方の為に、公式のホームページで通販も行われているので詳しい情報は、公式のホームページをご覧くださいませ。 [hr][/hr]

大覚寺の板絵に施された愛らしいうさぎとは

出典:大覚寺 – Wikipedia
大覚寺で有名なのがうさぎになります。そのうさぎを見られる場所は、正寝殿になります。こちらの腰障子に、この愛らしいうさぎが19匹も描かれており今では重要文化財に指定されています。これを描いたとされている渡辺始興と言われています。 [hr][/hr]

大覚寺へのアクセス

最もわかりやすいアクセス方法が、バスになります。乗り換えがないので、道を間違えるなどの心配事もありません。具体的に経路を見ていくと、まずJR京都駅中央改札を出ます。目の前にあるバスターミナルのD3乗り場から出ている28系統へ乗車し、大覚寺で下車しましょう。バス停を降りると境内がすぐ見えます。その為、迷う事無く辿り着けるでしょう。所要時間は、約1時間になります。このバスは日中20分間隔で走っている為、アクセスはしやすく旅行のプランにも入れやすいと言えます。 [hr][/hr]

大覚寺の詳細

■住所 〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 ■電話 075-871-0071 ■時間 午前9時~午後5時 ■拝観料 大人500円、小中高生300円 ■駐車場 大覚寺には、大型の駐車場があります。自家用車であれば50台、バスは10台停める事が出来ます。駐車料金は、2時間毎に500円になります。 [hr][/hr]

京都大覚寺の魅力を知る事は出来ましたでしょうか?まだ知らない魅力をあなた自身で探してみるのも、新しい旅の形とも言えます。ぜひ京都へお越しの際は、大覚寺へと足を延ばしてみませんか?きっと素晴らしい旅の思い出になる事は間違いないと言えるでしょう。