小倉百人一首殿堂改め、嵯峨嵐山文華館の魅力とは

出典: 嵯峨嵐山文華館| 子供とお出かけ情報「いこーよ」

小倉百人一首殿堂は、2018年11月に「嵯峨嵐山文華館」としてリニューアルオープンした百人一首をテーマにした施設になります。あなたは百人一首の事をどのぐらいご存知でしょうか?意外と知らない事が多いと思います。さてこの施設は、子どもから大人にも幅広く人気がある名探偵コナン「名探偵コナンからの紅の恋歌」の聖地とも呼ばれています。聖地とも呼ばれている施設の魅力や歴史について詳しくみていくとしましょう。

嵯峨嵐山文華館の歴史

嵯峨嵐山文華館が位置するのは、小倉山裾になります。京都右京区の嵐山から見ると、まるで丸くお椀の様な形をしているのが特徴ですが、実は保津川側から見ると細長い山となり、小倉山は見る場所により形が変わる山になります。小倉百人一首殿堂は、京都商工会議所120周年の記念事業のひとつに加え、小倉百人一首をより多くの人に知ってもらう目的で、建てられました。この施設の建設には、財団法人小倉百人一首文化財団の力も大きくあったと言えます。この財団理事長には、任天堂相談役の山内山内溥氏が務めており、こちらの施設には任天堂の技術を生かした展示方法なども用いられ、百人一首の魅力を伝えています。リニューアルオープン後は、嵯峨嵐山の文化や芸術品が展示され、更なる魅力溢れる施設へとなりました。 [hr][/hr]

嵯峨嵐山文華館の魅力とは

出典:嵯峨嵐山文華館
この施設の最大の魅力として上げられているのが、百人一首になります。百人一首が行われていたのは、今から遥か昔の鎌倉時代の事です。鎌倉時代は西暦にすると1185年から1333年の148年になります。百人一首は、小倉山に住んでいたと言われている藤原定家が、好きな歌人百人の一番代表的な和歌をひとつずつ選んだものになります。なんと600年間の歌集にも及び、これらが年代順になっているのです。この魅力がぎっしり詰まっているのが常設展示室「百人一首ヒストリー」になります。こちらもリニューアルされて、一層百人一首の事を深く知る事が出来ます。次に見て頂きたいのが、施設の2階にある畳ギャラリーになります。なんといってもここの広さは、120畳程にもなります。ここで行われる企画展は、シーズンごとに変わるので何度足を運んでも新しい発見出来ると言えるでしょう。 [hr][/hr]

ゆったり出来る嵐山OMOKAGEテラスとは

出典: 嵐山OMOKAGEテラス
リニューアルした際に併設されたカフェが「嵐山OMOKAGEテラス」になります。こちらのカフェは、館内にありますが、カフェだけの利用も出来るため、嵐山の散策の疲れを癒しにこちらに立ち寄ってみてもいいでしょう。祇園にあるフランス料理「祇園おくむら」が手掛けたカフェになります。ここでしか食べる事が出来ないおくむら特製名物嵐山御膳をはじめ、様々な特別メニューもあります。ここのカフェのおすすめは、料理だけではありません。大きなガラスから見られる素敵なお庭もまた見物です。おいしい食事やコーヒーを飲みながら、散策の疲れを癒すのにもってこいと言ってもいいでしょう。テラス席もあり、春は桜、秋は紅葉を目で楽しむ事が出来ます。 [hr][/hr]

嵯峨嵐山文華館の詳細は

■住所 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 ■電話番号 075-882-1111 ■開演時間 午前10時~午後5時 ■休館日 火曜日(祝日は、開館となり翌日が休みになります) ■料金 一般、大学生900円、高校生500円、小中学生300円 同日は何度でも入館可能 ■アクセス JR京都駅から行く場合は、山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車後、徒歩10分程で到着します。 [hr][/hr]

百人一首という言葉を聞いた事があっても、なかなかその誕生のルーツまでを深く知る機会はなかったのではないでしょうか?ぜひこれをきっかけに、今まで知らなかった百人一首の世界をあなたも覗いてみてはいかがでしょう。