小野小町ゆかりのお寺として知られている「随心院」は、秋の紅葉が美しいことでも有名です。紅葉の見頃のピークの時期には、夜間ライトアップを行い、幻想的な紅葉の美しさを堪能することができます。この記事では、隋心院の紅葉についてご紹介しますので、紅葉狩りにお出かけの際はぜひ参考にして下さい。
随心院は、京都市山科区にある小野小町ゆかりのお寺です。梅の花が美しいことで有名ですが、秋の紅葉も格別な美しさです。
随心院の紅葉は、11月上旬から色づき始め、例年の見頃は11月中旬から11月下旬とされています。ただし、その年の気候などによって時期が多少前後することもありますので、紅葉狩りにお出かけの際は最新の情報チェックしましょう。
境内にカエデやイチョウが植えられ、どこを切り取っても絵になるような美しい風景を楽しめる随心院ですが、特に注目したい見どころは、能の間の前にある庭園です。コントラストが見事な庭園は見ごたえ抜群の素晴らしさです。また、庫裏前からであったり能の間から本堂前庭園の大杉苔越しに見る紅葉も美しいと評判ですし、本堂前庭園の心字池の水鏡にも紅葉が映し出されます。素晴らしい紅葉の景色は、SNS映えも確実な圧倒的な美しさです。
紅葉シーズンといえばモミジ狩り、きれいなモミジを押し花にして思い出に残す方もいることでしょう。モミジ狩りは平安時代の貴族から広まり、その後室町時代から少しずつ庶民にも広がり、江戸時代中期には庶民の行楽として人気になったそうです。ちなみに日本最古の和歌集「万葉集」にはモミジを詠んだ和歌が残されています。
2020年11月20日(金)から11月29日(日)この期間はライトアップが行われます(予定)。昼間とは印象の異なる幻想的な風景は、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
【所在地】京都市山科区小野御霊町35
【電話番号】075-571-0025
【拝観時間】9:00~17:00(夜間ライトアップは18:00~20:30)
【拝観料】大人500円、中学生300円、小学生以下は無料・夜間ライトアップ 大人700円、中学生400円、小学生以下は無料
地下鉄東西線「小野駅」で下車し、そこから徒歩約5分で到着です。秋の紅葉シーズンの京都は、観光スポットだけでなく道路も混雑しますので、電車を利用して移動するのがおすすめです。
随心院では御朱印をいただくこともできるので、紅葉狩りと一緒に、御朱印巡りするのもおすすめです。小町祭りの期間中は、期間限定の御朱印をいただくことができ、ステキな記念になること間違いなしです。
隋心院でいただける御朱印には、曼荼羅殿の御朱印、京都十三佛霊場(第十一番阿閦の如来)の御朱印などがあります。
曼荼羅殿→弘法大師(空海)のお弟子さんが牛皮曼荼羅寺(ぎゅうさんまんだらじ)というお寺を創建し、そのお寺の塔頭(たっちゅう)だったことから「曼荼羅殿」と書かれております。
京都十三佛霊場→阿閦(あしゅく)とは「揺るぎない」という意味で、
”どんな時も動じずに、迷いに打ち勝つ揺るぎない力”を授けてくださるそうです。
醍醐寺
80余りの伽藍が建ち並ぶ大寺院である醍醐寺は、秋になると赤や橙色の紅葉に美しく染まっていきます。比較的混雑が少ないので、広い境内をゆったりと散策することができます。
【所在地】京都市伏見区醍醐東大路町22
【電話番号】075-571-0002
【拝観時間】三宝院・霊宝館・伽藍は9:00~17:00、上醍醐は9:00~16:00
【拝観料】三宝院・霊宝館・伽藍の3箇所共通券:秋期(10/15~12/10)1,500円
【アクセス】地下鉄東西線「醍醐駅」下車徒歩約13分
まとめ
小野小町ゆかりのお寺として知られている「随心院」は、秋の紅葉が美しいことでも有名です。紅葉の見頃のピークの時期には、夜間ライトアップを行い、幻想的な紅葉の美しさを堪能することができます。「随心院」の見どころは、コントラストが素晴らしい能の間の前にある庭園です。また、随心院の庫裏前の紅葉も素晴らしいと定評があります。