出典:平等院 – Wikipedia
10円玉でお馴染みの平等院鳳凰堂。10円玉以外でも紙幣や切手などのデザインに平等院のものが多く採用されていることでもわかるように、日本を代表する文化遺産の1つです。そんな普段から馴染み深い平等院鳳凰堂ですが、意外と知らないことも多いかもしれません。そこで今回は平等院鳳凰堂の魅力をご紹介します。
平等院鳳凰堂の歴史
平等院鳳凰堂の見所
出典:平等院
鳳凰堂
鳳凰堂は、平等院鳳凰堂の中でメインと言われている建物です。1万円札の裏側に印刷されているのは、この鳳凰堂の屋根に飾られている金色の鳳凰像です。鳳凰は鳳凰堂中央道の屋根の両端にあり、それぞれ南方像、北方像とされています。現在鳳凰堂に飾られているのは2代目で、1代目の南方像は大気汚染による錆などから守るためにミュージアム鳳翔館に置いてあります。他にも阿弥陀如来坐像、鳳凰、天蓋や壁画など国宝に指定されているほど貴重なものをここでは沢山見ることができます。特に阿弥陀如来坐像は平安時代の有名な仏師である定朝が現存する仏像の中で唯一確証のあるものだそうです。 [hr][/hr]観音堂
観音堂は平等院が建設された当時、本堂があった場所に置かれていたと言われています。現在、観音堂の中を見ることはできませんが、過去に設置されていた本尊十一面観音立像はミュージアム鳳翔館で見ることができます。観音堂は外から見ることができますので、ぜひ歴史を感じに行ってみてはいかがでしょうか。 [hr][/hr]平等院庭園
平等院鳳凰堂の庭園は1922年に国の名勝に指定されました。またこの庭園は浄土の世界をこの世にあわらした、平安時代を代表する浄土庭園の様式と言われています。鳳凰堂が反射して映る池は非常に美しく、見る者を魅了します。そんな庭園では1990年に実施された調査で平安時代の州浜と言われる海岸のような丸石浜が発見され、今では庭園ができた当初の姿が忠実に再現されています。頼通が見ていた姿を今なお見ることができる貴重な場所です。 [hr][/hr]貴重な資料の宝庫である平等院ミュージアム鳳翔館
鳳翔館は2001年に開館したミュージアムです。営業時間は9:00~17:00となっており、平等院の拝観時間より少し短くなっています。非常に綺麗なミュージアムで平等院鳳凰堂に関する様々なものが展示されています。中には原寸大の模型が設置されていたり、色々な箇所に描かれていた絵が復元されていて非常に興味深いミュージアムとして人気を集めています。建物自体も狭すぎず、広すぎずなので、約20分あれば全てを見終えることができるのではないでしょうか。平等院鳳凰堂のことをより知りたい方は行ってみられることをお勧めします。 ※料金は平等院鳳凰堂の拝観料に含まれています。 [hr][/hr]出典:平等院
鳳凰堂でもらえる2種類の御朱印
平等院鳳凰堂で貰うことができる御朱印は2種類あります。鳳凰堂と書かれているものと、阿弥陀如来と書かれているものの2つです。どちらも非常に迫力があり人気の御朱印です。休日などは混雑する場合がありますので、その時は書置きの御朱印をいただけばあまり待たずに御朱印が手に入るのでお勧めです。 [hr][/hr]まとめ 見所が盛りだくさんの平等院鳳凰堂ですが、見るだけではなくミュージアム内にショップもありますので、拝観の記念にお土産を購入することも可能です。幅広い年代の方から喜ばれるお土産としてはブックマーカー、少し変わったお土産としては雲中トランプもあります。雲中トランプはカードの中央に様々な像や鳳凰が描かれているので旅の記憶が蘇るかもしれません。行った時だけでなく帰った後のお土産や思い出でも楽しませてくれる平等院鳳凰堂。ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。