春の京都はイベント盛りだくさん!京都で春を満喫しましょう!

京都では、2024年もさまざまな春のイベントが開催予定です。 春は暖かい日差しのなか、桜やつつじなど、花々が美しく咲き、京都の街をより美しく魅せてくれる絶好の季節です。それぞれのエリアやお寺などでは、その場所その場所の春を一番美しく見られるように、様々なイベントを開催しています。京都の春のイベントの中で、おすすめのイベントをご紹介します。一般的にはゴールデンウィークや、また学生にとっては春休みにもあたりますので、是非京都の春のイベントに訪れてみてはいかがでしょうか。

宝鏡寺は、人形寺という別名がついており、皇族ゆかりの人形が沢山保存されています。宝鏡寺には、万勢伊さんと呼ばれる看板人形がおり、万勢伊さん用の小さなお人形や道具箱などたくさんの道具類が一緒に展示されています。昔の皇女様方は、こういった人形で礼儀作法を学んだのではないかと言われているそうです。宝鏡寺では、春と秋に人形展が開かれており、京人形を中心として、由緒ある美しい人形が展示されます。春の人形展では、ひな祭りにちなんで雛人形たちが展示され、見る人々の目を楽しませてくれます。

・期間:2024年 3月1日(金曜日)
・住所:京都府京都市上京区 堀川東入百々町547
・アクセス:市バス 堀川寺ノ内より徒歩1分

元離宮二条城・二条城桜まつり

元離宮二条城は、徳川家康の命により、京都御所の守護と将軍が上洛した際の宿所として、建てられたお城です。国の重要文化財にも指定されており、大政奉還の発表が行われるなど、徳川家の栄枯盛衰を見てきた、たいへん歴史のあるスポットとなっています。この元離宮二条城は、300本の桜が植えられており、50品種と種類豊富なため、早咲きから遅咲きまで桜まつりの期間を通して楽しむことができます。夜間のライトアップでは、プロジェクションマッピングを使った演出が凝らされているなど、二条城桜まつりは魅力的なイベントとなっています。

期間・時間 
(1)通常観覧 令和6年3月8日(金)~4月7日(日)
午前8時45分~午後4時(午後5時 閉城)
(2)ライトアップ 令和6年3月8日(金)~4月7日(日)
午後6時~午後9時(午後10時 閉場)※ ライトアップは観覧エリアが限定されます。
・住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
・アクセス:地下鉄東西線 二条城前駅より下車
・バス 二条城前より下車

葵祭

葵祭は、古くは賀茂祭りと呼ばれ、平安時代より国家行事として開催されてきたイベントで、平安中期には貴族の間で「祭り」といえば、この葵祭を指したとされるほど、大きなお祭りでした。平安王朝貴族の姿が京都の街に再現されるのは1年のうち、この日だけで、現在では、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭の一つとして親しまれています。 葵祭は、平安の衣装を身にまとった行列が京都御所を出発して、約5時間の間、街の中を練り歩き、上賀茂神社まで行きます。京都市観光協会により、全席指定の有料観覧席が用意されており、500人以上、約1kmの豪華な行列をゆっくりと見ることができます。 そして、見どころは、なんといっても斎王代という女性です。皇室から神社に出される巫女の役で十二単を着ているのですが、この女性は先祖代々京都におり、決して安くない費用の負担をすることのできる生粋のお嬢様のみ、斎王代なることができます。京都ならではの格式のようなものを感じますよね。葵祭に行く前に、行列に並んでいる人々の衣装や平安当時の役職など調べてから行くと、より一層楽しむことができると思いますので、調べて見る価値はありそうですね。

・日時: 葵祭2024・路頭の儀は2024年(令和6年)5月15日(水曜日)10:30に京都御所から出発します。ただ悪天候の場合、翌16日(木曜日)に順延されます。
・住所:京都御所、上賀茂神社、その道中
(京都御所)京都府京都市上京区京都御苑3
(上賀茂神社)京都府京都市北区上賀茂本山339
・アクセス:(京都御所)地下鉄烏丸線 今出川駅より徒歩5分
・市バス 烏丸今出川より徒歩5分
(上賀茂神社)市バス 上賀茂神社前すぐ

平野神社 桜花祭

平野神社は「北野の梅、平野の桜」と言われる桜の名所で、約50種もの様々な桜の品種が約400本も植えられています。異なる品種なので桜の見頃は3月下旬から5月上旬頃まで長い期間楽しめます。平野神社の「桜花祭」は、京都においての春の風物詩といっても良いでしょう。 花山天皇が子孫繁栄を祈るため、平野神社へ行幸されて臨時の勅祭が執り行われたのがその起源とされていて、毎年4月10日に行われます。 平野神社は、平安時代後期の古くより京の人々に知られた桜の名所なのです。  そんな美しい景観の中、行われる平野神社の「桜花祭」は、今年(2024年)も4月10日(水)10時よりスタートし、11時に花山天皇陵に参拝、12時に神幸列発輿祭が斎行され、13時には、約200名の時代行列が氏子地域を巡行します。寛和元年(985)4月10日、より毎年同日に行われ、「幾世の春を床しく匂えよ」と仰せられて、舞楽「東遊」や競べ馬などが催されました。お神輿や天平の織り姫、鎧騎馬武者などの時代をタイムスリップしたような衣装が、桃色に染まる境内にひと際映えます。その行列は時代絵巻をみるような風雅さです。 また、平野神社発祥の【魁(さきがけ)桜】は早咲きの品種であることから、この桜が咲き始めると京の都のお花見が始まるとも言われています。 そして、江戸時代には「平野の夜桜」といわれ【夜桜】の代名詞になったほど「平野の夜桜」は有名で(夜間ライトアップあり)美しく幻想的で魅惑的に夜を彩ります。

「桜花祭」とともに平安時代から人々の心を魅了してきた平野神社の桜を楽しみに行きませんか。

■平野神社 桜花祭
日程 2024年4月10日(水)
10:00 桜花祭(本殿)
12:00 神幸列発興祭
13:00 桜花祭神幸列
15:00頃 神幸列還幸祭
料金 無料
住所 京都市北区平野宮本町1
参拝時間 6:00~17:00(夜桜観賞3月下旬~4月中旬、日没~21:00)
アクセス JR京都駅から市バス「衣笠校前」下車北へ徒歩約3分

いかがでしたでしょうか。 春の京都のイベントは、どれも魅力的で、思わず足を運んでみたくなりますよね。本日ご紹介したイベント以外にもたくさんのイベントが、春の京都では開催されています。大切な家族や恋人、ご友人と、春の京都で素敵なひとときをお過ごしください。

2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

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