桜の名所とも言える京都。季節限定の御朱印をもらいにいってみませんか?

最近雑誌やテレビなどでも取り上げられることの多い御朱印。御朱印とは、神社やお寺の神職さんや御坊さんにお願いをし、参拝した神社仏閣の名前や日時、御宝印という判子などを御朱印帳に押して戴というものになります。この御朱印はそれぞれの寺社仏閣のオリジナルなものであるため、御朱印集めを趣味にしている方も増えてきています。京都には寺社仏閣が多く、御朱印巡りのツアーや本などもあるほどです。さて、桜の季節でもらえる御朱印について詳しくみていきましょう。

4月限定の御朱印がもらえる寺社仏閣は、「十輪寺」と「毘沙門堂 勝林寺」「柳谷観音 楊谷寺」などがあります。また桜の御朱印帳を買うことが出来るのが「あだし野念仏寺」と「仁和寺」になります。

十輪寺

十輪寺は、なりひら桜が有名になります。高廊下、茶室、御殿の三方に囲まれた「三方普感の庭」の中心に、シダレザクラの「なりひら桜」が咲き誇ります。桜の季節には、限定の御朱印も数種類登場し、御朱印を集めている方には人気のスポットにもなります。その中でも、桜色の台紙にご本尊の延命地蔵菩薩の御影が押印された一枚は一際目をひきます。ここで書かれているご本尊は、毎年8月23日にしかご開帳されないというとても貴重な秘仏とも言えます。御朱印の中で、まるでご本尊が楽しそう春を満喫されているかのように描かれた一枚になっています。こちらは書き置きのみになるため、なくなり次第授与は終了となります。

■拝観時間
午前9時~午後5時
■御朱印受付時間
午前9時~午後5時
■拝観料
400円
■アクセス
阪急バス「小塩」バス停から徒歩すぐ

毘沙門堂 勝林寺

東福寺塔頭・勝林寺は、御朱印を趣味にされている方には言わずとしれた話題のお寺になります。その理由としては、時季ごとに変わる御朱印にあります。その中でも春らしいものが「春風洛々」と書かれた見開きの御朱印になります。左上に桜の木が描かれており、周りには小さな花びらがひらひらと舞い、御朱印の中で桜吹雪が描かれているかのようです。こちらも書き置きのみになるため、なくなり次第授与は終了となります。

■拝観時間
午前10時~午後4時
■御朱印受付時間
午前10時~午後4時
■拝観料
境内無料
■アクセス
JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約8分

即成院

こちらで授与して頂くことが出来る御朱印は、4月限定の花まつりの御朱印になります。なんと御朱印の中の紙の中に、本物の桜の花びらが張られています。情報量が少なく、2021年も行われるかは不明になります。

御朱印長に桜がほどこされている「あだし野念仏寺」「仁和寺」

桜の名所とも言える、清凉寺や二尊院などが集まる、嵯峨野方面の少し北にあるの「あだし野念仏寺」。境内の特徴としては、石仏や石塔が約8,000体まつられているところになります。境内には、古木のシダレザクラや桜の木もあり、例年の見頃としては4月中旬くらいになります。春の訪れを静かに感じることが出来る、そんな穴場のスポットとも言える場所です。あだし野念仏寺には、春にぴったりの桜色の御朱印帳があります。白や紫の桜と、箔押しの仏塔がデザインされており、春らしさを感じさせる御朱印帳になります。 また遅咲きの桜で有名な「仁和寺」でも桜の季節にぴったりな御朱印帳があります。御室桜の特徴は、普通のソメイヨシノの樹高が10m~15mに対して、人の背丈ほどの樹高の低さが、花(鼻)が低いことにかけられて、昔からお多福桜と呼ばれて多くの人々に愛されてきました。そこで手に入れることの出来る御朱印帳は、桜の雲海越しに見える五重塔をそのままデザインし、細やかな桜の刺繍が施されたとても美しい一冊になります。これを眺めていれば、いつでも仁和寺の美しい桜の季節の気分が味わえるとも言えます。 桜の美しい景色を見に行き、春にちなんだ御朱印をもらうという、新しい春の楽しみ方をあなたも試してみてはいかがでしょうか?

2021年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

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