筒の中のビーズや色ガラスなどが、鏡を通してさまざまな模様を作り出す万華鏡。子どものころ、筒を回しながら中をのぞき、無限に変化する幻想的な模様に心ときめいたことのある人も多いのではないでしょうか。子どものおもちゃのイメージがある万華鏡ですが、実は最近ではアートとしても注目を浴びています。国内外の万華鏡を約300点所蔵する京都万華鏡ミュージアム姉小路館で多彩な万華鏡に触れ、幻想的な美しさと同じ模様は二度と現れない儚さに酔いしれるひとときを過ごしませんか?
万華鏡の魅力にたっぷりと触れられる展示室へ行こう!
展示室では3~4ヶ月ごとにテーマを変え、国内外の個性的な万華鏡を展示。来場者は実際に手に取って楽しむことができます。側面側からもレンズからものぞくことのできる不思議な万華鏡や、着物の生地を使った和のテイストが特徴の万華鏡など、緻密な技術と目に飛び込む情景にうっとり♪
側面からもレンズからものぞくことのできる『Gilded Padestal』は、マーク・ティクルさんの作品。
着物の生地を使った万華鏡『錦』。北村幸信さんによるもの。
さらに、1時間おきに投影式の万華鏡によって、展示室内の壁一面に幻想的な模様が映し出され、万華鏡の中に飛び込んだようなきらめく世界を体感できるのも魅力!
館内のショップでは、オリジナルのものから海外で買い付けたユニークなものまで、多彩な万華鏡が販売されています。お気に入りの1本をお土産に選んでみてはいかがでしょうか?
バッグやキーケースにつけて持ち歩くことのできるキーホルダータイプの万華鏡は、リーズナブルでおみやげにもおすすめ。ゆっくりと万華鏡の世界を楽しめる手持ちタイプも人気です。
また、モチーフや素材にこだわって作られた作家作品も購入できます。数千円~数万円までバリエーションも豊富で、こちらは京都の伝統産業・西陣織をぜいたくに使用した万華鏡8640円。
「京の華」1
4040円は、金箔をあしらったもの。
琳派の京蒔絵が万華鏡に! 各7万円。
さらに、同館では実際に万華鏡を作ることもできます。鏡を組み立てる、ビーズを入れるなどの万華鏡体験は520円~で、ドライタイプとオイルタイプから選べます。親切に教えてもらえるので、初心者も万華鏡作りを体験しながら、さらに万華鏡の奥深さに触れることができそうですね。
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京都万華鏡ミュージアム姉小路館(きょうとまんげきょうみゅーじあむあねこうじかん)
TEL:075-254-7902
●京都市中京区姉小路通東洞院東入曇華院前町706-3 ●地下鉄烏丸御池駅から徒歩3分 ●10~18時(最終入館17時30分) ●月曜休み(祝日の場合は開館、翌日閉館) ●入館料大人500円、高校生300円、小中学生200円 ●Pなし