花街ならではの風情あふれる白川南通 朱色の玉垣が彩る石畳の道を女優気分で歩こう

京都屈指の繁華街として知られる花街・祇園。現在もお茶屋やお稽古場所へと足を運ぶ舞妓さんや芸妓さんの姿が見られ、絵になる風景が広がります。中でも白川南通は辰巳大明神の朱色の玉垣や緑の柳に囲まれた京風情満点のエリアで、京都らしい写真を撮影するのにもぴったりのスポットです。

四条通の北川を流れる白川沿いに約200m続く石畳の道。通り沿いに朱色の玉垣が並び、柳が風に揺れる一帯は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。白川南通と四条通方面にかかる巽橋は、京都が舞台の映画やドラマのロケ地としても有名。桜の名所としても知られ、春になると夜桜見物を楽しむ人でにぎわいます。 朱色の玉垣、揺れる青柳と、どこを見ても絵になる白川南通。その中でも石畳越しの玉垣をバックにした撮影アングルが人気で、着物姿で散策するとさらに京都らしい気分が盛り上がりそうです。 また、桜のシーズンは一層華やかになり、3月下旬~4月上旬にはライトアップも開催。料亭などの灯りなどとの相乗効果で、なんとも幻想的なムードが漂います。

花街の神様として芸舞妓さんの信仰も厚い「辰巳大明神」

巽橋の北側に立つ辰巳大明神は、タヌキが祭神というユニークな神社。芸事の上達にご利益があり、花街の舞妓さんや芸妓さんたちも通っているそう。この春からお稽古などを始める予定の人も、上達を願って参拝してみてはいかがでしょうか?

祇園のメインストリート「花見小路通」

巽橋から南に3分ほど歩くと、そこは祇園のメインストリート・花見小路通。祇園の中心部を南北に走る通りで、特に四条通から南側は石畳で美しく整備された統一感のある京都らしい街並みとなっています。通り沿いにはお茶屋などの町家が軒を連ね、運がよければ座敷へ向かう舞妓さんの姿をキャッチすることができるかも知れません。 レトロなポストや提灯などが歴史ある街並みに溶け込み、情緒満点。 通りの両脇には、町家を利用した京都らしい店がズラリ。格式高いお茶屋や祇園らしい京料理店はもちろん、最近は一見さんでも気軽に入れるカフェなども充実しています。

しっとりとした大人の雰囲気が漂う「新橋通」

祇園の中でも、しっとりとした大人の雰囲気に包まれる新橋通。お茶屋さんはもちろん、バーや飲食店も多く、一見さんも楽しめる店が並んでいます。こちらの石畳には、その昔、京都市電の軌道内に使用されていた石が使われているので、散策の際に注目してみてくださいね。 [hr][/hr] 白川南通(しらかわみなみどおり) ●市バス停祇園から徒歩3分 ●散策自由 ●Pなし 辰巳大明神(たつみだいみょうじん) ●京都市東山区新橋花見小路西入ル元吉町 ●京阪祇園四条駅から徒歩10分 ●Pなし 花見小路通(はなみこうじどおり) ●市バス停祇園から徒歩2分 ●散策自由 ●Pなし 新橋通(しんばしどおり) ●京阪祇園四条駅から徒歩10分 ●散策自由 ●Pなし