鈴虫寺、1度はこの名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。現在は臨済宗の禅寺となっている鈴虫寺。本尊は大日如来ですが、他にも地蔵菩薩が安置されていて、全国各地からたくさんの人が祈願のために訪れます。実は鈴虫寺という名前は1年を通してスズムシが飼育されていることから呼ばれるようになった通称で、正式には華厳寺といいます。そんな鈴虫寺には沢山の人気の秘密があり、近年は観光客が絶えることがありません。今回はその人気の理由と併せて鈴虫寺の楽しみ方をご紹介します。
春にスズムシの鳴き声を聞いたことはありますか。本来であればスズムシは8月~10月頃に生息する生き物です。しかし鈴虫寺では、成虫や卵の温度管理の試行錯誤が行われ管理が徹底されていることから、1年を通してスズムシの鳴き声を聞くことができます。先代住職が始めたとされるこのスズムシの飼育が、今やここまで有名となり多くの参拝客が訪れるきっかけの1つとなりました。
鈴虫説法
願いを叶えてくれるお地蔵様
幸福のお守り
幸福のお守りはご存知でしょうか。お守り・お札は仏様の化身と言われています。このことから、鈴虫寺で購入できるお守り・お札は幸福地蔵様の姿が入っているそうです。詳しいことは鈴虫説法の中で説明していただけるそうなので、そこもまた楽しみの一つかと思います。出典:【鈴虫寺(華厳寺)】- じゃらんnet
鈴虫寺の紅葉
鈴虫寺の基本情報
■住所:京都府京都市西京区松室地家町31 ■電話番号:075-381-3830 ■拝観時間 9:00〜17:00(受付終了16:30) ■拝観料:大人500円(茶菓付)・子供300円(4才~中学生) ■アクセス:【JR・京都駅】京都バス 73系統 終点下車 徒歩すぐ・【京阪電車・三条駅】京都バス 63系統 終点下車 徒歩すぐ・【阪急電車 嵐山線・松尾大社駅】徒歩約15分隣接する人気の寺院
西芳寺
鈴虫寺へ訪れた際には、併せて西芳寺も訪れてみるのもおすすめです。鈴虫寺から約10分歩いたところに、西芳寺はあります。西芳寺は境内を約120種類の苔が覆っていることから、「苔寺」とも呼ばれています。西方寺庭園は本堂、黄金池、湘南亭、指東庵、枯山水の上下二段に分かれており、史跡・特別名勝に指定されています。四季折々の西芳寺庭園が見せる表情は非常に風情があり、ゆっくり流れる時間の中で過ごすこの瞬間が人気を呼んでいます。ただし、西芳寺を拝観する際は事前に申し込みが必要なため、訪れる際は西芳寺のホームページをご確認ください。事前のひと手間が西芳寺で過ごすひとときを格別なものにしてくれるでしょう。ぜひ鈴虫寺を訪れた際は、少し足を延ばして西芳寺も訪れてみてはいかがでしょうか。出典:苔寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign
西芳寺の基本情報
■住所:京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56 ■電話番号: 075-391-3631 ■拝観について:西芳寺の参拝には「往復はがきによる事前申込」が必要です。 ■拝観時間(往復はがきによる完全予約制):9:00-17:00 ■拝観料:3,000円法輪寺
法輪寺の基本情報
■住所:京都市西京区嵐山虚空蔵山町 ■電話番号: 075-861-0069 ■拝観時間:9:00〜17:00 ■拝観料:境内無料大原野神社
大原野神社の基本情報
■住所:京都市西京区大原野南春日町1152 ■電話番号: 075-331-0014 ■拝観時間:境内自由 (社務所受付 9:00〜17:00) ■拝観料:境内無料鈴虫寺たる所以や人気の秘密をお伝えしてきました。どの季節に行ってもスズムシの声を楽しめる鈴虫寺。非常に人気でGW中や連休中、祝日は鈴虫説法を聞くまでに2~3時間待つこともしばしばあるようなので、鈴虫説法を聞きたい方は少し時間に余裕を持って行かれる事をお勧めします。鈴虫寺のホームページには混雑を予想したカレンダーも公開されていますので、そちらも参考にしながらぜひ大切なお願い事をしに鈴虫寺を訪れてみてはいかがでしょうか。