電車の中から紅葉を楽しもう!叡山電車の「もみじのトンネル」

叡山電車は出町柳駅から鞍馬駅間・八瀬駅間を結ぶ路線です。もみじのトンネルは、出町柳駅から鞍馬駅に向かう路線の市原駅から二ノ瀬駅間にあります。線路の両側には約280本のイロハモミジ、オオモミジが植えられていて、電車に乗りながら紅葉鑑賞を楽しむことができます。今回は、もみじのトンネルをより楽しむための情報をご紹介します。こちらの記事を参考に、もみじのトンネルを見に行ってみてくださいね。

叡山電車に乗り、市原駅から二ノ瀬駅間を通れば、もみじのトンネルは自動的に見ることができます。 しかし、通常の電車は向かい合わせのシートなので、車内からの撮影は難しいです。運転席の後ろか反対側の運転席の後ろに立てば、紅葉をじっくり眺めることができます。

展望列車きららは、中央に設置された2人席×4が窓の方向を向いていて、窓ガラスの部分も広くとられているので、外の景色が見やすくなっています。そのため、人に気兼ねせずに写真を撮ることが可能。1人旅でも、1人席があるので安心です。

展望列車きららは予約不要で、通常運賃で乗車できます。約40分に1本の割合で出発しますが、水曜日と木曜日は1本おきに運行(約1時間20分に1本)となります。詳しくは、叡山電車のWebページでご確認ください。

展望列車きららは人気の列車なので、紅葉シーズンならば、座席を確保するために30分くらい前から並ぶ必要があります。

もみじのトンネルのライトアップ

もみじのトンネルのライトアップは、貴船神社のライトアップと合わせ、11月3日~26日(2017年)まで「貴船もみじ灯篭」というイベントの一環で開催されます。 もみじのトンネルに近づくと、スピードを落とし、車内の電灯を消すため、約100基のライトで鮮やかに浮かび上がる紅葉を眺めることができますよ。 普通列車でもライトアップは見られますが、展望列車きららのほうが、よりライトアップを楽しむことができます。 叡山電車では、2018年7月1日(日)~8月12日(日)の週末と祝日、8月13日(月)~15日(水)に「青もみじ七夕ライトアップ」というイベントも開催されます。

もみじのトンネルの見ごろはいつ?

その年の気温の変動によって多少時期は異なりますが、11月中旬から12月上旬にかけて、紅葉の見ごろを迎えます

もみじのトンネルの混雑状況は?

紅葉のハイシーズンの週末は、いつも多くの乗客で混雑します。あまりにも混雑する場合、乗車制限を行うケースも。平日の朝早い時間ならば、出町柳駅と逆方面なので、ラッシュにあわずに乗車することができますよ。 ライトアップの時間に関しては、貴船神社などを観光せずにそのままUターンするならば、20時以降の電車がすいています。しかし、出町柳方面に戻る電車は、観光を終えた人々が乗車するため、混雑します。 日曜や祝日の場合、20時ころならば、翌日に仕事や学校がある方が早めに帰宅するため、そんなには電車が混まないでしょう。 11月は特別な秋ダイヤで運行されるため、通常よりも増便に。運行間隔も狭まります。

もみじのトンネル周辺のおすすめ紅葉スポット

「貴船もみじ灯篭」の期間、貴船神社の境内(本宮・結社・奥宮)と料理旅館街の約1キロで、20時30分ころまでライトアップを開催叡山電車の二ノ瀬駅と貴船口駅でも、21時までライトアップが開催されます。 貴船神社と言ったら思い出す、石段横の赤い灯籠にもあかりが灯されます。ライトアップ以外にも、手作り市や岩見神楽、ライブイベントなどを開催。料理旅館街では、ライトアップ期間限定のメニューが登場します。

日中に叡山電車に乗られる場合

一乗寺駅が最寄り駅の詩仙堂、圓光寺、 修学院駅が最寄り駅の曼殊院、 宝ヶ池駅が最寄り駅の赤山禅院、宝ヶ池公園、 岩倉駅が最寄り駅の岩倉実相院、 二ノ瀬駅が最寄り駅の1日100人限定の白龍園、 鞍馬駅が最寄り駅の鞍馬寺、 などに立ち寄るのもいいかもしれません。 歩き疲れたら、鞍馬駅から無料送迎バスが出ている「くらま温泉」に行って、一休みはいかがですか。露天風呂からも紅葉を眺めることができるかも。

運行時間

もみじのトンネルライトアップ:日没から21時ころまで

運賃

出町柳駅~貴船口駅:片道:大人420円、子ども210円 叡電1日乗車券「えぇきっぷ」:大人1,000円、子ども500円

アクセス

叡山電車出町柳駅から市原駅まで約22分、二ノ瀬駅まで約25分

まとめ
約250メートル続くもみじのトンネルは、叡山電車に乗らなければ見ることができません。 叡山電車の沿線には、有名な紅葉スポットが数多くあります。他の紅葉スポットを訪れる際の交通手段として叡山電車を利用して、その途中でもみじのトンネルを見るのもありです。 もちろん、もみじのトンネルをメインとして、叡山電車に乗っても楽しめるはず。特に、暗くなった車内から見る紅葉は、幻想的でひときわ美しいです。 ぜひ、次回京都を訪れる際には、ご自分の目でその素晴らしさを体感してみてくださいね。