4月のデートコースと言えば多くの人が「桜を見に行くこと」を想像すると思います。ただ、京都の桜の名所は混雑もつきものです。せっかく大事な人と過ごす時間は、ゆっくり静かに過ごしたいと思う人も多いかと思います。そんな「大人向けの春デート」にぴったり名所を見ていきましょう。
大人デートはゆったり過ごしながら、桜を鑑賞するのがベスト!
■京都の街並みを楽しみながらの散策デート
■緑に囲まれた桜のトンネルの散策デート
■山桜と川に囲まれた散策デート
■静かに美しい桜を眺めるデート
どれも素敵なデートにプランになりそうですね。
京都の街並みを見ながらの散策デートは「祇園白川」がおすすめ
のんびりしたデートがしたい人におすすめなのは、祇園の白川周辺。白川周辺の川沿いの遊歩道は、桜並木の風景の中に、朱色の灯籠、石畳、格子戸の御茶屋などがあり、これがなんとも趣のある景色を作り出すのです。はんなりとした京都の風情の中で、ふたりでのんびり散歩をしてみるのもいいでしょう。もっと京都を満喫したい人には、京都を代表する春の風物詩である「都をどり」が見られる祇園の歌舞練場もおすすめです。舞妓さんのお手前で抹茶が楽しめる茶券付の特別観覧券などの販売もあり、京都を満喫することが出来ます。
緑に囲まれた桜のトンネルの散策デートは「淀川河川公園背割堤地区の桜」がおすすめ
木津川と宇治川を分ける背割堤。ここの景色はとにかく「言葉を失う壮大な美しさ」という言葉がぴったりです。春になると桜でほのかなピンク色のトンネルが出来上がります。大自然の中に広がる川沿いに、約250本のソメイヨシノが1.4㎞も美しいトンネルを作ってくれています。また、芝生の広場や展望所などもあり、1日のんびりしたい方は、お弁当を持って、ピクニックデートなんていうのもとてもいいでしょう。2017年に出来た「さくらであい館」では、桜並木を地上約25mの高さから見ることが出来ます。桜のトンネルが上から見ると、桜の川へと変わる姿も見られます。
桜の名所としても、観光地としても全国的に有名な嵐山。嵐山の桜の特徴は、一気に満開になるのではなく、高低差により徐々に桜色に山のあちらこちらの色が変わっていきます。この山の中に、桜があることでお互いの色合いを引き立たて、美しい景色を作り出すのです。春の風を感じながら、川沿いを散策デートがぴったりな場所です。
穴場スポットとも言える静かに桜を鑑賞するなら「冷泉通りの疏水」がおすすめ
平安神宮の南側、岡崎の地に残る現在の冷泉通りは、静かに桜を楽しむ穴場スポットと言えます。京都には、数多くの桜名所のなかでも、ここは地桜の穴場とも言われています。疏水の川面に満開の桜の景色は、吸い込まれてしまいそうな美しさが魅力です。見ごろの時期には、琵琶湖疏水を遊覧する十石舟を見ることも出来ます。
夜桜を楽しむなら「円山公園
「平安神宮」がおすすめ!
円山公園の夜桜のライトアップは、3月中旬~4月中旬の日没~翌1時と遅くまで行われています。これだけの時間幅があるため、時間によっては優雅に夜桜を楽しむことも出来ます。入園は無料で、自由に散策することができるのも嬉しい点です。公園中央にある大きな桜の木は、とても美しいのでぜひご覧になることをおすすめします。電灯でのライトアップはもちろんですが、篝火の優しい光に包まれた景色は、とても幻想的な雰囲気をかもしだします。
平安神宮のライトアップのおすすめポイントは、音楽と桜のライトアップを両方楽しめる点です。平安神宮内の南神苑と東神苑のベニシダレザクラに、特別ライトアップが施されています。ここでは会場にはあえて、客席が設けられず、幻想的な神苑を散歩しながら、雰囲気を楽しむスタイルになっています。音楽と光の美しさに、デートの雰囲気もいいものになるでしょう。
大事な人と見る美しい景色は、より思い出深いものになるでしょう。あなたもぜひ大事な方を誘って、京都の一年に一度しか見られない絶景を見に行ってみてはいかがでしょうか。
2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。
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