シーズン先取り!11月上旬に京都で紅葉を楽しめるスポット10選

11月は京都の紅葉シーズンですが、上旬だとちょっと早いかな…と思われるかもしれません。実は、京都の紅葉の見頃は、11月上旬頃から12月上旬と言われ、紅葉を楽しむにはぴったりの季節に入ってきていると言えます。インスタグラムで大注目の「貴船神社」や、京都一早い紅葉を楽しむ事が出来る「神護寺」などなど、11月上旬でも紅葉を楽しめるスポットは意外とあるものです。こちらの情報を参考にして、今年は少し早めに紅葉狩り楽しみ、日本の秋を十分に満喫してみませんか。

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

善峯寺は、四季折々の自然との景色が美しいお寺です。 4月には春の訪れを感じされる桜、6月には雨の中で生き生きと咲き誇るあじさい、10月には色鮮やかな紅葉などを見る事が出来ます。その他にも有名なのが「松」になります。自然の見所が目白押しと言えるでしょう。 善峯山は、京都の中心市内からは少し離れた山の中腹に建っており、西国三十三箇所霊場の第20番札所として知られています。ご本尊は、十一面千手観音菩薩になります。 ご自身で来るとなると、意外と時間も掛かる場所かつ、ツアー等で訪れる観光客も少ない為、落ち着いて散策をしたり、景色を楽しむ事が出来ます。このゆったりとした時間を過ごす事が出来るのが、この寺院の魅力のひとつとも言えるでしょう。静けさの中に、趣のある建物、鳥のさえずりや川の流れる音…この空間に居ると多くの方が穏やかな気持ちに包まれ、日頃の疲れが癒されると言えるでしょう。 山の中腹に建っている事から、見晴らしがとても良く京都市内を見渡すことも可能です。現在は、少し前に比べると歩道の整備なども行われ、散策しやすくなってきました。 秋には全山がパッチワークのように、赤や黄色の鮮やかな色彩に彩られます。 参拝順路をたどると境内を約1時間で回ることができ、そのルート上の阿弥陀堂など至る所で紅葉鑑賞ができます
開館時間:8時~17時(受付終了16時45分) 拝観料:大人500円、高校生300円、小中学生200円

アクセス

京都市西京区大原野小塩町1372

  • JR向日町駅下車、阪急バスで30分
  • 善峯寺バス停下車、徒歩8分
  • 阪急東向日駅下車、阪急バスで30分
  • 善峯寺バス停下車、徒歩8分
  • 山門前駐車場あり

見ごろ 11月中旬~下旬

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貴船神社

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

貴船神社は、今ではSNSやインスタグラムでも話題の神社とも言えるでしょう。 意外と知られていませんが、貴船神社は、京都中心市内から1時間程かかる、山の中にあります。ここまで辿り着く交通手段も少ないので、有名ではあるものの足を運ぶ人はそれほど多くないとも言えるでしょう。 貴船神社の歴史を遡っていくと、日本の都が京都の平安京に遷る前から、貴船神社はあったと言われています。具体的な建立の年数は定かではないものの、歴史資料から見ると、666年に神社の建物を建て替えた記録が残っており、それ以前に建てられたと推測されます。歴史がとても深いという事がお分かりいただけたかと思います。 また、貴船神社が位置するのは鴨川の上流になります。遥か昔より京都の土地を潤し、豊かにすると言い伝えられ、水の神様として崇められてきました。 そして、貴船神社のシンボル的な存在が、赤い灯籠が立ち並ぶ約80段の参道になります。この景色を求めて、若い方をはじめ、外国の方も訪れる様です。 貴船神社は夏になると、神社のすぐ横を流れる川の水面のすぐ側に床を張り、涼みながら食事を頂く事が出来ます。京都の避暑地とも言える場所になっています。秋には紅葉とのコラボレーションを楽しむことが出来ます。 叡山電車で訪れる場合、手前の市原~二ノ瀬間では、もみじのトンネルを通り抜けます。 11月3日(2017年)からはライトアップも開催されるので、夜に行くのもおすすめです。
開館時間:6時~20時 (~11月30日)、6時~18時 (12月1日~) ライトアップ:11月3日~11月26日(2017年)日没~21時ころ 拝観料:無料

アクセス

京都市左京区鞍馬貴船町180

  • 叡山電車「貴船口」駅下車、徒歩約30分
  • 京都バス「貴船」バス停下車、徒歩約5分
  • 徒歩で5分~10分の場所に貴船観光大型駐車場あり。満車の場合、駐車できない可能性も

見ごろ 11月上旬~11月下旬

貴船神社

住所:〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

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神護寺

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

京都駅からバスで1時間程、京都市の中では、紅葉のシーズンが早いスポットして知られています。 神護寺(じんごじ)は京都市の北西部にある高雄山の中にあるお寺です。バス停から清滝川まで下り、再び楼門まで登るコースは、ちょっとしたハイキングのようとも言えるでしょう。 弘法大師が住職として活躍したお寺で、室町時代には、すでに紅葉の名所として知られていたそうです。 境内には樹齢600年~700年の古木も生えています。一番奥にある地蔵院では、錦雲渓(きんうんけい)の紅葉を見ながら、かわらけ投げもできますよ。 神護寺では、11月5日(2017年)からライトアップも開催されます。
開館時間:9時~16時 ライトアップ:11月5日~19日(2017年)受付:17時~19時(参道は20時まで) 拝観料:800円

アクセス

京都市右京区梅ヶ畑栂尾町1-1

  • JRバス「山城高雄」バス停下車、徒歩約20分
  • 市バス「高雄」バス停下車、徒歩約20分
  • 約1kmの場所に京都市高雄観光駐車場があります。普通車は40台駐車可能です。

見ごろ 11月上旬~11月下旬

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長安寺

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

長安寺は、「丹波のもみじ寺」として知られるお寺です。 このお寺が位置するのは、丹波大文字としても有名な姫髪山の中腹になります。 長安寺を建てたと言われているのが、聖徳太子の実弟である麻呂子親王になります。 その昔、福知山にある「大江山には鬼がいる」という言い伝えがありました。その鬼を倒すべく戦勝を願うお寺とも言われています。 長安寺が建てられたのは、約1,400年~1,500年前と言われ、様々な歴史の瞬間を見届けてきた事でしょう。建てられた後も、焼失を繰り返し、今の長安寺は福知山城主の杉原家次公によって立て直しをする事が出来たと言われています。 秋の季節は、重森三玲の長男・完途(カント)作の「薬師三尊四十九燈の庭」周辺など、境内全体で、赤・オレンジ・黄色を取り混ぜたバランスの良い紅葉を楽しむことができます。山門前には、樹齢約600年、高さ37メートルの「授乳のイチョウ」も見る事が出来ます。 山の中腹にある為、やはり景色はとても素晴らしいです。秋の季節は、紅葉と福知山が織りなす壮大な景色も、印象深い景色のひとつと言えます。 長安寺は山の中腹にありますが、階段を使わず本堂へ行く事も出来るので、家族連れはもちろんお年を重ねた方でも絶景を楽しむ事が出来る場所です。
開館時間:9時~17時 入場料:大人(高校生以上)300円、小中学生100円

アクセス

福知山市奥野部577

  • JR山陰本線福知山駅下車、車で約10分または徒歩40分
  • 無料駐車場あり

見ごろ 11月上旬~11月下旬

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鍬山(くわやま)神社

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

地元住民から愛され、多くの人に親しまれている鍬山神社は、紅葉の穴場スポットとしても有名です。 京都の奥座敷とも呼ばれている亀岡市に位置しています。 こちらの建物が建てられたのは、約1300年程前になり、歴史深い神社とも言えるでしょう。 秋の季節は、境内に植えられた約1,000本の紅葉は、赤く燃えるような鮮やかさが特徴です。 赤い鳥居や赤い灯籠が、紅葉をより引き立てます。毎年行われる紅葉祭りは、例年でいくと11月7日頃開催されているようです。 ここで、更に穴場スポットとしてご紹介するのが、本殿裏手になります。ここは道の上にモミジの木が垂れ下がっている形になっているので、風情ある建物とモミジのトンネルの景色は、ぜひ写真に収めてもらいたいものです。京都らしい裏路地の景色は、なんとも和やかな雰囲気を醸し出しています。 ちなみに、鍬山宮と八幡宮の間の池をご覧になるのもこちらの裏手からの方が良く見えるでしょう。 ただ、鍬山神社で初めて訪れる方は、少し最初戸惑うかもしれません。 それは初めの鳥居が、境内より離れた道路沿いに建てられている為、本当にこの先に建物があるのか不安になる事でしょう。多くの神社は、鳥居の奥に参道が続き、建物が見えるのが一般的なので、鍬山神社はそこが少し違うと認識しておくと、現地で戸惑うことなく辿り着ける事でしょう。 鳥居をくぐった後は、多少分岐点はありますが、ほとんどの方が辿りつけているので、心配なさらずに進んでください。
入場料:無料(紅葉の時期のみ志納金が必要)

アクセス

亀岡市上矢田町上垣内22-2

  • JR嵯峨野線亀岡駅下車、亀岡市コミュニティーバス(東コース)鍬山神社前バス停下車すぐ
  • JR嵯峨野線亀岡駅下車、京阪京都交通バス矢田口バス停下車、徒歩約20分
  • 駐車場:自家用車30台無料

見ごろ 11月上旬~11月中旬

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安国寺

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

約100本以上の木々の樹齢はなんと80年以上ものばかり!壮大な景色が圧巻の安国寺。赤い橋、本堂、紅葉のコラボレーションは絵になります。 室町幕府を開いた足利尊氏が、多くの国々が安心して暮らせるようにと願いを込めて建てられたと言われているこの寺院。全国ある安国寺の筆頭寺とも言われています。 また、ここの土地は、尊氏出生の地と言い伝えられ、境内に産湯の井戸や尊氏とその母上杉清子の墓を、今も見る事ができます。秋は紅葉の名所として知られもみじ祭りも開催茅葺き屋根の本堂がひなびた味わいを醸し出します。
入場料:境内無料。寺内の拝観は志納金が必要

アクセス

綾部市安国寺町寺ノ段1

  • JR山陰線綾部駅下車、あやバス黒谷線安国寺前バス停下車、徒歩2分
  • JR舞鶴線梅迫駅下車、徒歩15分
  • 駐車場:自家用車20台あり

見ごろ 11月上旬~11月下旬

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神藏寺(じんぞうじ)

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

亀岡市内では、特に紅葉が色づく時期が早いことで知られている神藏寺。山門前にある赤いみかえり橋が印象的と言えるでしょう。 こちらは、最澄が建立したお寺です。 2017年は例年より早く、11月15日にはほぼ紅葉が終了しましたが、散り紅葉を楽しむ方も見受けられました。 境内に植えられた樹齢推定400年のイロハモミジは、このお寺を代表する紅葉です。
入場料:入山料(志納料)300円

アクセス

亀岡市薭田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60

  • JR嵯峨野線亀岡駅下車、京阪京都交通バス国道佐伯バス停下車、亀岡市ふるさとバスに乗り換え、グリーンハイツ口バス停下車、徒歩約20分
  • 無料駐車場あり

見ごろ 11月上旬~11月中旬

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かやぶきの里

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

鎌倉神社からは茅葺き屋根の家を眼下に見下ろすことができ、秋の季節は集落と遠くの山の紅葉を同時に撮影することができます。 京都府の北部に位置する南丹市美山町にある「かやぶきの里」は、京都府であるものの、福井県との県境の方が近い山間の場所にあります。まるでタイムスリップしたかのような、景色をこちらでは見る事が出来ます。 紅葉を楽しむだけでなく、茅葺き屋根の建物を利用したカフェでのんびりするのもおすすめです。 資料館で昔の暮らしに思いをはせたり、美山ならではのおみやげを選んだりするのも旅の思い出になること間違いありません。
入場料:入山料(志納料)300円

アクセス

南丹市美山町北

  • JR嵯峨野線園部駅またはJR山陰線日吉駅下車、市営バス北バス停下車 (曜日、時間帯により市営バスの接続する駅が変わります)
  • 駐車場:100台無料

見ごろ 11月上旬~11月下旬

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岩倉実相院門跡

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

パワースポットとしても知られている岩倉に位置している実相院。季節を問わず多くの観光客が訪れる観光スポットでもありますが、秋の訪れとともに、素晴らしい紅葉の風景が広がる紅葉の名所でもあるのです。 実相院での紅葉の見どころは、比叡の山並みを借景とした石庭に加えて、滝の間で見ることができる床もみじです。磨き上げられた床に移りこむ紅葉は、京都らしいを感じさせられます。
開館時間:9:00~17:00 入場料:大人500円、小中学生250円

アクセス

京都府京都市左京区岩倉上蔵町121

  • 地下鉄国際会館駅からタクシーで約10分
  • 駐車場:紅葉時期は一般車両の駐車場入場不可

見ごろ 11月上旬~11月下旬

二尊院

【更新:10月9日現在 紅葉の状態:青紅葉】

二尊院は、「モミジの馬場」として知られている嵐山の紅葉の名所です。 見どころは、鮮やかな紅葉が美しく彩る本堂をはじめ、石段や参道など、どこを切り取っても絵になる素晴らしい光景を堪能することができます。
開館時間:9:00~16:30 入場料:500円

アクセス

京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

  • 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約10分
  • JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約19分

見ごろ 10月下旬~

二尊院

住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

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まとめ
今回ご紹介した以外にも、京都で11月上旬に紅葉を見られるスポットは、探せば他にもいくつかあります。もちろん、木々の色付きはその年の気象条件によって、異なります。最近では温暖化の影響からか、紅葉の見ごろの時期が遅くなる傾向もある様です。SNSやインターネットの紅葉情報や天気予報などを参考に、ベストな紅葉スポットに出かけてみてくださいね。