京都には美しい紅葉を見ることができる観光スポットが数多く点在しています。その中でも、美しい庭園を持つ寺院などでは、特に古都京都らしい風情ある紅葉の風景を堪能することができます。今回は、美しい庭園と色鮮やかな紅葉との調和を楽しむことができる人気の定番スポットと共に、比較的混雑の少ない穴場スポットをご紹介します。
せっかくだから一目見たい！庭園の紅葉を堪能できる定番スポット
東福寺
東福寺は、「通天橋」から見下ろす鮮やかな紅葉が絶景としてあまりにも有名ですが、東福寺には他にも美しい紅葉を鑑賞することができる見どころがあります。20万平方メートル以上の広大な境内には、国宝に指定されている三門や苔と敷石が市松模様をつくる「本坊庭園」が。それらを彩るようなイロハモミジやモミジ、トウカエデなど、約2000本もの美しい木々の紅葉も素晴らしい光景です。紅葉シーズンのピーク時はもちろん、ピークの過ぎたころに見ることができる「散りモミジ」も美しい名所として知られています。東福寺へのアクセスはJR京都駅から一駅で、最寄りの「東福寺駅」からも徒歩10分程度とアクセスのしやすさも魅力の一つです。
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永観堂（禅林寺）
古今和歌集に「もみじの永観堂」と詠まれるほどの美しい紅葉で知られている永観堂。山の中腹に位置し、境内の最も高い所にある多宝塔を色鮮やかな紅葉が取り囲むようにしている様子はとても幻想的で、その多宝塔からは紅葉の向こうに京都の街を臨むこともできます。約3000本のイロハモミジやヤマモミジが池泉回遊式庭園を鮮やかに彩る風景は、圧倒的な美しさです。京都でも屈指の紅葉の名所である永観堂での紅葉の見ごろは、例年11月中旬過ぎからとされています。
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南禅寺
約4万5000坪の広大な境内は、紅葉のシーズンをむかえると約300本ものカエデが一斉に色づき、紅葉一色に埋め尽くされます。名庭師である小堀遠州が作庭した「方丈庭園」に広がる真っ赤な紅葉も、思わずため息が出てしまうような美しさです。念禅師では、庭園の他にもアーチ型の疎水橋やレトロな水路閣、三門付近など数多くの紅葉の見どころがあるため、十分な見ごたえです。
混雑回避したい人におすすめ！庭園の紅葉が美しい京都の穴場観光スポット
大原三千院
三千院は京都市街の北東山中に位置しているお寺です。京都市の中心部から少し離れていることもあり、他の紅葉の名所と比べると混雑は少なめです。三千院の境内の青い苔庭と色鮮やかに染まったカエデの色とのコントラストは、「素晴らしい」の一言です。また、境内にひっそりと佇む「わらべ地蔵」も併せてチェックしたい見どころです。
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醍醐寺
醍醐山の山麓から山頂にかけて広がる広大な敷地に、金堂や五重塔、薬師堂などが立ち並ぶ京都市内最大のお寺です。モミジやイチョウ、ドウダンツツジなどの落葉広葉樹が多いため、気温が下がってくるとそれらの見事な紅葉を見ることができるのです。五重塔と紅葉の素晴らしい調和はもちろん、三宝院庭園の紅葉も素晴らしいものです。京都市の中心部から少し離れているので、紅葉シーズンでも混雑は少なめです。
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まとめ
数多くの紅葉の名所が点在している京都。その中でも特に、美しい庭園と色鮮やかに染まった紅葉の調和は一見の価値のある素晴らしい風景です。美しい庭園のある紅葉スポットとして人気の定番スポットは、東福寺や永観堂、南禅寺などが挙げられます。一方で、比較的混雑が少ない紅葉スポットとしては、京都市の中心部から少し離れた三千院や醍醐寺がおすすめです。