【更新:11月19日現在 紅葉の状態:今が見頃】
京都の紅葉の名所として人気絶大な東福寺。特に通天橋から見下ろす洗玉澗という渓谷は紅葉の海の如く絶景です。奈良の東大寺と興福寺の名前を一字ずつとり、名づけられました。九条道家が13世紀に創建され、周辺に25の塔頭を持つ、大きなお寺です。紅葉見頃には多く訪れる、京都の中でも人気スポット、東福寺の紅葉情報をご紹介します。
先ず東福寺について、そして紅葉情報
壮大な伽藍で著名な大本山東福寺さま。奈良の東大寺と興福寺の名前を一字ずつとり、名づけられました。九条道家が13世紀に創建し、円爾が初代の住職をつとめた、周辺に25の塔頭(小さいお寺)を持つ、規模の大きなお寺です。伽藍とはお寺さまの建物ですが、特に三門、本堂、方丈と四面の庭と、禅堂から庫裡まで圧巻のスケールです。
JRで京都駅から3分にて東福寺駅があり、徒歩10分です。京阪にも東福寺駅があり同じく10分です。伏見街道に、北門と中門、南門と3つあり、境内に一筋の川が流れ「洗玉澗」という渓谷があり、3つの橋が掛かります。
東福寺三名橋で言われる、臥雲橋、通天橋、偃月橋です。特に紅葉の見頃には通天橋からの眺める紅葉は絶景として有名です。渓谷の庭園内には2000本を超えるモミジに埋め尽くされて、見渡す限りの赤の共演は見る人の心に残ります。
東福寺で紅葉の写真を撮影するのにおすすめの場所は?
東福寺の境内には、円爾が宋から持ち帰った通称「通天もみじ」を始めとして様々な種類の約2000本のカエデが植えられています。 東福寺で一番人気の紅葉スポットは、本堂から開山堂をつなぐ通天橋で、洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷の色鮮やかな紅葉を眼下にのぞむことができます。東福寺の外にある臥雲橋(がうんきょう)からは、洗玉澗越しの通天橋を眺めることができます。
重森三玲の造った本坊庭園では、市松模様の北庭で紅葉を見ることができます。 紅葉時期でもそんなに人が訪れない東福寺の穴場紅葉スポットは、通天橋の上流に架かる偃月橋(えんげつきょう)です。 庫裡(くり)から龍吟庵に行く途中に架かる、1603年(慶長8)に造られた屋根付きの木造橋で、ここからも洗玉澗の紅葉を少し眺めることができます。写真も撮影可です。
東福寺の紅葉シーズンの混雑状況は?
通天橋・臥雲橋の上での撮影が禁止になる時期が、最も混雑する時期であると共に、紅葉のベストタイミングです。通天橋を渡る際に入場制限がかかる可能性もあるため、開園時間よりも前に到着することをおすすめします。
12月2日からは、拝観時間は30分早くなり、9:00~15:30に変ります。 しかしながら、これから散り紅葉も美しく、混雑も緩和されるので、寒さが募る季節ですが、 拝観はおすすめとも言えるでしょう。 一面に、真っ赤な紅葉の絨毯となる、庭園を思う存分に散策されると自然の移り変わりと儚さと、 その際立つ美しさに感嘆されることだと思います。
東福寺の見どころ
最も有名な東福寺の通天橋の途上から、清流の小川が流れる斜面を散策できる広大な庭園が拡がる。 そこには、その高低差を埋め尽くす、2000本のカエデが植えられています。まさに圧巻の光景で、ゆっくりと周遊出来ます。
通天橋から回廊の途中に、方丈があり、本坊庭園が近代庭園の傑作です。市松模様の庭園や、枯山水など方丈の東西南北に4つの庭を作庭されている。 そして通天橋の先には木造建築として最大級の本堂(仏殿)があり、天井には迫力のある蒼龍図が描かれ、その先に壮観が三門があります。
東福寺の紅葉のライトアップについて
東福寺の紅葉のライトアップ、2024年度の日程は未だ未定です。発表あり次第告知致します。=昨年23年度は、早朝と夜間拝観は、旅行会社のイベントとして、ツアーとなりました。東福寺の門前にて一般客の受付では、昼間の拝観でした。
東福寺の紅葉の見ごろはいつ?
東福寺の詳細
拝観時間
●拝観時間 9:00~16:00
●拝観受付終了 16:00
●閉門時間 16:30
●拝観時間 8:30~16:00
●拝観受付終了 16:00
●閉門時間 16:30
●拝観時間 9:00~15:30
●拝観受付終了 15:30
●閉門時間 16:00
拝観料金
通常期拝観料(秋季期間以外)
●大人:500円(お一人様)
●小人:300円(お一人様)
秋季拝観料:11月9日〜12月1日
●大人:1,000円(お一人様)
●小人:300円(お一人様)
通常期拝観料(秋季期間以外)
●大人:600円(お一人様)
●小人:300円(お一人様)
秋季拝観料:11月9日〜12月1日
●大人:1,000円(お一人様)
●小人:300円(お一人様)
通常期拝観料(秋季期間以外)
●大人:1,000円(お一人様)
●小人:500円(お一人様)
秋季拝観料:11月9日〜12月1日
11月9日~12月8日までは共通拝観券はございません
アクセス
京都市東山区本町15丁目778
- JR・京阪電車「東福寺」駅下車、徒歩約10分
- 市バス「東福寺」バス停下車、徒歩約10分
- 駐車場は、特別拝観時期は、使用することができません
- 一番近いタイムズ東福寺第2は、駐車台数が24台 住所:京都府京都市東山区泉涌寺東林町41
- タイムズ東福寺駅前第2は駐車台数が10台です。 住所:京都市東山区福稲柿本町5
見どころ多い、東福寺の塔頭をご紹介!
一定期間しか公開しない特別公開の塔頭が多いため、東福寺を訪れた際にはぜひ塔頭も訪れてみてください。
■ 光明院(こうみょういん) 隠れ家的、おすすめスポット
光明院は、東福寺の塔頭で、東福寺の三門を出て、徒歩5分くらいの処です。 室町初頭の1391年創建にて、以前に、京都のお酒のテレビCMの撮影に選ばれた事でも著名で とても優雅で整った庭園が美しく、一日中過ごせるほど素晴らしい景観です。
光明院には、重森三玲の造った庭「波心の庭」があります。光明院は「虹の苔寺」という別名があり、書院の円窓からは緑色の苔と赤い紅葉のコントラストを眺めることができます。紅葉の時期にはここの茶亭でお抹茶や京番茶と和菓子などをいただくことができます。混雑した紅葉狩りに疲れたら、光明院でゆっくりと癒されてみてはいかがですか。
7:00頃~日没
●拝観料:志納
500円以上入れて中へ入りましょう
※光明院には御朱印はありません
見ごろ:11月中旬~12月上旬
■ 花手水の元祖、映える「勝林寺」(しょうりんじ)
勝林寺は東福寺の毘沙門天と言われており、秋には特別公開されます。吉祥尊天像という縁結びのご利益がある神様を祀っており、そこから名が付いた吉祥紅葉と呼ばれる美しい紅葉も見ることができます。 京都では小さな境内のお寺さんですが、花手水など、丁寧に演出されていて、若い方を中心に、インスタ映えスポットとして昨今、人気を集めています。
●拝観期間: 2023年11月11日(土)~12月3日(日)
●拝観時間: 10:00~16:00迄
●拝観料: 700円(寺宝の説明付き)
■ 天得院(てんとくいん)東福寺日下門前、歩いて2分
天得院は桔梗の寺として春には可愛らしい花を楽しめます。秋には紅葉が美しく、可愛らしい黄色い花を咲かせるツワブキも一緒に見ることができます。春と秋にしか公開していない寺院です。
■ 龍吟庵(りょうぎんあん)
龍吟庵(りょうぎんあん)は東福寺に隣接する紅葉時期と春だけ特別公開されます。重森三玲の造った枯山水庭園と紅葉のコラボレーションを楽しむこともできます。ここには、3つの有名な庭があります。南側には「無の庭」と言われる白砂の庭があり、右奥には立派なカエデが秋の色どりを添えています。西側には「龍の庭」と呼ばれる白砂と黒砂の庭があり、こちらは庭の後ろの紅葉が大変美しいです。少し紅葉が散ると砂の上に葉の色が映え、その光景も美しいですよ。東側には「不離の庭」と呼ばれる鞍馬の赤石が敷かれている庭があります。この庭に雨が降ると、石がより一層赤くなり周りの紅葉と相まって大変美しくなります。
見ごろ:11月下旬~12月上旬
●拝観期間: 2023年11月11日(土)~12月3日(日)
●拝観時間: 9時30分~16時30分(入場は16時まで)
●拝観料: 大人1,000円 小中学生 300円
東福寺周辺のおすすめ紅葉スポット
御寺泉涌寺 (みてら せんにゅうじ)
泉涌寺は、「御寺(みてら)」と呼ばれ、皇室の菩提寺としても有名です。山に囲まれて自然豊かな泉涌寺は 一角から清泉が涌き出たことから「泉涌寺」の所縁で、京都で傑出したパワースポットでも有ります。
京都御所内になあった御里御殿を移築した御座所があり、その南東に位置する「玉座の間」は現在も皇族方の参拝時に休憩室として使用されています。その御座所前になるのが、「御座所庭園」で、まさに御寺と呼ばれるに相応しい紅葉の絶景で、秋の特別公開時には、見事に彩る紅葉が映えます。 JR京都駅からもタクシーで10分ほどです。東福寺駅からですと、徒歩20分の距離になります。通りから長い泉涌寺参道の途上から左手へ下ると、塔頭の今熊野観音寺もあり、鳥居橋を囲む紅葉のトンネルも絶景です。
●3月〜11月9:00~16:30 (閉門17:00)
●12月〜2月9:00~16:00 (閉門16:30)
●伽藍拝観 大人 500円 /子供 300円(小中学生)
●特別拝観 大人 300円(中学生以上)
●伽藍拝観でご覧いただける施設大門 仏殿 楊貴妃観音堂 泉涌水屋形 舎利殿 心照殿
●特別拝観でご覧いただける施設御座所 御座所庭園 海会堂
雲龍院(うんりゅういん)
泉涌寺の境内にある別院・雲龍院は、「走り大黒天」と写経で知られるお寺です。書院の円い「悟りの窓」と4つ並んだ四角い「蓮華の窓」からは、庭園のモミジの紅葉を眺めることができます。紅葉時期は市内よりも少し早めで、11月中旬〜12月上旬ころには、特別拝観とライトアップが開催されます。
見ごろ:11月中旬~11月下旬
今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)
今熊野観音寺は、泉涌寺の塔頭で、朱塗りの鳥居橋を渡り、境内を巡り本堂まで、真紅の紅葉に包まれます。 西国三十三か所の第15番札所でもあり、巡礼者の気持ちも伝わるのではないでしょうか。
【電話番号】075-561-5511
【拝観時間】8:00~17:00
【拝観料】境内自由
まとめ
いかがでしょうか。東福寺が京都の紅葉名所として人気の理由は自然豊かな場所に存在するお寺だからこその魅力が詰まっているのです。12月になっても紅葉が楽しめるのも嬉しいところで、11月は予定が立たない人も紅葉を楽しむことができます。人気があるため訪れる場合は予定をしっかり立てて、時間に余裕をもって東福寺に行かれることをおすすめします。素敵な秋の京都を満喫して下さい。