京都・嵐山の紅葉が最も美しい時期は?嵐山の紅葉の見頃と名所をまとめました!!

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

京都・嵐山は京都市の中心街から少し離れていることもあり、最も紅葉が美しい時期がやや遅めです。嵐山には、古都京都らしい風情ある寺院などが数多く点在しているため、季節を問わずたくさんの観光客が訪れます。紅葉の名所としても有名なスポットが多く、一日中楽しめるのも嵐山の魅力の一つです。世界遺産で京都を代表する清水寺や金閣寺、銀閣寺へは参道が一つの為に観光客が集中して混雑しすぎて動けなくなった23年でしたが、嵐山は渡月橋こそ混雑するものの、嵐山周辺全体として、見どころが多く、広く、分散しているがために、比較的、拝観に余裕があります。京都紅葉の最後、散り紅葉と真っ赤な紅葉絨毯を堪能下さい。

京都・嵐山の紅葉の見ごろは?

京都・嵐山の木々の葉は、例年11月中旬から色づき始め、最も美しいとされる見ごろは11月下旬から12月上旬ごろまでとされています。嵐山の中でも紅葉の名所の場所やその年の気候によって多少時期が前後することがありますので、お出かけの際は最新の情報をチェックしましょう。

嵐山へのアクセス

JR京都駅から嵯峨野線で約16分の「嵯峨嵐山駅」で下車、または嵐電四条大宮駅から嵐山本線で約22分の「嵐電嵐山駅」で下車すると、鮮やかな色の山々が目の前に表れます。

嵐山の紅葉の名所は?

風光明媚な京都の観光スポットとして、季節を問わず人気の高い嵐山。そんな嵐山には、秋の京都らしい紅葉の景色を堪能することができる名所が点在しています。

渡月橋(とげつきょう)

嵐山のシンボル的存在の渡月橋は、桂川にかかる長さ155mの橋で、木製の欄干が周辺の豊かな自然に溶け込んでいます。橋の上から眺める山々の紅葉は、「素晴らしい!」の一言です。 背景に広がる色鮮やかに染まった紅葉との調和が見事な紅葉の名所で、SNS映えする写真を撮るのにもおすすめのスポットです。紅葉シーズンの土日は特に混雑しますので、平日にお出かけするか、朝早めに行くなどして混雑をなるべく回避することをおすすめします。

【所在地】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約13分または京福嵐山本線「嵐山駅」から徒歩4分
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天龍寺(てんりゅうじ)

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

京都市内の一番西に位置している天龍寺は、1339年に後醍醐天皇を供養するために足利尊氏が建立したお寺です。世界文化遺産に登録されている曹源池庭園は、秋になると鮮やかな紅葉に彩られて、よりいっそう魅力が引き立てられます。天龍寺での紅葉の見ごろは11月中旬から11月下旬と、嵐山に点在している他の紅葉の名所よりも紅葉の色づきが少し早めなのが特徴です。天龍寺は駅からのアクセスがしやすく、更に周辺には飲食店やお土産屋さんが並んでいる事から、紅葉シーズンは特に混雑するとされています。訪れるなら平日か朝早い時間帯もしくは夕方の比較的混雑が少ない時間帯が無難です。

天龍寺

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

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常寂光寺(じょうじゃっこうじ)

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

紅葉が美しい小倉山の中腹に位置している常寂光寺。数ある京都の紅葉スポットの中でも絵になる観光名所です。高さ約12mの多宝塔の周りを赤や黄に色づいた紅葉が彩っている光景は圧倒的な美しさです。また、真っ赤に染まったカエデに覆われた石段を登って後ろを振り向くと、紅葉真っ只中の嵯峨野を一望することができます。

常寂光寺

住所:〒616-8397 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3

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宝巌院(ほうごんいん)

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

春と秋にだけ一般公開されている宝巌院では、夜間ライトアップを行っているため日中とは雰囲気が異なった幻想的な紅葉の風景を堪能することができます。暗闇の中明かりに照らされた回遊式山水庭園「獅子吼の庭」は、思わずため息が出てしまうほどの美しさです。

【所在地】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
【電話番号】075-861-0091
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】500円
【アクセス】①市バス「嵐山天龍寺前」下車徒歩約5分 ②JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約15分
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二尊院(にそんいん)

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

二尊院は、慈覚大師・円仁が建てた天台宗の寺院です。 「発遣の釈迦如来」と「来迎の阿弥陀如来」の二体を本尊としているのが「二尊院」の由来となっています。 総門からる出た先にある参道が「紅葉の馬場」と呼ばれ人気を集めます。

名称:二尊院
住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
拝観時間:9:00~16:30
電話番号:075-861-0687
拝観料金:中学生以上500円 小学生以下無料
アクセス:
電車: 京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩15分
バス: 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩10分

二尊院

住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

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祇王寺(ぎおうじ)

 

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平家物語に登場することで知られている祇王寺は、素晴らしい紅葉を見ることができる名所でもあります。紅葉のピークを少し過ぎた12月上旬頃に見られる「散もみじ」の風景も、風情があります。

【所在地】京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
【電話】075-861-3574
【紅葉の見頃】11月下旬~12月上旬
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】300円
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩約15分・JR嵯峨「嵐山駅」より徒歩20分

祇王寺

住所:〒616-8435 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32

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清凉寺(嵯峨釈迦堂)

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

雄大な伽藍が見どころの清凉寺は、秋になると色鮮やかに染まった紅葉を楽しむことができる名所としても知られています。清凉寺の紅葉は境内や庭で鑑賞することが可能です。清涼寺の境内は無料で散策することができ、多宝塔周辺の美しい紅葉などを堪能することができます。また、小堀遠州の作とも言われている清凉寺の庭園も見どころです。特に、渡り廊下から眺める紅葉は、京都の秋らしい風情ある光景です。

【所在地】京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
【電話番号】075-861-0343
【拝観時間】9:00~16:00(4・5・10・11月は17:00)
【拝観料】境内は無料・本堂:400円
【アクセス】①市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩約3分 ②JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約10分
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嵯峨野トロッコ列車

 

【更新:10月16日現在 紅葉の状態:青紅葉】

嵯峨野トロッコ列車は、片道7.3km、約25分の道のりを走る列車で、車窓からは保津峡を彩る美しい紅葉を鑑賞することができます。紅葉のビューポイントでは速度を落としてくれるので、保津峡の渓谷美をじっくりと楽しみましょう。嵯峨野トロッコ列車は、トロッコ亀岡駅から乗車できます。

【トロッコ亀岡駅の所在地】京都府亀岡市篠町山本地
【電話番号】075-861-7444
【料金】大人:880円・小人:440円(片道)
【アクセス】JR京都駅からJR嵯峨嵐山駅までJR嵯峨野線で約15分、「トロッコ亀岡駅」はそこからすぐです。
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嵯峨野トロッコ列車の紅葉についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

2024年嵐山もみじ祭

嵐山は京都市内の中でも有数の紅葉の名所として知られていますが、嵐山紅葉まつりではそんな紅葉の美しさとともに京都の歴史を知ってもらおうということで昭和22年から行われている歴史あるイベントです。舞台船が嵐山の目の前を流れる桂川を行き来し、その船上で狂言や雅楽、京都の郷土芸能などがお披露目されます。豪華なイベント内容にも関わらず無料で見ることができるので、ぜひおすすめしたいイベントとなっています。

●2024年の嵐山もみじ祭について
2024年(令和6年)11月10日(日曜)10:00~16:00(雨天中止)

紅葉シーズンには混雑必至の嵐山ですが、それと比べるとさほど人混みもなくおすすめです。しかしながら期間限定のイベントになりますので、混雑が嫌いな人は平日に訪れることをおすすめします。

嵐山のおすすめ散策ルート

数々の名所が存在する嵐山ですが、どうしたら効率よく楽しむことができるのか迷ってしまいますよね。 嵐山をスタート地点として、おすすめの散策ルートは、法輪寺を目指すルートです。所要時間は20分ほどで、嵐山の美しい自然を存分に感じながら法輪寺へ向かうことができます。また、世界遺産にも登録されている天龍寺や、観光名所として名高い竹林の道(竹林の小径)、野宮神社を経由して、常寂光寺や祇王寺方面へと抜けるルートもおすすめです。せっかく嵐山を訪れるなら、京都の紅葉を存分に満喫できる嵐山観光にしたいものですね。

ライトアップされた紅葉を楽しめる観光スポットは?

日中の青空の下眺める紅葉の景色も風情があって素晴らしいものですが、夜間ライトアップを行っている紅葉の名所では、紅葉した木々が秋の京都に浮かんでいるような幻想的な光景を楽しませてくれます。「京都・嵐山花灯路」では、渡月橋や竹林のライトアップが行われ、嵯峨野トロッコ列車沿線でもライトに照らされた幻想的な紅葉の風景を堪能することができます。

嵐山周辺のおすすめランチスポット

京都を代表する紅葉スポットとして名高い嵐山を訪れたなら、嵐山の中でランチも楽しみたいはずです。おすすめのお店をいくつかご紹介いたします。

平野屋

四季折々の旬の素材を使った心も体もあったまる料理を提供してくれるのが「平野屋」です。本来は夏の鮎料理で有名なこちらですが、秋には大根炊きがおすすめです。名物の団子と一緒にいただくのが最高で、紅葉散策で冷えた体を温めることができるほっこりとしたお味です。店内は、江戸時代に建てられた歴史を感じることができる作りとなっていて、見た目にもお腹にも満足が行く空間となっています。

松籟庵

観光地として賑わう嵐山の喧騒からは離れた場所にある一軒家の料理店「松籟庵」は、嵐山公園 亀山地区の大堰川沿いに静かに佇んでいます。 旬の食材を使った豆腐懐石をいただくことができ、その味は実に繊細で上品。店内に飾られている書画家でもある女将さんの作品もお店の雰囲気にマッチしていて、京都を存分に感じられるお店となっています。 また、特等席は窓際。手が届きそうなほどに木々の葉が近く秋には紅葉を楽しみながらお料理をいただくことができます。

パンとエスプレッソと嵐山庭園

なんといっても見ものなのは、築210年の府指定有形文化財の邸宅を改装したという建物。そんな中で営むカフェは聞いただけでもワクワクしますね。 お店の前方にある庭園も見事で、秋には美しい紅葉で彩られます。 こちらの売りは毎日食べても飽きないといわれるパンと、バリスタが入れてくれるコーヒーです。その他にも京都限定の抹茶トーストや食べごたえ抜群のサンドイッチなどがあります。

Okaffe Kyoto 嵐山

バリスタチャンピオンである岡田章宏さんが実力派焙煎士と共に嵐山に新店舗をオープンしました。 自家焙煎のフレッシュな豆で作る香り豊かなコーヒーはもちろんのこと、フードも逸品もの。京都ぽーく100%のパティをどら焼き生地でサンドした限定メニューはぜひ食べてみたいものです。

まとめ
京都・嵐山の紅葉の見ごろは、京都市の中心街と比べるとやや遅めです。京都駅からのアクセスもしやすいため、年間を通して多くの観光客が訪れます。数多くの紅葉の名所が点在している嵐山ですが、特に人気なのが嵐山のシンボル的な存在の渡月橋や天龍寺、常寂光寺、清凉寺です。また、夜間ライトアップを行ってる宝厳寺の紅葉も必見です。その他にも「京都・嵐山花灯路」や「嵐山もみじ祭」などイベント事も充実していますし、京都を感じさせるランチスポットも満載です。一日では回りきれないくらいに魅力が満載の嵐山を、ぜひ堪能してくださいね。