京都の紅葉ならCMでも取り上げられた光明寺がおすすめ!真っ赤に燃えるような紅葉を心ゆくまで堪能できる光明寺についてご紹介!

【更新:11月12日現在 紅葉の状態:色付き始め】

京都の中心から離れた長岡京市に位置している光明寺は、CMで起用されたことにより全国的に有名な紅葉スポットそして知られるようになりました。 京都を代表するような観光スポットである清水寺や嵐山は年間を通して多くの観光客が訪れるため非常に混雑し、特に秋の紅葉シーズンは大混雑でゆっくりと美しい紅葉を堪能することは難しいと言えます。しかし、光明寺は京都の中心から離れているということもあり、清水寺や嵐山などの観光スポットよりはゆったりと観光できます。今回は、穴場的な紅葉スポットでもある光明寺についてご紹介します。

光明寺の紅葉が広く知られるきっかけになったCMとは?

光明寺の紅葉が一気に人々に知れたのは2009年と言っても過言ではありません。そのきっかけとなったのがJR東海のCM「そうだ 京都、行こう」です。一度は見たことのある方の多いこのCMでは美しい桜や紅葉のある京都らしいスポットを撮影し、バックにサウンド・オブ・ミュージックで有名な「私のお気に入り」の音楽を流したものです。私のお気に入りを映像の雰囲気でアレンジしているというのですから拘りも素晴らしいです。

このCMに取り上げられたスポットは人々の話題となり、人気スポットになることも少なくありません。この光明寺は2009年にJR東海のCMに取り上げられたのです。美しい紅葉のトンネルを「800年前につながるタイムトンネル」と形容した素敵なキャッチコピーでした

光明寺とは?

長岡京市の紅葉スポットとして知られている光明寺とは浄土宗の総本山で、宗祖円光大師、法然上人が初めて念仏の教えを説いたとされている場所です。念仏を初めて日本で唱えた当時、法然上人は43歳だったと言います。実際に光明寺を建立したのは、弟子である熊谷蓮生法師で、建立当初は念仏三昧堂と言ったそうです。

熊谷蓮生法師とは、源平の戦いで有名な熊谷次郎直実で、戦いで重ねてきた業をどう償ったらよいかと途方に暮れていた際に法然上人と出会ったそうです。法然上人は「どんなに罪は深くとも、念仏さえ一心に申せば必ず救われる」との教えを説き、この言葉に救われ、すぐさま弟子として熊谷蓮生法師となったのだそうです。念仏三昧堂の名前もうなづけますね。

光明寺の名前は、安貞2年(1228年)に法然上人の棺より光明が放たれ辺りを照らしたという出来事があり、これに由来してつけられたそうです。

開館時間:午前9時00分~午後4時00分
ただし、紅葉期は午後6時00分に閉門
拝観料:紅葉期は高校生以上500円
ただし、紅葉期以外は無料

アクセス

長岡京市栗生西条内26-1

阪急バス 旭が丘ホーム前 下車、徒歩約2分駐車場:なし

光明寺

住所:〒617-0811 京都府長岡京市粟生西条 ノ内26-1

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紅葉の見ごろは?

光明寺の木々の葉は11月上旬から徐々に色づき始め、本格的な見ごろは11月中旬から11月下旬です。 真っ赤に燃えるようなモミジは、一見の価値がある美しさで見る人々を魅了します。 2024年は比較的に紅葉の持ちが良いので12月に入ってからも「見頃時期」が続いています。 「もみじ参道」といわれる総門を入って左側の分岐からの参道は 12月中旬までは【敷紅葉】散った紅葉の鮮やかな絨毯を敷き詰めます。

紅葉の見どころは?

紅葉の名所として有名な光明寺は、鮮やかな赤に染まった木々の葉がとても印象的です。 光明寺の真っ赤に染まる紅葉を堪能することができる、おすすめの見どころをまとめました。

もみじ参道

光明寺での紅葉の一番の見どころは、もみじ参道です。 総門左手に続く参道で、その名の通り両側に続く鮮やかな木々によって作られる紅葉のトンネルは、感動すること間違いなしの光景です。 まるで、左右両側に真っ赤な紅葉を抱えているような贅沢な気分を楽しめます

参道の石畳

紅葉が散り始めている時期にお出かけするのであれば、真っ赤なモミジで埋め尽くされた参道の石畳にも注目してみましょう。 足元が赤く染められたように地面に広がる散もみじも風情があり、圧倒的に美しい風景で楽しませてくれます。

光明寺までのアクセス

京都駅から東海道本線に乗車し、「長岡京駅」で下車します。そこから阪急バス(20,22系統)で20分ほどのバス停「旭が丘ホーム前」で下車です。

光明寺に駐車場はあるの?

光明寺には専用の駐車場がありませんので、周辺の駐車場に停めるか、電車・バスと言った公共交通機関を利用するようにしましょう。

光明寺で開催される「月釜」について

光明寺では、毎月一般の方を対象とした月釜というものが行われています。分かりやすく言うならばお茶会ですね。 「月釜」が行われるのは「廣谷軒」という茶室です。ここは法然上人750回大縁忌記念行事の際に建てられたものだそう。 「表千家」と「裏千家」の方々が交代で先生を務めます。 「廣谷軒」から眺める庭の景色が美しく、梅や桜、モミジなど四季折々の美しさを楽しむことができます。そんな中でいただくお茶の一服は日常の疲れや悩みを忘れさせてくれる時間となるでしょう。
期間:1.8.12月はお休み
時間:9:00~15:00(予約不可)
料金:年間5000円、臨時の場合は1回1200円
服装:自由、手ぶらでOK
初めての方は午後からの方が空いているのでおすすめです。

光明寺の御朱印について

近年人気が高まる御朱印集めですが、光明寺も御朱印がいただけるスポットとなっています。 その種類は5種類オリジナルの御朱印帳も販売されています。西陣織のかわいい表紙をしたオリジナル御朱印帳も並びますのでぜひチェックしてみてくださいね。 5種類の御朱印は以下の通りです。
「法然上人」ゆかりの寺院を巡拝する「法然上人二十五霊場第16番札所」の御朱印が 「浄土門限元地」と「御詠歌」の2種類。

16霊場がある「西山国師遺跡霊場」の第13番札所「弥天善恵鑑知国師」が1種類。

「洛西三十三観音霊場」の第7番「十一面千手観音」が1種類。第8番「千手観音」が1種類。

いづれも受付場所は寺務所、紅葉時期は混雑のため行列ができることもあるので、混雑回避のためには紅葉シーズン以外がおすすめです。

ライトアップについて

紅葉シーズンには京都でも各所で紅葉のライトアップが行われ、高い人気を集めます。光明寺ではライトアップは行われるのでしょうか? 答えは残念ながらNOです。 そもそも光明寺は17時で閉まります。更に冬季期間は16時まで。夜間は入山さえ厳しい状況です。 周囲にはこれといった明かりもないため光明寺の紅葉を楽しむなら、明るいうちに。遅くても夕方付近までが良いでしょう。 ライトアップが行われないのは宗派的な問題もあるのでしょうか? 残念ではありますが、お昼の紅葉だけでも十分に満足できるかと思いますのでぜひ一度訪れてみてくださいね。

光明寺の周辺の紅葉スポット

せっかく長岡京市にお出かけするなら、光明寺だけではもったいないですよね! 光明寺周辺のおすすめ紅葉スポットもご紹介いたします。

長岡天満宮

長岡天満宮は、学問の神様として知られている菅原道真が太宰府に左遷される際、名残を惜しんで出発の時に自作の木像を贈りそれを祀ったことが始まりだと伝えられています。 光明寺と比べると長岡天満宮は人が少なくすいているので、境内のあらゆる場所でゆったりと紅葉を眺めることができます見どころは、錦景苑と呼ばれる庭園の紅葉です。まるで絵葉書のような風景は、思わず写真におさめたくなる美しさです。

【所在地】長岡京市天神2丁目15-13
【電話番号】075-951-1025
【拝観時間】境内自由 ※社務所9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【アクセス】JR東海道本線「長岡京駅」下車徒歩約20分・阪急京都線「長岡天神駅」下車徒歩約10分

長岡天満宮

住所:〒617-0824 京都府長岡京市天神2丁目15−13

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CMで見た京都の紅葉スポットは他にも!

天龍寺

天龍寺は、2016年秋のJR東海「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンで取りあげられたことのあるお寺です。 周囲の山々を借景にした風景や、曹源池庭園の池の水面に映りこむ紅葉の姿も素晴らしいものです。

【所在地】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
【電話番号】075-881-1235
【拝観時間】庭園・諸堂 8:30~17:30(10/21~3/20は17:00)
【拝観料】庭園:500円(諸堂参拝は300円追加)・法堂「雲龍図」:500円
【アクセス】嵐電嵐山本線嵐山駅からすぐ

天龍寺

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

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北野天満宮

春に咲く梅が有名な北野天満宮ですが、秋の紅葉も美しいことで有名な紅葉スポットです。 紙屋川を覆いつくすように色づいた紅葉は、必見です。

【所在地】京都府京都市上京区馬喰町
【電話番号】075-461-0005
【拝観時間】9:00~16:00・ライトアップ期間は9:00~20:00
※ライトアップの時間帯での入れ替え制なし
【拝観料】大人:800円、小人:400円 ※茶菓子付き
【アクセス】JR京都駅から市バスで北野天満宮前下車徒歩すぐ

北野天満宮

住所:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町

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南禅寺

重厚な三門と鮮やかな紅葉との調和を楽しむことができる南禅寺ですが、小堀遠州が作庭した方丈庭園も見どころです。楼上からは、秋色に色づいた京都の街並みを一望することができます。

【所在地】京都府京都市左京区南禅寺福地町
【電話番号】075-771-0365
【拝観時間】3~11月 8:40~17:00・12~2月 8:40~16:30 ※20分前に受付が終了します。
【拝観料】境内無料・三門:500円、・方丈庭園:500円
【アクセス】市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分・地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分

南禅寺

住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86

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