三十三間堂の知られていない魅力とは

京都の名刹 三十三間堂
三十三間堂出典：三十三間堂 – Wikipedia

みなさんは、三十三間堂の由来をご存知ですか？多くの方が三十三間堂と言えば、長いお堂を思い浮かべたり、仏像がたくさんいる姿を思い出すのではないでしょうか。逆に言うとそれ以外の三十三間堂の魅力を知らないという事になります。実はこの本堂の由来は、とても簡単です。本堂にある柱間が33個あることから、この名がついたとされています。実際に訪れた際に数えてみるのも面白いかもしれません。この様に色々な建物の由来や背景を知っていくと、建物の見方も変わってきます。三十三間堂のまだ知られていない魅力を探していくとしましょう。

目次

三十三間堂の歴史とは

三十三間堂出典：三十三間堂 | 京都の観光スポット | 京都観光情報　KYOTOdesign
三十三間堂の正式名所は、蓮華王院になります。1249年に火災により、その当時の建物は燃えてしまいました。この姿から、元の姿へと直すために力を貸してくれたのが、後嵯峨上皇になります。ここで綺麗に再建された三十三間堂は、今は国宝として大切にされています。三十三間堂は日本一長い木造建築と言われ、なぜそこまで長くなったのか？と気になる所だと思います。答えはとても簡単です。このお堂に安置する仏像の数がとても多かった為と言われています。その仏像の数はなんと1001体にものぼります。当然観音様なので重ねておくなどができない為に、仏像をきちんと並べるスペースが必要となり、お堂は長くなったという事も納得が出来ます。ここで更なる疑問としては、なぜそんなにも多くの仏像を並べたのかという点ですが、昔は祀る仏像の多さが徳を積むと言われていました。ここを建てられた後白河上皇は、父である鳥羽上皇も同じように千体観音堂を作っていた事から、それに習い自分もこうして三十三間堂を作り上げたとされています。[hr][/hr]

三十三間堂の御朱印とは

こちらの御朱印は、本堂の内部で授与して頂けます。他の御朱印をもらう場所とは少し異なるので、ご注意を。三十三間堂の見所とも言える千手観音などが安置されている中央辺りでもらう事が出来ます。ここで頂く事が出来る御朱印は、大悲殿と御詠歌の2種類になります。墨書で書いてある、大悲とは大きな仏の心で人々を助ける観音菩薩のことを指します。大慈殿は観音菩薩を祀るお堂と言われており、三十三間堂には相応しい御朱印であると言えるでしょう。三十三間堂は御朱印帳の種類も、とても豊富です。通常の御朱印帳に加えて春と秋の限定の御朱印帳が販売されます。春は桜をイメージした桜色の御朱印帳に三十三間堂が描かれています。秋は紅葉を表す落ち着いた茶色系の御朱印帳に三十三間堂が描かれています。季節ごとにしか手に入らないとなると、御朱印を集めている方からすると、とても魅力的と言えるでしょう。[hr][/hr]

三十三間堂のアクセス方法や周辺散策について

三十三間堂出典：京都をぶらり。お寺、神社、御朱印のブログ
三十三間堂に行く場合は、電車だと遠回りになってしまいます。その為バスがおすすめです。JR京都駅の中央改札口から出ると目の前に、京都駅バスターミナルがあります。そこで、市バス100・206・208系統に乗車し、博物館三十三間堂前で下車しましょう。そこの目の前が三十三間堂になります。所要時間は15分程になります。バス停を降りたら、京都国立博物館も目の前なので、京都の歴史に興味がある方は、ぜひ立ち寄ってみる事をおすすめします。期間限定の特別展なども行われているので、楽しめる事は間違いありません。また京都市内を散策しながら行きたい方には、徒歩もおすすめです。春や秋のシーズンであれば、京都市内の桜や紅葉が織りなす美しい景色を見ながら、こちらに向かう事も出来ます。三十三間堂に行くまでには、東本願寺や西本願寺などの観光スポットもある為、そちらに寄ってから行くのもおすすめです。西本願寺には、国宝や重要文化財が多くあります。また東本願寺の京都大三門と言われている御影堂門の迫力をその目で確かめるのもいいでしょう。京都駅から三十三間堂までは、約1.7㎞程なので、所要時間としては17分程になります。歩いたとしても、バスに乗ったとしても大して時間は変わりませんので、旅のスケジュールを考えながら、アクセス方法を選んでみてもいいでしょう。[hr][/hr]

三十三間堂の詳細

■住所〒605-0941　 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657■電話番号075-561-0467■営業時間午前8時～午後4時半■駐車場三十三間堂には専用の駐車場があります。収容台数としては、普通車50台、バス20台と割と大きな駐車場になります。こちらの駐車場は営業時間内であれば、いつでも停める事が出来ます。駐車料金は無料ですが、40分以内に戻ってこなければならない為、時間を気にしながら回る事が必須です。■所要時間全体の所要時間としては、40分から3時間程度になります。やはり自分の見たい所となれば、時間がかかる為、時間にも幅が出てきてしまうと言えるでしょう。[hr][/hr]

まとめ三十三間堂の様々な疑問を解決してきましたが、まだ解決に至らない疑問もあると思います。気になる点はぜひこちらを訪ねてその目で見て、解決をしてみてはいかがでしょうか。