京都の紅葉を見にを訪れた際には、ぜひ本場のお抹茶を体験してみてはいかがでしょうか?季節を問わず京都を訪れる観光客に人気なお抹茶ですが、特に秋の紅葉シーズンは美しい紅葉を眺めながらお抹茶を楽しむことが断然おすすめです。この記事では、紅葉とお抹茶を堪能することができるおすすめの紅葉の名所とカフェをご紹介いたします。
三千院
パワースポットとしても有名な三千院では、庭園の紅葉を眺めながらお抹茶をいただくことができる紅葉の名所の一つです。お抹茶は客殿でいただくことができ、抹茶席は区切りがされていて、庭園をよく見渡すことができます。庭園は、井上靖が東洋の宝石と讃えたとされる大変美しいお庭ですので、このお庭の紅葉を見るだけでもおすすめです。アクセス
京都府京都市左京区大原来迎院町540
- 京都バス大原バス停下車、徒歩約10分
実光院
実光院は、三千院のすぐそばにあるお寺なのですが、三千院と比べると混雑は少なく、ゆっくりと紅葉とお抹茶を堪能することができます。2つのお庭、「契心園」と「旧理覚院庭園」はそれぞれに美しく、不断桜という秋に花を咲かせる桜と紅葉という珍しいコラボレーションを見ることができます。お抹茶は開放感のある客殿でいただくことができ、心地よい風に癒されます。アクセス
京都府京都市左京区大原勝林院町187
- 京阪バス大原バス停下車、徒歩約10分
- 京都バス大原バス停下車、徒歩約10分
蓮華寺
素晴らしい回遊式庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができる、蓮華寺。質素な雰囲気のお寺ですが、江戸時代にはよく茶会の場になったようです。お抹茶はお休みの日もありますので、お抹茶をいただきたいのであれば事前に電話をして確認することをおすすめします。茶人に愛されたという庭園を見ながらお茶をいただけるので、大変贅沢なひと時を過ごすことができます。アクセス
京都府京都市左京区上高野八幡町1
- 叡山電車三宅八幡駅下車、徒歩約10分
- 京都バス上橋駅下車、徒歩約1分
南禅寺
約750年前の鎌倉時代に建てられた南禅寺では、「方丈庭園」が素晴らしいことで知られ、その庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができるのです。抹茶専用の抹茶室でお抹茶をいただくことができるので、滝から流れる水の音を聞きながらゆっくりと静かにお抹茶を楽しむことができます。アクセス
京都府京都市左京区南禅寺福地町
- 市バス南禅寺永観堂道下車、徒歩10分
- 市バス東天王町下車、徒歩10分
妙心寺山内 退蔵院
妙心寺には40ほどの塔頭がありますが、退蔵院はその中でも歴史あるものとして知られています。枯山水庭園「元信の庭」は国の名勝にも指定されており、池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」では1年を通して四季折々の花が見られ、どちらも美しい庭園です。茶室「大休庵」でお抹茶をいただくことができ、お菓子は退蔵院にある国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」に因んだものなのだそうです。アクセス
京都府京都市右京区花園妙心寺町35
- 京都バス妙心寺前下車、徒歩3分
- 市バス妙心寺北門前下車、徒歩5分
圓徳院
圓徳院(えんとくいん)は豊臣秀吉の妻、北政所(ねね)が生涯を終えた終焉の地として有名です。白砂と紅葉のコントラストが美しい南庭と名勝に指定されている枯山水庭園の北庭があります。北庭も秋には妖艶で鮮やかな真っ赤な紅葉が楽しめ、夜間のライトアップも人気です。圓徳院では北庭を見ながら気軽にお茶を楽しめる点て出しと、あらかじめ予約を必要とする北書院にあるお茶室での茶席と両方を楽しむことができます。近くにはねねが秀吉の菩薩を弔うために建てた高台寺もあります。高台寺も人気の高い紅葉名所ですので、併せて秋の京都を楽しんではいかがでしょうか。高台寺も訪れる予定の方は、掌美術館と3か所セットの共通割引拝観券がおすすめです。アクセス
京都府京都市東山区下河原町530
- 市バス東山安井停下車、徒歩5分
宝泉院
「そうだ 京都、行こう。」のJR東海のCMでもおなじみの宝泉院でも、美しい紅葉の風景と共にお抹茶を楽しむことができます。柱を額に見立てた「額縁庭園」は、まるで絵画のような美しさです。さらに、秋には紅葉はもちろん、桔梗や曼殊沙華などの草花も鑑賞することができます。アクセス
京都市左京区大原勝林院町187
- 京都バス「大原」下車徒歩約15分
無鄰菴
無鄰菴は、明治~大正時代の政治家である山縣有朋の別荘として造営され、後に国の名勝に指定されました。琵琶湖疏水を組み入れた近代日本庭園と赤や黄の色鮮やかな紅葉との素晴らしい調和を堪能することができます。お庭を散策した後は、お抹茶で一休みするのがおすすめです。アクセス
京都市左京区南禅寺草川町31
- 地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約7分
- 市バス「神宮道」下車徒歩約10分
野仏庵(のぼとけあん)
縁結びのご利益や、パワースポットとして知られている野仏庵。木々に囲まれて静かに佇む野仏庵は、比較的混雑が少ない紅葉の穴場スポットとされています。ゆったりとお抹茶を飲みながら、秋の深まりを堪能してはいかがでしたでしょうか?アクセス
京都市左京区一乗寺葉山町15-3
- 市バス「一乗寺下り松町」下車徒歩約6分
青蓮院(しょうれんいん)
天台宗の門跡寺院である青蓮院は、古くから代々皇族が住職を務めた格式ある寺院としても有名です。見どころは、相阿弥作の「池泉回遊式庭園」と、小堀遠州作の「霧島の庭」を美しく彩る紅葉との調和です。日没後にはライトアップも行われ、幻想的な風景を堪能することができます。アクセス
京都市東山区粟田口三条坊町69-1
- 市バス「神宮道」下車徒歩約3分
長楽寺
平家物語ゆかりの地である、長楽寺。参道を彩るカエデや、相阿弥が作庭したとされている池泉式庭園の素晴らしい紅葉は、どこを切り取っても絵になる美しさです。アクセス
京都府京都市東山区円山町626番地
- 市バス「祇園」バス停下車徒歩約10分
- 京阪電車祇園四条駅より徒歩約20分
芬陀院(ふんだいん)
東福寺の塔頭の一つである芬陀院は、水墨画などで有名な雪舟等楊が作ったが庭があることから、「雪舟寺」とも呼ばれています。混雑が少ないため、お抹茶をいただきながらのんびりと紅葉の美しい風景を楽しむことができます。アクセス
京都市東山区本町15丁目803
- JR奈良線「東福寺駅」下車徒歩約10分
雲龍院
雲龍院は、泉湧寺の塔頭の一つです。有名な「悟りの窓」からは、秋の深まりを感じさせてくれる鮮やかな紅葉の風景を見ることができます。夜間ライトアップも行われ、庭園などが幻想的な雰囲気に包まれます。アクセス
京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
- 東福寺駅から徒歩約10分
来迎院(らいごういん)
参道の紅葉が美しい、来迎院。訪れる人は少ないですが、素晴らしい紅葉の風景を見ることができます。混雑が少ないので、ゆったりと紅葉狩りを楽しみたい方におすすめです。アクセス
京都市左京区大原来迎院町537
- 京都バス「大原」下車、徒歩約15分
建仁寺
京都最古の禅寺としても知られている建仁寺では、柱やひさしなどを額縁に見立てて絵画のように紅葉を楽しむことができます。真っ赤に燃えるような紅葉と、緑色の苔とのコントラストも素晴らしいものです。アクセス
京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
- 市バス「東山安井」下車徒歩約5分
一華院(いっかいん)
一華院は、東福寺の塔頭寺院の一つです。通常は非公開となっていますが、秋の紅葉シーズンには特別に公開され、お茶席が行われるのです。苔の絨毯と鮮やかな紅葉とのコラボレーションも、見事なものです。アクセス
京都市東山区本町15-800
- JR奈良線「東福寺駅」下車徒歩約10分
二条城
二条城では、広い場内をゆったりと散策しながら美しい紅葉を楽しむことができます。特に、「清流園」と「本丸庭園」の景色は絵画のような美しさで知られています。アクセス
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
- 市バス「二条城前」下車徒歩約2分
- 地下鉄東西線「二条城前駅」下車徒歩約5分
紅葉を楽しみながらお抹茶をいただけるカフェ
硯石亭(すずりいしてい)
京都をよく知る人たちの中で人気なのが、この硯石亭です。お抹茶はもちろん、京ゆばを使用した「京ゆばうどん」や甘味なども堪能することができます。JRバス「高雄」バス停から徒歩15分と、京都市内から少し離れているためアクセスに時間はかかりますが、京都らしい秋を存分に満喫できます。 [hr][/hr]よーじやカフェ 銀閣寺店
あぶらとり紙をはじめ、化粧水やクリームなど「美」に関するものを数多く取り扱っていることで有名な「よーじや」。そんな「よーじや」がプロデュースしているカフェが銀閣寺に店舗を構えていることをご存知でしょうか?「よーじや」らしいラテアートは、もちろんSNS映え抜群!女性のお客さんが多いお店ですが、上品な大人な味なので、男性にもおすすめです。真っ赤に染まった紅葉を眺めながら、休憩するのにもぴったりです。 [hr][/hr]まとめ 季節を問わず京都を訪れる観光客に人気のお抹茶ですが、秋の紅葉シーズンであれば色鮮やかな紅葉を眺めながらお抹茶を堪能することがおすすめです。京都にはお抹茶を楽しみながらお抹茶をいただくことができる紅葉の名所やカフェがたくさんありますが、特におすすめなのが、「三千院」「実光院」「蓮華寺」「南禅寺」「退蔵院」「圓徳院」です。紅葉とお抹茶を楽しめる「硯石亭」「よーじやカフェ」は、休憩にもぴったりです。