京都の秋に浸りたいなら大徳寺!美しい紅葉を堪能することができる見どころをご紹介!!

臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺は、秋になると境内に植えられた多くの木々が色鮮やかに染まります。特に、広大な境内にある20あまりの塔頭に多くの見どころがあるので、「有名観光スポットだけでは物足りない」なんて方も満足いくこと間違いなしです。今回は、大徳寺での紅葉の見どころやアクセス方法などについてご紹介いたします。

大徳寺は、京都市北区紫野にあるお寺で、臨済宗大徳寺派の大本山です。1325年に創建され、応仁の乱の際に一度焼失してしまっていますが、千利休こと一休宗純が豪商の協力を得て立て直したという歴史もあります。数多くの塔頭に見どころが多いことで知られていて、紅葉の美しい高桐院をはじめ、庭の美しい龍源院や黄梅院の紅葉が見どころです。

高桐院の紅葉

高桐院は、大徳寺の広大な境内にある大徳寺の塔頭の一つです。晩秋の散り紅葉が美しいことで有名ですが、もちろん見ごろの時期の紅葉も人気です

高桐院の紅葉の見ごろ

高桐院の紅葉は、11月中旬から徐々に色づき始め、例年11月下旬から12月上旬が最も美しい見ごろとされています。哀愁ある散りモミジを堪能したい方は、見ごろの時期を過ぎたころにお出かけするのがおすすめです。 [hr][/hr]

高桐院の紅葉の見どころ

高桐院の紅葉は、参道や庭園で鑑賞することができます。参道はそれほど長くはありませんが、高桐院の門まで続く両脇にカエデの木が並び、紅葉の見ごろになるとまるで「紅葉のトンネル」のような綺麗な紅葉が。そして、モミジが散る頃には赤い絨毯のように地面に敷き詰められる落ち葉も見どころです。 また、「カエデの庭」と呼ばれるほど紅葉が美しい庭園は、散りもみじで有名なのですが、紅葉の見ごろの時期ももちろん美しい景色を楽しむことができます

高桐院の基本情報

【所在地】京都府京都市北区紫野大徳寺73-1 【電話番号】075-492-0068

龍源院の紅葉

室町時代最古の方丈建造物として国の重要文化財に指定されている龍源院。臨済宗大徳寺派の大本山「大徳寺」の境内にあるたくさんの塔頭の中の一つです。 [hr][/hr]

龍源院の紅葉の見どころ

「龍吟庭」という枯山水の庭園が見どころです。静かで落ち着いた雰囲気なので、京都らしい秋にどっぷりと浸ることができます。

龍源院の基本情報

【所在地】京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1 【電話番号】075-491-7635

黄梅院の紅葉

「黄梅院」は、大徳寺の中で南側に位置している塔頭です。織田信長が、父の信秀を供養するために創建したのが始まりだと言われています。美しい境内庭園が有名な黄梅院ですが、境内庭園での撮影は禁止されているため、目でみてじっくりと堪能しましょう。 [hr][/hr]

黄梅院の紅葉の見どころ

三門から拝観受付までの間の前庭の、真っ赤に燃え上がるような紅葉の景色は思わずため息が出るような美しさ。また、苔とカエデが織りなす風情ある空間も見どころの一つです。さらに、建物の窓からは苔が敷き詰められた直中庭(じきちゅうてい)と言う庭園を臨むことができます。豊臣秀吉の希望で作られたひょうたんの形をした池とともに、赤や黄、橙と様々な色づき方をしているカエデを楽しむことができます

黄梅院の基本情報

【所在地】京都府京都市北区紫野大徳寺町83-1 【電話番号】075-492-4539

養徳院の紅葉

養徳院は、室町時代に足利満詮が亡き妻の供養をするために建立したお寺です。大徳寺の南側に位置していることから、南門から最も近い塔頭でもあります。境内の庭園は一般公開されていませんが、前庭には無料で入ることができるため、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?

養徳院の基本情報

【所在地】京都府京都市北区紫野大徳寺町85 【電話番号】075-491-0045

大徳寺までのアクセス方法

紅葉シーズンの京都は、観光名所だけでなく道路の混雑も必至ですので、マイカーやバス、タクシーよりも電車で移動することをおすすめします。大徳寺の最寄り駅は、「地下鉄北大路駅」で、そこから徒歩15分で到着することができます。ちなみに、市バスだと「大徳寺前」で下車すればすぐですので、道路混雑の状況を見極めて利用してくださいね。

大徳寺の基本情報

【拝観時間】10:00~16:00 【拝観料】大人600円、高中生400円、小学生300円 【所在地】京都府京都市北区紫野大徳寺町53 [hr][/hr]

まとめ 臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺は、広い境内にある多くの塔頭で美しい紅葉を楽しむことができるとして知られています。その中で代表的なのが、高桐院です。「散りモミジ」が美しいと有名な高桐院ですが、もちろん紅葉の見ごろに訪れても秋の京都らしい素晴らしい風景を鑑賞することができます。参道や庭園を埋め尽くすように色づいた紅葉は、訪れる全ての人の目を楽しませてくれるのです。