京都の紅葉は北部の自然豊かなお寺へ行きませんか。紅葉名所を4か所ご紹介します。

京都の紅葉を見るならば北部がおすすめです。紅葉期、京都の中では一番混雑する京都中心部と周辺エリアからは遠いので、紅葉の名所でありながら他の場所に比べるとゆっくり見ることができるかもしれません。自然豊かなところが多く、紅葉の迫力もさることながら、お寺の歴史的価値も高く、京都らしい歴史的建造物もしっかり見ることができます

長安寺は臨済宗南禅寺派のお寺で、聖徳太子の血のつながった弟である麻呂子親王によって建てられたそうです。本堂の後ろに見える姫髪の山は、夏の送り火「大文字」が行われる山だそうです。 丹波のもみじ寺と讃えられるほど紅葉の美しい場所です。境内の至る所で美しい紅葉を見ることができますが、特に枯山水庭園と紅葉のコラボレーションが美しいです。境内には樹齢600年ほどのイチョウの木もあり、大変美しいです。  
開館時間:9時~17時 拝観料:大人・高校生300円/小・中学生100円 紅葉の見ごろ:11月中旬~11月下旬

長安寺

住所:京都府福知山市字奥野部577

MAP:Google Mapで見る

詳細:関連記事はこちらから

 

金剛院

金剛院は山の中にひっそりと佇む平安時代に開かれたお寺で、パワースポットとしても有名です。周囲にはカエデやアカマツ、モミの樹木があり、一帯が京都府の歴史的自然環境保全地域とされているそうです。自然豊かな風景は四季折々美しく、木々がお寺を優しく囲んでいます。ここを開山したのは高岳親王という平城天皇の第三皇子で、相続争いを始めとした世俗の争いから逃れて仏門に入ったのだそうです。阿弥陀仏如来坐像を始めとして国の重要文化財に指定される像が何体もあります。宝物殿の拝観も行えますが、こちらは予約が必要とのことなので、ご注意ください。 一年で最も鮮やかになるのは秋の紅葉の時期で、周囲には合わせて5000本ほどのカエデがあると言われており、本堂や三重塔とのコラボレーションは大変美しいです。美しいお庭もあるので、併せて楽しんでください。境内の前は鹿原公園となっており、こちらも大変紅葉が綺麗な場所です。
開館時間:9時~16時 拝観料:300円/宝物殿500円 紅葉の見ごろ:11月上旬~11月下旬

金剛院

住所:京都府舞鶴市字鹿原595

MAP:Google Mapで見る

詳細:関連記事はこちらから

安国寺

安国寺は室町幕府の初代将軍として有名な足利尊氏が建てた寺です。足利尊氏が生まれた場所ともされており、母親のお墓や産湯の井戸などもあります。重要文化財も多くあり、日本の歴史的価値の高いお寺です。春には桜が美しいです。お寺の中の拝観は事前の確認が必要ですので、ご注意ください。 安国寺は紅葉の美しさで知られており、約100本ほどのモミジを見るために毎年多くの人が訪れています。11月中旬にはもみじ祭りも行われますので、お祭りに併せて行くのもおすすめです。
開館時間:8時~18時(4月~9月) 8時30分~17時(10月~3月) 境内:無料(ただしお寺の中の拝観は志納金が必要) 紅葉の見ごろ:11月上旬~11月下旬

安国寺

住所:京都府綾部市安国寺町寺ノ段1

MAP:Google Mapで見る

詳細:関連記事はこちらから

成相寺

出典:amano-hashidate.com

日本三景のひとつである天橋立の近く、鼓ヶ岳の山腹に位置するのが「成相寺」です。西国28番札所であるこちらには参拝者が数多く訪れます。紅葉シーズンには五重塔を取り囲むように木々たちが美しく彩りを添え、この景色がまるで一幅の絵のようだといわれています。境内には様々な見どころがあります。美人観音として名の知れた聖観世音菩薩や、奇怪な話が伝わる底なし池、悲話が隠された撞かずの鐘などが挙げられます。成り相う寺とも読める成相寺は願いが叶うお寺としても名が知れています。 車道もあるので車で行くことも可能ではありますが、傘松ケーブルカーと成相山バスを利用して訪れる道中もまた楽しみのひとつといえます。 また、ライトアップも行われ(11月9日(土)・10日(日)の日没後~21:00)境内の紅葉はもちろん本堂や五重塔なども幻想的な光に包まれます。2019年はライゾマティクスの齋藤精一氏監修のスペシャル演出が用意されています。
開館時間:8:00~17:00 拝観料:個人 大人500円、中学生・高校生200円、小学生以下無料 団体(30名以上) 大人400円 紅葉の見ごろ:11月上旬~11月中旬

成相寺

住所:京都府宮津市成相寺339

MAP:Google Mapで見る

詳細:関連記事はこちらから



いかがでしょうか。 どのお寺も豊かな自然と共存し、秋の美しい景色で訪れた人々を迎えてくれます。様々な角度から美しい紅葉を写真に収めたり、ゆっくり散策したりして、京都の秋の一時を楽しんでください。