【更新:11月19日現在 紅葉の状態:色付き始め】
京都市左京区に位置している鞍馬エリアの紅葉は、京都市の中心部よりもやや早く見ごろをむかえます。雄大な自然に囲まれたエリアなので、紅葉の時期になると色鮮やかなグラデーションに染まった山々を臨むことができます。この記事では、京都の紅葉の中でも鞍馬エリアの紅葉を中心に名所や見どころをご紹介いたします。
鞍馬エリアの紅葉の見ごろは?
650万年前にまおうが降臨したとされる京都最強のパワースポットと言えば、鞍馬山。牛若丸(源義経)が修行したと伝えられる京都の観光ランキングにも常にランクインされるエリアです。鞍馬エリアは京都市の北に位置しているので、京都市の中心部よりもやや早めの時期に紅葉の見ごろをむかえます。京都を訪れて是非とも見たい紅葉スポットのランキングにも例年挙がる蔵馬アリア。紅葉が最も美しい時期は、例年11月上旬から11月下旬とされています。2023年は高温が比較的長く続き予想より紅葉の見頃が遅めでした。2024年の最新の紅葉情報については随時ご案内予定ですが、概ねの予想では例年通りか少し遅めの見頃ではないかとされています。(8月時点)
鞍馬エリアのおすすめ紅葉スポット
どこを見渡しても美しい風景が目に飛び込んでくる鞍馬エリアですが、メインスポットの鞍馬寺以外にも、近隣には大原地区もあり、ぜひ訪れたい紅葉の名所も点在しています。
鞍馬寺
京都市内よりも少し早く見ごろをむかえる鞍馬寺の紅葉。。鞍馬寺の紅葉の見ごろは、例年11月初旬から11月下旬とされています。境内の至るところで美しい紅葉を見ることができるのですが、観賞場所や撮影スポットの名所として人気なのが「山門(仁王門)」と「石段」です。「鞍馬寺の紅葉と言えば、仁王門」とも言われているように有名な門で、朱色の仁王門を美しく絢爛に彩る紅葉は必見です。そして、本殿へと続く石段の両脇の紅葉も素晴らしいものです。紅葉を見ながら石段を登り切り振り返った時に目に飛び込んでくる景色は、ぜひ写真におさめてください。基本的には山歩きとなります。本来の参道をゆっくりと歩きながら山々の紅葉を愛でる行程がおすすめです。この参道は九十九折り参道と言われています。清少納言が記した『枕草子』にも「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記参道の描写した部分があります。山門から本殿金堂まで徒歩で約30分程の道のりです。肌冷えのする紅葉時期ですので、蔵馬山の冷気・霊気を浴びながら賛同を歩けばちょうどよい体感温度になります。また、参道を歩くのが困難な場合は交通手段として鞍馬駅から鞍馬寺本殿金堂までの一部区間はケーブルカーに乗ることもできます。日本で一番短くて、お寺が運営している大変珍しいケーブルカーです。少し歩く距離を短くしたい場合や登りがきつすぎる場合には合わせて利用するのもおすすめです。
本殿開扉 午前 9:00〜午後 16:15
霊宝殿開館 午前 9:00〜午後 16:00
洗心亭(茶店) 午前 10:00〜午後 16:00
ケーブル始発(上り)午前 8:40
ケーブル終発 (下り) 午後 16:25
(時刻や情報は変更される場合がありますので、最新情報などは鞍馬寺の公式HPサイトでご確認ください)
【拝観・入場料】
高校生以上 300円(愛山費)
【ケーブル寄進として】
大人片道 200円 小学生以下片道100円
【見ごろ】
11月中旬~11月下旬
【2024年夏以降 鞍馬寺行事のお知らせ】
8月1日如法写経会
9月15日義経祭
10月14日秋の大祭
10月22日鞍馬の火祭
11月23日平和の祈り
12月最後の寅の日平和の祈り おさめの寅
貴船神社
貴船神社の紅葉は、例年11月上旬から色づき始め、本格的な見ごろをむかえるのは11月中旬から11月下旬となっています。京都市の北に位置し「京の奥座敷」として親しまれている貴船も、京都市内よりも気温が低いため一足早く紅葉を見ることができます。貴船川沿いに「本宮」・「結社」・「奥宮」とお祀りする祭神様も異なる3つお宮・社で成ります。貴船神社は紅葉に埋まる境内全体が紅葉の見どころとなっていて、どこを切り取っても絵葉書のような美しさです。また、境内から望むことができる雄大な鞍馬山のグラデーションも素晴らしい景色です。夜間特別ライトアップ、七夕笹飾りライトアップのイベントも行われ、昼間とは印象の異なる紅葉の風景を鑑賞することができます。
授与所受付時間9:00~17:00(水占みくじ、御守、御朱印などの授与受付)
12/1~4/30の本宮開門時間は、6:00~18:00です。
七夕笹飾りライトアップ
日程7月1日(月)― 8月15日(木)
時間 日の入りから20:00まで
鞍馬寺と貴船神社を満喫するおすすめ観光方法は?
おすすめなのが、健脚コース(鞍馬寺ホームページより)という鞍馬駅を出発して鞍馬寺を巡り、貴船神社を楽しみ、貴船口駅まで歩くというハイキングコースです。スムーズに歩いても2時間半くらいを見ていた方が良いと思われます。途中は根っこが土表面に浮き上がっている木の根道があり、階段も多いので、普段ハイキングなどを行わない人は体調などしっかり準備をして健脚コースを楽しんでくださいませ。予め貴船の川床周辺の料亭を予約して、ゆっくり休憩がてら食事を行うのもおすすめです。その際にはあらかじめ予約を取っておくことをおすすめします。貴船と鞍馬は大きな意味は同エリアです。気候も同じくらいで、紅葉時期の進み具合も同じ程度となります。但し、よく似たエリア京都の北側に位置する三千院エリアはひと山隔たっているので、健脚のハイカーでも移動は難しいです。三千院エリアも紅葉が素晴らしいところですので、別の記事でご案内します。
鞍馬エリアでの紅葉狩りの際は服装に注意!
鞍馬山での紅葉カエデ散策は、石段を上るので高いヒールは避けて歩きやすい靴と服装でお出かけしましょう。また、紅葉の時期は晴れてお天気が良くても夕方になると気温がグッと下がってくるので、当日の気温予想などを十分にチェックして、天気予報を確認することが必須です。厚手の上着を持っていると安心です。ご紹介した健脚コースを利用する際は水分なども持っていく方が良いと思います。
鞍馬エリアの混雑状況は?
鞍馬寺は、京都市内の紅葉の名所と比べると比較的混雑は少ないですが、土日や連休は普段よりも混雑することが予想されています。また、山中には駐車場がほとんどないので、注意しましょう。もし車でお出かけの場合は、比叡電鉄「鞍馬駅」前の駐車場を利用するのがおすすめです。貴船神社も土日や連休は多くの人で混雑します。特に、混雑のピークは10時~15時頃なので、この時間帯をなるべく避けてお出かけすることをおすすめします。混雑に注意したいのは、駐車場と周辺道路です。駐車場に関してはどうしても台数が限られるので、平日でもすぐに満車になってしまいます。また、2024年の紅葉シーズンの京都は観光スポットだけでなく道路も混雑必至なので、周辺道路の渋滞にも注意しましょう。早めの行動を心がけたり、電車などの公共機関を利用するのがおすすめです。
鞍馬エリアのアクセス方法は?
紅葉シーズンの京都は、道路も混雑しますので電車での移動がおすすめです。京都駅からアクセスする場合、一番シンプルな行き方は京都駅からJR奈良線で「東福寺駅」で京阪電車に乗り換えて、「出町柳駅」で下車します。そこから叡山電車で「鞍馬駅」へ向かいます。
京都市の北に位置している鞍馬エリアは、京都市の中心部よりもやや早く紅葉の見ごろをむかえます。鞍馬寺の仁王門と石段、そして貴船神社の紅葉は、鞍馬エリアにお出かけの際は絶対に訪れたい紅葉の名所です。秋の鞍馬山は、日中晴れていても夕方になるとグッと気温が下がるので、厚手の上着を持参しましょう。