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京都宇治の中で、美しい紅葉の名所は？自然が豊かな宇治の魅力も一緒にご紹介！

京都の紅葉

京都駅から奈良線で約20分の所に位置している宇治の紅葉は、京都市内と比べると見ごろは少し遅めです。宇治と聞くと多の人が抹茶を思い浮かべるかもしれませんが、そんな宇治には美しい紅葉を見ることができる名所が点在しています。今回は、宇治の紅葉を堪能するには、三室戸寺を始め、宇治川や平等院鳳凰堂など、外せない名所がいくつもあります。そちらを詳しくご紹介していきます。

目次

宇治までのアクセス方法

JR京都駅から奈良線で約20分と、京都から気軽に足を延ばせるのが魅力の宇治。 観光の拠点となる三室戸駅で下車しましょう。

京都宇治の紅葉

宇治は、京都府の南部に位置し、京都駅から少し離れているため観光客が比較的少なく、落ち着いた雰囲気が魅力です。 宇治市内の木々の葉が色づき始めるのは例年11月下旬と、京都市内と比べて少し遅めです。 最も紅葉が美しいとされる見ごろは、12月上旬までとなっています。 宇治の紅葉を隈なく堪能するなら、清流沿いの秋を満喫できる「三室戸寺」から宇治川沿いまでのコースで紅葉スポットを巡るのがおすすめです。 その距離は約6.3㎞、所要時間は約5時間と、1日あれば周ることができます。ここでは、宇治の紅葉を巡る散策ルートに沿って名所ごとにご紹介します。

三室戸寺（みむろとじ）

京阪宇治線の「三室戸寺駅」から歩くこと15分の場所に位置している三室戸寺は、およそ1200年ほど前に創建されたと言われている本山修験宗の別格本山です。 西国三十三か所巡礼の十番札所として、年間を通して多くの観光客が訪れます。 三室戸寺は古くから紅葉の名所として知られ、江戸時代のころから「三室戸の紅葉」としてその美しさが称賛されてきました。三室戸寺の紅葉の見どころは、鮮やかに色づいた紅葉と、風格のある本堂、三重塔、そして鐘楼とが見事に調和した古都京都らしく美しい景色です。

見ごろ：11月下旬～12月上旬

【所在地】：〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷２１
【電話番号】：0774-21-2067
Google Map：こちらから

宇治上神社（うじがみじんじゃ）

宇治上神社は応神天皇とその2人の皇子祭っている、世界遺産に登録されている神社なのですが、他の紅葉スポットと比べると人は少なめですので、ゆっくりと美しい紅葉を鑑賞することができます。 鳥居の向こうに広がる鮮やかな紅葉や、参道の両脇や境内の紅葉は味わい深いものがあります。 また、境内にこんこんと湧く桐原水は、宇治七名水の一つです。 宇治上神社の境内はあまり広くなく、世界遺産に登録されている神社にしては規模が小さいのですが、秋の京都がギュッと凝縮された雰囲気を堪能するにはぴったりな場所です。

見ごろ：11月中旬～12月上旬

【所在地】：〒611-0013 京都府宇治市宇治山田59
【電話番号】：0774-21-4634
【拝観時間】9：00～16：30
【拝観料】無料
【アクセス】京阪宇治線宇治駅から徒歩10分
JR奈良線宇治駅から徒歩で15分
Google Map：こちらから

興聖寺（こうしょうじ）

宇治川のほとりに位置している興聖寺は、1648年に永井尚政によって再興された寺院です。 石門から三門までの200mほどの山道「琴坂」は、脇を流れるせせらぎの音が琴の音に似ているということにその名の由来があります。 琴坂はカエデの紅葉の名所として知られ、秋になると坂道の両側が真っ赤なカエデに彩られます。 その風景は、宇治の十二景の一つにも数えられています。

見ごろ：11月下旬～12月上旬

【所在地】京都府宇治市宇治山田27-1
【電話番号】0774-21-2040
【拝観時間】9:00～17:00
【拝観料】無料(堂内：300円)
【アクセス】
jR奈良線宇治駅から徒歩で20分
京阪宇治線宇治駅から徒歩で15分
Google Map：こちらから

平等院鳳凰堂

出典：平等院 – Wikipedia
平等院鳳凰堂は、1053年に藤原頼通によって建立された鳳凰堂が10円硬貨のデザインになっていることでも有名です。 紅葉シーズンになると、鳳凰堂を取り囲むように100本以上のもみじが鮮やかに色づき、阿字池に沿って植えられたカエデやイチョウが鳳凰堂とともに池に映り込む景色は、圧倒的な美しさです。 陽が落ちると夜間ライトアップが行われ、昼間とは雰囲気が異なった幻想的な風景を堪能することができます。

見ごろ：11月中旬～12月上旬

【所在地】宇治市宇治蓮華116
【電話番号】0774-21-2861
【拝観時間】庭園8:30～17:30（受付終了17:15）・鳳翔館9:00～17:00（受付終了16:45）・鳳凰堂内部9:30～16:10（20分毎、各回定員50名、受付9:00～先着順です）
【拝観料】庭園・鳳翔館600円、鳳凰堂内部300円
【アクセス】JR宇治駅・京阪電鉄宇治駅から徒歩10分
Google Map：こちらから

宇治川

JR奈良線、京阪宇治線の宇治駅からも徒歩で訪れることができる宇治川は、今も残る昔ながらの風景が印象的です。 深い緑色の宇治川の両側を挟むように紅葉した木々はもちろん、川面に映り込んだ紅葉も素晴らしい光景です。 また、宇治川沿いを色鮮やかに彩る紅葉をより間近に楽しめる「宇治川遊覧船」も出ているので、穏やかな流れをゆったりと進みながら贅沢なひとときを味わうのもおすすめです。

見ごろ：11月下旬～12月上旬

【電話番号】0774-23-3334（宇治市観光協会） 【アクセス】宇治駅下車からすぐ
～ 宇治川遊覧船～
遊覧船に乗って宇治川周辺の紅葉を満喫できるプランをご紹介します。いつもは見られない場所からの紅葉を心ゆくまで満喫してみるのもいいですよね。船の上は寒いので温かい服装でお出かけくださいね。
【舟内食プラン】茶の葉弁当など、本場宇治茶料理を風情豊かな宇治川遊船にて堪能できます。
●乗船時間：約40分
●一隻10名～24名（全舟数は11隻）最大260名まで
●料金：700円 ＋お食事代（メニューにて異なります）
●予約制：10名以上から
【おやつタイムプラン】季節のお菓子付きプランで抹茶わらび餅、桜餅などに宇治の上ほうじ茶が付きます。
●乗船時間：約20分
●一隻10名～24名（全舟数は11隻）最大260名まで
●料金：900円（税抜き）１名分の舟代とおやつ付き
●予約制：10名以上から

天ヶ瀬ダム

天ヶ瀬ダムは1964年に完成した比較的に新しいダムです。ダム湖は「鳳凰湖」とも呼ばれています。高さ73ｍの円形が綺麗なドーム型のアーチ式になった天ヶ瀬ダムは、宇治の中でもおすすめの紅葉スポット。ダムの後ろ側に広がる壮大な紅葉の景色は、息を飲むほどの美しさです。またダムへ向かう途中に、天ヶ瀬吊橋があり、そこでも紅葉を楽しむ事はもちろんフォトスポットとしてもおすすめです。

見ごろ：11月中旬～12月上旬

【所在地】京都府宇治市槇島長槇尾山 天ヶ瀬 ダム
【電話番号】072-856-3131
【時間】8:00～17:00 随時
【アクセス】
JR奈良線宇治駅から徒歩で40分
京阪宇治線宇治駅から徒歩で40分
Google Map：こちらから

さわらびの道

さわらびの道は、紅葉した木々が並ぶ石畳の散策路となっています。宇治川東岸から宇治上神社を抜け、源氏物語ミュージアムへと向かうと美しい並木道が現れます。紅葉のトンネルのようにもなっているこの道は、石畳に散り落ちた紅葉もまた美しく秋の風情を感じさせます。 その名の由来は、「源氏物語」宇治十帖のひとつでもある、早蕨（さわらび）の古跡があることなんだそうです。

見ごろ：11月下旬～12月上旬

～ 源氏物語ミュージアム～
源氏物語の世界を体現した、世界で唯一の専門博物館です。源氏物語ミュージアムでは､模型や映像によって光源氏についてや「宇治十帖｣についての世界観を分かりやすく紹介しています。3000冊以上もの蔵書があるので見るだけではなく、実際に文章を読んで、光源氏の世界を堪能することができます。
【営業時間】午前９時～午後５時まで（入館は16：30まで）
【拝観料】大人600円・小人300円（２０名以上で団体割引あり）
【休館日】毎週月曜日（祝日の場合はその翌日）・年末年始
【所在地】京都府宇治市宇治東内45-26
【電話番号】0774-39-9300
         
【所在地】京都府宇治市宇治山田
【アクセス】 京阪もしくはJR「宇治駅」下車、徒歩約10分
民間駐車場はありますが数は少ないです。
Google Map：こちらから

まとめ 京都市内から少し離れる分自然が豊かな宇治。ぜひ今年は、足を延ばして宇治の美しい紅葉を見に来てみてはいかがでしょうか？