保津川下りで美しい自然とスリルを体験してみませんか。

皆さんは保津川下りをご存知でしょうか。美しい京の街と古来の人々が作った寺院や庭園を求めて国内だけでなく海外からも沢山の人が訪れます。そんな中で京都の美しい景色と川下りのスリルの両方を味わうことのできる人気のアクティビティーとして、保津川下りは観光客に人気を集めています。そんな保津川下りの魅力をご紹介します。

1 保津川下りとは
2 保津川下りの歴史
3 風情と伝統のある川下り
4 川下りで堪能できる保津川の豊かな自然
5 保津川下りの詳細
6 おすすめの観光ルート

保津川下りとは

出典：保津峡 – Wikipedia

保津川下りは、丹波の国亀岡を出発して京の名勝嵐山までのおよそ16ｋｍの渓流を90分から2時間かけて下っていく景色とスリルの両方が楽しめるアクティビティーです。川下りにかかる時間は水の量によって変わるので、その後の予定を立てる場合は余裕を見て計画することをおすすめします。車いすやベビーカーも折り畳んで乗せることが可能ですので、必要な方は予約する時に確認してみてください。

保津川下りの歴史

元々は江戸時代初期に産業用の水路として、木材などの丹波地方のものを都へ運ぶために使われていました。自動車や鉄道などの陸地の運輸方法が発達するまでは大切な運輸方法として使われ、丹波の人たちの暮らしを支えていました。現在では保津川下りは運送用には使われず、観光船としてのみ残されています。

風情と伝統のある川下り

通常は3人、多いと5人の船頭が長い竹ざおを巧みに操り、川の流れを読みながら最も景色が美しい場所とスリルが味わえる場所をバランスよく取り入れて、船を動かしていきます。保津川はラフティングも楽しめるほど流れが急なところもあり、場所によっては大きな岩で流れが複雑になっているので、通る時に激しく水しぶきが上がるところもあります。船頭は10年以上勉強と経験を積み重ねていかないと一人前になれません。400年の間、人から人へと受け継がれてきた知識と技術で案内してくれる川下りは楽しくて、旅の思い出になること間違いなしです。

川下りで堪能できる保津川の豊かな自然

出典：保津川遊船企業組合

保津川は四季折々豊かな大自然が人々に感動を与えてくれます。特に春と秋は1日に100隻ほど船が出ることもあるそうです。京都の寺院で見られる桜や紅葉なども圧巻の美しさですが、どうしても人が多くてゆっくりしにくいなんてこともあります。その点、保津川下りでしたら川に出ている船も限りがあり、人の手が入っていない自然のありのままの姿で、川の上からゆっくりと観賞したり写真を撮ったりすることができます。

春

春の保津川下りの醍醐味はなんといっても淡いピンクで人々の目を楽しませてくれる桜です。川岸に常緑樹と共に静かに佇む桜はとても美しく、景色が過ぎて行ってしまうのが勿体ないくらいです。川の上ということもあり温かくなってきたとはいえ肌寒いので、美しい桜を満喫するために防寒対策は万全にして川下りを楽しんでください。[hr][/hr]

夏

川下りの水しぶきが一番似合う季節と言ったらやはり夏です。涼しげな川の流れの中スリル満点の川下りは、暑さを忘れさせてくれます。夏は子供たちには夏休みがあり、家族旅行にも最適な季節ですので、ぜひ夏の涼を求めて川下りを体験してください。[hr][/hr]

秋

秋の京都は紅葉の名所が沢山あり、保津川下りも美しい紅葉が見られると人気です。錦絵のように鮮やかな木々が目の前をゆっくりと流れていきます。保津川下りも後半に差し掛かった頃、売店船がやってきてビールやお菓子、おでんなどを販売してくれます。実りの秋、食欲の秋とも言いますので、美味しいものを口に頬張りながら綺麗な紅葉を眺めるのも贅沢な楽しみ方ですね。[hr][/hr]

冬

冬に水の近くに行くなど寒いと思われるかもしれませんが、ご安心ください。船底にはじゅうたんが敷き詰められ、ビニールで作られた屋根が設置され、中を小型のストーブが温めてくれます。ただし、椅子がなく床に座る形になるので、その点のみご注意ください。