京都は言わずと知れた「紅葉の名所」が数多くあります。この時期は、紅葉を見る為に、海外からの旅行者も増えるため、その人出の数は相当な数です。京都市の調査によれば、観光客が少ないとされている2月に比べて11月はなんと1.4倍もの人が京都に訪れると言われています。年間で5684万人が訪れている京都。この数字からみても、紅葉のシーズンの人出が多いのは想像がつきます。
そんな中でも思う存分、紅葉を楽しむ方法をご紹介していきましょう。ポイント①土日を避けて、紅葉を見に出かける基本おすすめは平日になります。なぜならば土日は、移動手段となるバスや車は、どうしても渋滞してしまいます。1日乗車券を買っても、全然回れなかったなんてことにもなりかねません。普段20分ほどで移動が出来る距離も、土日だと1時間近くかかるなんてこともありえるのです。また京都には駐車場が少ないため、自家用車で行くとしても、車を停めるのにかなりの時間を要します。効率よくゆったり回るには、平日がおすすめです。ポイント②時間帯は、午前中もしくは閉館の少し前を狙っていくやはり多くの人が考えるのは、日中の散策です。ゆっくりと景色を楽しむためには、早起きが必須。人がいないというだけで、景色ががらっと変わって見えますし、じっくり紅葉を楽しむことが出来ます。また寺院によっては、特別拝観券などを用意し、普段の時間より少し早く拝観出来るところもあります。いかに混雑を避けるかは、事前の下調べも大事なポイントなのです。ポイント③移動方法は電車が基本基本的に、電車には渋滞がありません。そのため時間を効率よく使うことが出来ます。最寄り駅から少し離れている目的地の場合、小回りのきくタクシーを使うという手もあります。また1日自転車を借りて、散策するというコースもなかなか効率的に回ることが出来ます。ポイント④きちんと行く場所の下調べを行い、予約できるところは予約するどうしてもこのシーズンは人出が避けられないのが、食事やお土産を購入する場合です。ここで出来ることとしては、食事処をきちんと決めて予約を取るということ。紅葉のシーズンの京都は待つ時間の方が、食事時間より長くなってしまうなんてことにもなりかねません。ポイント⑤人出が少ない紅葉スポットに出かけるそもそも京都には紅葉を楽しめるところは、たくさんあるのです。もちろん有名スポットは、有名スポットなりのいいところがあります。ここからは新しい発想として、自分の好みの紅葉の風景を探すというイメージで、あまり知られていない寺院や地元の人しか知らないスポットを散策するのも、人出も気にならず、満足できる旅になること間違いありません。人手が少ないのに、美しい景色が見られる京都の紅葉ポイント!!
■桜と紅葉の季節のみの特別公開を行っている「霊巌寺」
南禅寺と銀閣寺の間の、哲学の道から少し入ったところにある小さな尼寺になります。ここにたどり着くまでに、多くの方が道を間違えた?と不安になるぐらいの人の少なさです。ただ庭園の美しさは、やはり素晴らしいの一言に尽きます。■ノートルダム女学院
霊巌寺の斜め向かいにある和中庵。ここも普段公開されていない昭和初期の洋館になります。ここの紅葉ポイントは、和洋折衷というところ。洋館と日本家屋と紅葉の景色は、なんとも言えない幻想的な世界に導かれます■人が少ないのは行くのが大変な場所だから?でも美しさは格別な「金蔵寺」
最寄りのバス停からなんと、徒歩50~1時間となかなかの遠さがある金蔵寺。軽いハイキングやウォーキング程度のつもりと、後悔するとも言える場所。正直きちんと行き方の下調べを行っていない人にはおすすめできません。そんな大変な思いをしてでも見たいのが、ここの紅葉の景色の価値なのです。ここの石段が紅葉で覆われた姿が圧巻。そしてなにより落ち着いて、じっくりゆったり紅葉を楽しみたい方にはおすすめです。