寒天の中を金魚が泳ぐ、なんとも涼やかな夏の生菓子

その時季にだけ味わうことのできる季節の和菓子。四季の移ろいにあわせて、京都ならではの風情や物語が織り込まれた小さな世界を味わいませんか? 今回ご紹介するのは、なんと青い寒天の中をようかんでできた金魚が泳ぐ、夏らしい風情満点の生菓子です。四季折々の表情を見せる京都で、和菓子でも季節を感じ取ってみてはいかがでしょうか?

松彌の夏を代表する生菓子「金魚」

京都_生菓子金魚眺めているだけで涼しさを感じられそうな、夏の人気生菓子「金魚」320円。透き通ったブルーの寒天ドームの中にようかんでできた2匹の金魚が泳ぐ様子が切り取られ、ブルーと赤やオレンジのコントラストも美しい一品です。[hr][/hr]京都_松彌このキュートな「金魚」を手がけるのは、明治21年(1888)創業の「松彌」。宮家御用達も務めたという名店ながら斬新なモチーフの創作生菓子を得意とし、春には京都出身の歌手とコラボしたチューリップをかたどった生菓子、秋には水もみじをイメージした寒天菓子なども並びます。季節ごとに和菓子を求めに立ち寄れば、京都の美しい四季をさらに身近に感じることができるかも知れません。[hr][/hr]松彌(まつや)TEL:075-231-2743●京都市中京区新烏丸通二条上ル ●地下鉄京都市役所前駅から徒歩5分 ●10~18時 ●月曜、第3火曜休 ●Pなし