渡月橋が見せる京都の美しさとは

紅葉の嵐山渡月橋

渡月橋は桂川にかかる155mの橋になります。京都のシンボルと言ってもいいほど、多くの観光客の方が足を運ぶ場所とも言えます。渡月橋の周りには、お土産屋さんはもちろんお洒落なカフェなども多くあります。渡月橋はどんな所が多くの人の心を惹きつけるのでしょうか。渡月橋の魅力や歴史について詳しくみていくとしましょう。

渡月橋出典:渡月橋 – Wikipedia
渡月橋と言えば京都と連想する方の多いのではないでしょうか。渡月橋はなぜ渡月橋と呼ばれているのかご存知でしょうか?実は最初は違う名でした。渡月橋ではない名を付けたのは法輪寺の道昌というお坊さんになります。渡月橋は元々法輪寺に行くために架けられた橋でもあり、それにより、法輪寺橋名付けられたにです。そこから時代は進み、鎌倉時代のお話しになります。亀山天皇が満月の夜にこの地に参りました。そこで舟遊びをしたと言い伝えられています。その舟の上から見た、橋を見て、こう言いました。「くまなき月の渡るに似る」簡単に言い直すと「曇りのない夜空に、まるで満月が橋を渡っているかのように見える」と思った事を述べました。この言葉から、渡月橋という名になりました。ここからは渡月橋の歴史についてみていきましょう。まず最初に、渡月橋がかけられたのが、今から1200年程前になります。渡月橋は今まで何度もかけ直されてきました。その理由は下を流れる桂川が氾濫しやすい為、洪水によって橋が流されたり、応仁の乱で焼け落ちたりと、さまざまな歴史と共に作られては、なくなりを繰り返して今の形になりました。今の渡月橋の元となっているのは、江戸時代初めに角倉了以によって考案された物になります。そして、今現在も渡る事が出来る渡月橋は、昭和9年の6月に完成した物です。みなさん渡月橋は完全に木造だと思っていませんか?実は、欄干以外は鉄筋コンクリートで出来ているのです。やはり自然の中に溶け込むような、橋を作るには見た目は柔らかくて温かみのある木の方がいいでしょう。それであって強度もある事も大切な事と言えます。それを上手く組み合わせて作り上げられたのが今の渡月橋です。[hr][/hr]

渡月橋の美しい春

京都 春の嵐山-渡月橋渡月橋の桜の見頃は、3月下旬から4月上旬です。この期間には、約1500本の桜が、山をピンクに染め美しい景色を作り出します。おすすめは、渡月橋の近くにある、嵐山公園の一部の中ノ島公園です。この中ノ島公園からは、桜と渡月橋の全体の景色がよく見えます。京都らしい景色を見たい方には、ぜひおすすめの場所です。中ノ島公園には、約300本の桜が花を咲かせています。このシーズンは出店も多く出ており、おいしい物片手に桜を楽しむ事も出来ます。[hr][/hr]

渡月橋の美しい秋

紅葉の嵐山渡月橋渡月橋の紅葉の見頃は、11月中旬から12月中旬です。嵐山で見られる紅葉の景色は、とても壮大です。この景色の特徴としては、山の上と下では葉っぱの色付き具合が違うので、グラデーションの様に見えたりすることもあります。渡月橋付近は多くの紅葉の絶景スポットがある為、それらを順番に回っていくのもいいでしょう。この期間におすすめのポイントは、嵐山花灯路の紅葉のライトアップになります。渡月橋と山裾や水辺がライトアップされ、昼間とは少し違う幻想的な景色を楽しむ事が出来ます。[hr][/hr]

渡月橋へのおすすめアクセス方法は

1番おすすめなのは、電車でのアクセスになります。京都駅からあれば、乗り換えは必要もありません。京都でよく起きる渋滞にも左右される事がないので、時間を有効に使いたい方は電車で動いた方がいいと言えるでしょう。京都駅からの電車は、10分から15分間隔で出ている為、比較的に行きやすく帰りやすいとも言えるでしょう。具体的には、まず京都駅よりJR山陰本線の園部方面行きに乗車しましょう。普通列車であれば15分程、快速列車であれば約10分で到着となります。下車の駅は、嵯峨嵐山駅です。駅からは徒歩で10分~15分程歩くと、渡月橋に到着します。[hr][/hr]

渡月橋の詳細

■住所京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町■駐車場市営の駐車場■周辺の観光地・世界遺産にも登録された天龍寺・重要文化財である多宝塔の佇まいが美しい常寂光寺・紅葉の名所二尊院・石畳が風情を感じさせてくれる宝居院[hr][/hr]

ぜひ京都を訪れた際は、1日たっぷりと時間をとって渡月橋の周辺を散策するのがいいでしょう。おすすめの季節は、春と秋になります。そのシーズンは、渡月橋と自然が作り出す絶景は、1度見たら忘れられない程の美しさと言えます。ただ混雑は必須なので、時間を少しずらすなど工夫も必要です。せっかく渡月橋を訪れるのであれば、全体を見るのもいいですが、実際に渡ってみるのもいいでしょう。