京都の紅葉ライトアップ、穴場のおすすめスポット10選

もみじライトアップ

京都で紅葉のライトアップを楽しみたいけれど、あまり混雑した場所には行きたくない、穴場は無いかなと探していらっしゃる方はいませんか。京都の秋の夜を美しい紅葉と共にしっとりと過ごしたい方は、これからご紹介する紅葉スポットにぜひ出かけてみてください

雲龍院

泉涌寺の境内にある別院・雲龍院は、庫裡に飾られた「走り大黒天」と写経で知られるお寺です。皇室にゆかりがあるお寺なので、2017年にできた水琴窟は菊の御紋がデザインされています。紅葉時期は市内よりも少し早めで、毎年、11月中旬〜11月下旬または12月上旬にライトアップを開催昼と夜の部の入れ替えがないため、夕方ころに入れば、ライトアップと合わせて2倍楽しむことができます。雲龍院には、円い「悟りの窓」や細長く四角い「迷いの窓」、4つ並んだ四角い「蓮華の窓」など、いろんな形の窓があります。三日月型の窓がある月窓の間では、お茶をいただきながら、お庭を眺めることもできます。お抹茶と和菓子は500円で、予約なしでもいただけます本堂では双龍風雷図という迫力のある襖絵を見ることもできます。
所在地:京都市東山区泉涌寺山内町36電話番号:075-541-3916紅葉の見頃:11月上旬~中旬開館時間:9時〜20時30分最終受付(21時閉門)夜間ライトアップ:日没後〜20時30分最終受付入場料:400円

アクセス

  • JR奈良線東福寺駅下車、徒歩20分
  • 京阪電車東福寺駅下車、約20分
  • 市バス泉涌寺道バス停下車、約15分
  • 泉涌寺駐車場をご利用ください(無料)
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勝林寺

勝林寺の紅葉東福寺の塔頭寺院・勝林寺は、「東福寺の毘沙門天」という別名があります。本堂は近衛家の大玄関を移築したものです。縁結びのご利益があることで知られています。美しさと良縁を求めて女性がお参りすることが多いそうで、祇園の舞妓さんなどもお参りするのだそうです。また、近くの東福寺の紅葉は2000本のカエデが秋の風景を演出し大変美しいので、併せて鑑賞いただくことをお勧めします。東福寺はかなり有名な紅葉名所のため混雑しますが、こちらの勝林寺は比較的空いているかと思います。多くの虎が月に吠える姿を再現した「嘯月庭」(しょうげつてい)など、境内一帯が行灯の明かりでほのかに灯されるライトアップが美しいです。その美しさから毘沙門天の妻である「吉祥天」が宿るといわれている吉祥紅葉も見ることができます。吉祥紅葉は見ごろの時期が他の紅葉よりも少し遅めです。昼夜入れ替えなしなので、ライトが灯される前と灯された後、2種類の景色を楽しむこともできます。昼間は苔の緑と紅葉の暖かい色が絶妙で、夜とは違った美しさがあります。紅葉の時期は、秘仏の毘沙門天像など貴重な仏像を見ることもできますよ。
所在地:京都市東山区本町15-795電話番号:075-561-4311紅葉の見頃:11月中旬~下旬開館時間:11月18日〜12月3日(2017年)10時~19時入場料:大人600円(寺宝の説明付)、中高校生300円、小学生以下無料

アクセス

  • 京阪電車東福寺駅下車、徒歩約8分
  • JR奈良線東福寺駅下車、徒歩約8分
  • 市バス東福寺バス停下車
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天得院

東福寺の塔頭寺院・天得院は、桔梗で知られるお寺です。苔の美しさでも知られる桃山時代に造られた枯山水庭園は、1969年(昭和43)、中根金作の指導により一部修復されました。天得院は、鐘のような形の花頭窓(かとうまど)から眺める紅葉でも知られています。6,7月には可愛らしい桔梗の花々を楽しむこともできます。ライトアップの時間は、京湯元 ハトヤ瑞鳳閣のお食事つきプランのみの拝観で、予約制になります。詳しくは、京湯元 ハトヤ瑞鳳閣・文化交流事業部(075-361-1231/9:00〜18:00)にご確認ください。予約制でのライトアップ鑑賞のため、ゆっくり夜の京都の紅葉を楽しむことができますよ。
所在地:京都市東山区本町15-802電話番号:075-561-5239紅葉の見頃:11月中旬~下旬営業時間:11/18~11/30(2017年)17時〜19時入場料:1名4,320円(拝観料500円+お食事代3,820円(税込)

アクセス

  • JR奈良線東福寺駅下車、徒歩約7分
  • 京阪本線東福寺駅下車、徒歩約7分
  • 市バス東福寺下車、徒歩約5分
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将軍塚青龍殿

将軍塚青龍殿の紅葉青蓮院門跡の飛び地境内で、2014年10月にオープンしました。青不動(複製)をまつる青龍殿と京都市内を一望できる木造の大舞台からなります。回遊式庭園に枯山水庭園を取り込んで造られた庭園では、約220本の紅葉を鑑賞できます。標高が高いため、色鮮やかな紅葉を見ることができますよ。昼夜の入れ替えがないので、そのままライトアップも見ることができます。青蓮院門跡でもライトアップが開催されているので、セットで訪問されることをおすすめします。
所在地:京都市山科区厨子奥花鳥町28電話番号: 075-771-0390紅葉の見頃:11月中旬~下旬開館時間:10月27日~12月3日(2017年)17時~21時(受付終了)入場料:大人500円、中高校生400円、小学生200円
~青蓮院門跡・夜間の特別拝観ライトアップ情報~
青蓮院門跡では春と秋に夜の特別拝観ライトアップが実施されます。池泉回遊式庭園や境内をライトアップし、幻想的な空間を演出しています。
所在地:京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
電話番号:075-561-2345
紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬
ライトアップ期間:令和元年(2019年)10月25日(金)~12月1日(日)まで
ライトアップ時間:18:00~22:00まで(受付は21:30まで)
拝観料: 大人/800円、中高生/400円 ※昼夜入れ替え制なのでご注意ください

アクセス

  • 京都駅からタクシー20分
  • 東西線蹴上駅下車、タクシー5分
  • 青蓮院門跡から東山トレイルで徒歩30分 (山道・日没後の通行はおすすめしません)
  • 京阪バス将軍塚青龍殿バス停下車すぐ(11月中は毎日運行、最終バスは16時45分)※紅葉期間は、バス停が東山山頂公園駐車場前に移動の可能性あり

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大覚寺

大覚寺ライトアップ大覚寺大沢池の夜間特別拝観「真紅の水鏡」では、大沢池の周囲の紅葉と心経宝塔がライトアップされ、方丈池に幻想的に映し出されます。ライトアップ限定の御朱印も、数量限定で頒布されますよ。大覚寺のライトアップは昼夜入替制です。夜はお堂の中は見学することができません。嵯峨天皇が般若心経を書写されてから今年で1200年にあたり、日中は戊戌開封法会が開催されます。参拝料は一律1,000円になりますが、嵯峨天皇をはじめとした代々の天皇の写経「勅封般若心経」を見学可能。「勅封般若心経」は、60年に1回しか公開されない貴重なものです。また、11月中は「嵯峨菊展」も同時開催されます。
所在地:京都市右京区嵯峨大沢町4電話番号: 075-871-0071紅葉の見頃:11月中旬~下旬開館時間:2018年(平成30)11月9日(金)~12月2日(日):17時30分〜20時受付終了入場料:大人500円、小中高生300円

アクセス

  • JR嵯峨嵐山駅下車、徒歩約20分
  • 阪急電車嵐山駅下車、徒歩約35分
  • 京福電車嵐電嵯峨駅下車、徒歩約25分
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妙顕寺

このお寺は豊臣秀吉が宿泊に使ったり、豊臣秀吉が建てた二条城の下ともなっているのだそうです。現在京都にある二条城は徳川家康の築城したものですが、織田信長と豊臣秀吉はそれぞれ自らの二条城を作っています。豊臣秀吉の作った二条城は、現在は西福寺というお寺になっています。妙顕寺の紅葉のライトアップが穴場となっている大きな理由は、2017年から紅葉のライトアップを開始したお寺のため、まだあまり知られていないからです。妙顕寺は紅葉のライトアップを楽しめるだけでなく、「光琳曲水の庭」にしっかりと聳え立つ松や「孟宗竹の庭」の美しい竹などがカラフルなライトアップで出迎えてくれます。徒歩5分の所には妙覚寺という紅葉のライトアップを行っているお寺もあるので、併せて楽しまれてはいかがでしょうか。
所在地:京都府京都市上京区妙顕寺前町514電話番号:075-414-0808紅葉の見頃:11月中旬~下旬開館時間:2018年(平成30)11月10日(土)~12月2日(日):18時00分〜20時受付終了拝観料:通常800円 特別拝観・夜間拝観 800円

アクセス

  • 地下鉄今出川駅下車、2番出口より徒歩約11分
  • 市バス堀川寺之内下車、徒歩約5分
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梅小路公園

次にご紹介する京都の紅葉ライトアップの穴場スポットは、京都駅からも近い梅小路公園の中の朱雀の庭です。朱雀の庭は平安京の遷都から1200年経つことを記念して作られたお庭です。そのため、作られてからあまり月日はたっていませんが、京都に伝わる庭づくりの技術などを余すことなく結集させて、現代にふさわしく、かつ歴史を感じられるお庭となっています。特にライトアップの際の見どころとなるのは、朱雀の庭の中央にある水鏡という浅い池が映し出す逆さ紅葉です。朱雀の庭に11月半ばから12月初めまで梅小路公園で紅葉まつりが開催されています。月曜日は休園になっていることもあるので、事前にホームページなどで開園日の確認が必要です。
所在地:京都府京都市下京区観喜寺町56-3電話番号:075-352-2500(梅小路公園管理事事務所)紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬開園時間:17時00分~21時00分(最終入園時間:20時30分)料金:大人/400円、小学生/200円、未就学児/無料

アクセス

  • JR京都駅 徒歩約15分
  • JR梅小路京都西駅すぐ
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神護寺

神護寺は高雄山にあり、紅葉の名所として高雄、槇尾、栂尾で三尾と言われています。神護寺は弘法大師が14年間過ごした場所として有名で、弘法大師に纏わる伝説もあります。紅葉の名所として歌われている神護寺ですが、意外と紅葉ライトアップの穴場になっています。神護寺まで400段の階段を上らないとたどり着かない点や、京都駅から遠いことなどから、ライトアップ時は意外と空いていることがあります。混雑していても神護寺は広大な場所のため、紅葉を楽しめる場所も沢山ありますイロハモミジを始めとして、多くの樹齢500年を超える紅葉した木々があるので、見ごたえのある秋の風景を楽しむことができます
所在地:京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地電話番号:075-861-1769紅葉の見頃:11月上旬~中旬入山時間:17時00分~19時00分拝観料:一般(中学生以上):600円、小学生:300円
※2019年10月20日(日) 高雄もみじちゃん祭り

アクセス

  • JRバス山城高雄下車 徒歩約20分
  • 市バス高雄下車 徒歩約20分
京都紅葉ライトアップ

貴船神社

貴船神社は、「京の奥座敷」とも称される貴船の一帯に位置している神社です。和泉式部が参詣したことでも知られていて、縁結びの神としも有名であることから、若い女性の参拝者が多いのが特徴です。紅葉シーズンになると、この貴船一帯は鮮やかな紅葉と共に優しい灯りに包まれます。貴船から臨むことができる鞍馬山も必見です。
所在地:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180電話番号:075-741-2016 貴船神社紅葉の見頃:11月中旬~下旬開門時間:6時~20時(12月~4月は6時~18時)拝観料:無料
~京の奥座敷・貴船もみじ灯篭~
縁結びの神社として知られる「貴船神社」から料理旅館街に至る約1kmの区間がライトアップされます。特に有名な場所は、長い石段の参道です。そこに覆い被さるようにして茂る紅葉が春日灯篭の温かみのある光に照らされて、幻想的な光景を楽しむことができます。また、紅葉の下を電車が走る「もみじトンネル」も人気があります。この時期は列車からライトアップされた紅葉を観ながら秋を感じることもできます。
【ライトアップ期間】令和元年(2019年)11月2日(土)~11月24日(日)まで
【ライトアップ時間】日没~21時頃(貴船神社周辺は20時30分頃まで)

アクセス

  • 叡山電鉄貴船口駅から徒歩30分
  • 叡山電鉄貴船口駅からバスで貴船下車徒歩5分。
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妙満寺

妙満寺は、京都市左京区ある、「雪の庭」があることで有名なお寺です。秋の紅葉の時期もこの「雪の庭」をはじめ他の境内でも紅葉狩りを楽しむことができます。妙満寺の紅葉はとても色が濃いのが特徴で、他のスポットよりも色の濃い綺麗な紅葉を見ることます。妙満寺は紅葉が綺麗なスポットとして知られていますが混雑はほとんどしない穴場スポットです。また11月中旬の数日間はライトアップも開催されており、境内の紅葉が美しく照らされ昼間の姿とはまた違った幻想的な景観です。ライトアップは本堂前のみ行っています。
所在地:京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
電話番号:075-791-7171
紅葉の見頃:11月中旬~下旬
開門時間:9:00~16:00(閉門17:00)
拝観料:300円
夜間拝観: 11月中旬の数日間 18:00~20:00 /本坊(雪の庭、展示室)への拝観料は300円。境内は無料。

アクセス

  • 叡山電鉄鞍馬線「木野」下車、徒歩5~10分で到着
  • 地下鉄烏丸線「国際会館駅」下車、徒歩20分(バスで5分)

まとめ今回ご紹介したスポットは、皇室に関連したお寺や小さいお寺や、まだあまり知られていないライトアップスポットなど様々な場所があります。周囲の有名紅葉名所のライトアップと合わせて京都の秋の夜を満喫するのもおすすめです。ご紹介した情報を参考に、ぜひ京都で紅葉ライトアップ穴場スポットを楽しんでみてくださいね。また、京都の晩秋のライトアップの時間帯は冷え込みも厳しくなってきますので、日中からお出かけされた方も防寒具を忘れずにお持ちくださいね。