

寒い冬が終わり、春の足音が聞こえてきた今日この頃。京都は言わずと知れた桜の名所が多くあります。そこで、いち早く春の訪れを教えてくれる桜の名所をご紹介しましょう。

■長徳寺の「おかめ桜」
■醍醐寺の「シダレザクラ」
■祇園白川桜
京都の中でも早くから春を感じられる場所になります。
早咲きの桜の名所「長徳寺」
出町柳にある長徳寺は、普段、非公開の寺院になりますが、この桜の時期だけは公開されそこで見られるのが「おかめ桜」になります。長徳寺は、京阪電車と叡山電鉄の出町柳駅の南の川端通りに位置しています。お隣の常林寺、正定院とともに、浄土宗の「砂川の三軒寺」と呼ばれています。おかめ桜とは、1947年にイギリス人のイングラムさんが、カンヒザクラとマメザクラを交配させて作った品種になります。カンヒザクラが早咲きのため、このおかめ桜も影響を受け、今では早咲きの桜としてとても有名になりました。このおかめ桜はバス停側にあるので、散策の人が見つけやすい位置にもあります。長徳寺にはおかめ桜2本とカンヒザクラ1本が植えられています。濃い紅色の花の方が、カンヒザクラになります。おかめ桜は鮮やかなピンク色で小さめの花が枝にびっしりと咲き誇るのが特徴です。早咲きの枝垂れ桜 御幸桜【六角堂のしだれ桜】
<六角堂の基本情報>
住所:京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
電話:075-221-2686
時間:6:00~17:00
料金:無料
アクセス:京都市営地下鉄烏丸御池駅より徒歩3分
平年の京都の桜の開花状況は?
平年の京都の桜の開花は、3月28日頃と言われており、満開となるのは、4月5日頃になります。ただ開花、満開の時期は、1週間前後ずれることもあると言われています。京都を代表する桜は、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ベニシダレになります。京都の三大桜とも呼ばれており、シダレザクラから始まり、ソメイヨシノ、ベニシダレの順番に咲いていきます。2025年の桜の開花予想は?
開花の根拠として大きく関係しているのが、天候と気温になります。 気象庁は今シーズンは全国的に暖冬・寒波の繰り返しで、暖冬で休眠打破が順調で、その後の暖春により生長が早まるため、休眠打破後の気温が高めに推移しているため、全国的には平年よりも早い開花となる傾向です。2025年の京都のソメイヨシノの開花は、3月28日前後と言われています。桜が満開になるまでのお話し
さて開花から満開までの道のりはどのようなものかご存知ですか?例えばソメイヨシノは、2月1日以降の最高気温の合計が600度を超えると開花すると言われ、800度を超えたときに満開になると言われています。桜の開花のタイミングはもちろん地域によって違います。多くの桜は、だいたい開花後5日~1週間で満開になると言われています。京都市内には、二条城内に標準木があり、その桜が5~6輪以上咲いたことで、開花宣言が出されると言われています。
2025年京都の桜の満開予想は?
2025年の京都の開花予想は3月28日頃と言われているため、前述の満開になる期間を考慮すると、2025年の京都の桜の満開の時期は、おおよそ4月4日~4月7日頃ということが導かれます。2025年人気だった京都の桜名所ランキング

1位 仁和寺(御室桜)
江戸時代からの桜の名所。品種は主にオムロアリアケをはじめ10種類ほどが混在しています。樹高が3mほどと低く、目線で楽しめる桜として知られています。
2位 嵐山
壮大な山桜の景色を楽しめる嵐山。渡月橋や嵯峨野トロッコなどの京都らしい景色を楽しむにはぴったりの場所になります。
3位 醍醐寺
874年創建の世界文化遺産で、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で知られる桜の名所。しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など、数々の桜が咲き誇る。
4位 清水寺
約1000本の桜が咲き誇ります。夜間特別拝観中はライトアップされて、幻想的な光景が楽しめます。
5位 京都御苑(枝垂れ桜)
近衛邸の糸桜で知られる京都屈指の「枝垂れ桜」=【糸桜】で有名。京都の中心地で見ることができる、枝垂れ桜が人気です。
2025年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

日本の桜の名所が多く集まる京都。2025年の見頃はいつ頃になる?

