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京都の紅葉名所として名高い祇王寺。祇王寺と言えば、多くの方が紅葉を想像するほどではないでしょうか。祇王寺を見てもらいたいのは、秋の季節だけではありません。その季節は、なんと梅雨になります。苔と青もみじが作り出す景色は、静寂の中の神秘的な美しさと言えます。雨と言うと、なんとなく出かけるには適さないように感じますが、京都ではその雨もまた風情を引き立ててくれる大事な存在と言えます。さて、そんな魅力溢れる祇王寺について詳しくみていくとしましょう。歴史も知った上でご覧になるとまた違った見え方も発見出来るかもしれません。ぜひ祇王寺に行く前にお読み頂けると幸いです。
祇王寺の歴史とは

祇王寺の紅葉
祇王寺の見どころ
山門
祇王寺の見どころの9割を占めるのが苔庭ですが、紅葉シーズンもまた美しい見どころとなります。 苔庭は、こじんまりした空間となっているので、隅々まで見て回っても疲れることはなく楽しめると思います。 背景に竹林を見ながら紅葉と苔のコラボレーションは他では中々見ることが出来ません。 異色のコラボレーションが見れるお気に入りの角度を探すのも楽しみ方の一つです。 マイナスイオンを感じながらゆったりと散策して、お気に入りのスポットを見つけて下さい。茅葺きの門
順路に沿って進んでいくと茅葺きの苔むした門に出会います。 建物自体も趣がありますが、苔むしていることで一層雰囲気があり素敵です。 ここも撮影スポットとしておススメではありますが、立ち止まるにも後ろには大行列、立ち止まるのは迷惑になってしまうので周りをよく見て配慮しながらということを忘れないようにしましょう。茅葺き寄棟づくりの本堂
苔庭ごしに見る茅葺き寄棟づくりの本堂が一番の撮影スポットなのではないでしょうか。夏は涼しげなグリーン、秋には色鮮やかな紅葉。まさに昔話に出てきそうな、わびさび溢れる佇まいです。 祇王寺は、平家物語の舞台にもなっています。平清盛の心変わりによって出家した祇王が、その晩年を過ごしたという悲恋の尼寺であり、そんな悲話がマッチする、どこか寂し気な雰囲気を醸し出しています。本堂前のつくばい
こちらも日常ではあまり目にすることはない、おしゃれなポイントです。つくばいに紅葉したきれいな葉っぱが降り積もる様子も可愛らしくて素敵です。散り紅葉
祇王寺は、散り紅葉でも有名です。真っ赤に染まった紅葉のじゅうたんに身を沈めてみたいものです。一番の見ごろを過ぎた頃にももう一度違った景色を楽しむことができます。 京都には、素晴らしい紅葉スポットが山ほどありますが、一歩足を踏み入れただけで、こんなにも風情ある世界にどっぷりと浸かれるのは祇王寺だけではないでしょうか。小さなお寺ではありますが、苔庭はどこを切り取っても絵になるような素晴らしい撮影スポットとなります。ぜひ一度訪れてみてくださいね。祇王寺の御朱印
祇王寺の作り出す苔の世界

祇王寺のアクセス
祇王寺の詳細
祇王寺周辺の人気スポット
常寂光寺
参道、山門、仁王門、竹林、苔、本堂、多宝塔、、、挙げればキリがないほどのオススメスポットがある常寂光寺。境内にはもみじだけでなく、銀杏の木もあり見るに飽きすことがありません。 小倉山の中腹に位置することからその道中はまるでハイキングのようです。上に行くほど人混みもだいぶ緩和されるので、山の中のきれいな空気をすいながらリラックスして美しい紅葉を存分に楽しんでください。 住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 電話:075-861-0435 最寄り駅:JR嵯峨嵐山駅 時間:9:00~17:00(受付終了16:30) 休み:無休 料金:大人400円 小学生200円 駐車場:普通車5台 無料嵐山・竹林の小径
嵐山の竹林は誰もが一度は耳にするなり目にするなりしたことがあるのではないかというほど、有名な観光スポットとなっています。 春は桜、秋は紅葉といいますが、ここでは夏の竹林が非常に美しいのです。色鮮やかなグリーンは目に優しく涼しげな印象を与えてくれます。 住所:京都市右京区嵯峨野々宮町 嵯峨小倉山田渕山町 アクセス: ・阪急「嵐山」駅から徒歩15分 ・京福電鉄(通称嵐電)「嵐山」駅 徒歩5分 ・JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩10分 ・「トロッコ嵐山」駅から 徒歩5分 営業時間:特になし 休み:同上 料金:無料 駐車場:コインパーキング近くにあり二尊院
二尊院は、慈覚大師・円仁が建てた天台宗の寺院です。 「発遣の釈迦如来」と「来迎の阿弥陀如来」の二体を本尊としているのが「二尊院」の由来となっています。 総門からる出た先にある参道が「紅葉の馬場」と呼ばれ人気を集めます。 名称:二尊院 住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 拝観時間:9:00~16:30 電話番号:075-861-0687 拝観料金:中学生以上500円 小学生以下無料 アクセス: <電車> 京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩15分 <バス> 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩10分厭離庵
通年観光客でごったがえす嵯峨・嵐山エリアではありますが、厭離庵はそれに比べると人が少なく穴場となっています。秋の雰囲気を落ち着いた空間でゆっくりと味わいたい人にはおすすめです。 名称:厭離庵 住所:〒616-8427 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2 拝観時間:秋の特別一般公開 9:00~16:00 (16:30 受付終了) 電話番号:075-861-2508 拝観料金:大人500円 アクセス: <電車> 京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩20分 <バス> 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩10分宝筐院
宝筐院では、紅葉シーズンを迎えると回遊式の枯山水庭園が色鮮やかな紅葉に囲まれ、人気の名所となっています。 名称:宝筐院 住所:〒616-8424 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9 拝観時間:9:00~16:00 (11月のみ16:30まで) 電話番号:075-861-0610 拝観料金:高校生以上500円 小中学生200円清涼寺(嵯峨釈迦堂)
嵯峨の街中で目に飛び込んでくる大きな仁王門から大きなインパクトを受けます。国宝にも指定されている本尊「木造釈迦如来立像」、もう一つの国宝「木造阿弥陀如来像」が安置され、春・秋にだけ、特別拝観が可能となっています。 紅葉シーズンには多宝塔を赤や黄色の色鮮やかな紅葉が囲み、本堂拝観では方丈や弁天堂でも紅葉を楽しむことができます。 名称:清涼寺 (嵯峨釈迦堂) 住所:〒616-8447 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 拝観時間:9:00~16:00 (11月のみ16:30まで) 電話番号:075-861-0343 拝観料金:境内は自由 本堂拝観: 一般 400円 中高生 300円 小学生 200円 4月5月10月11月のみ霊宝館が特別公開 一般700円 中高生 500円 小学生300円 アクセス: <電車> 京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩13分 <バス> 市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 すぐ祇王寺周辺のランチスポット
鳥居本 遊山
奥嵯峨に佇むのは、フレンチ出身のシェフが営む「和」「フレンチ」「京料理」の見事な融合によって作られた料理の数々をコース料理にていただくことのできるお店です。 祇王寺を訪れたあとの落ち着いた心で存分に繊細な味を楽しんでください。 メニューは3500円、7500円の各コースとあり、それぞれに合った京都の地酒をはじめとした各種お酒類の準備もあります。 お席はどこも眺めが良く、個室などさまざまあります。 【所在地】〒616-8431 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本一華表町6-3 【電話番号】050-3464-3047/075-873-3122 【営業時間】ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:30) ディナー 17:00~21:00 (L.O.20:00) 【平均予算】5,000円(通常平均) 5,000円(宴会平均) 4,000円(ランチ平均) 【席数】90席 【喫煙】店内全面禁煙 【お子様連れ】お子様連れOK 受け入れ対象: 乳児からOK .設備・サービス: お子様メニューあり お子様用椅子あり 【アクセス】JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 車5分 阪急嵐山線 嵐山駅 車10分京料理 味生
同じく嵯峨野に静かに佇むのは、京料理を提供してくれる「京料理 味生」です。 日本に古くから受け継がれてきた伝統と文化が今もなお息づく「京都」らしいお店です。 いただくことのできる料理は、昆布と鰹節がおしげもなくふんだんに使われた出汁をベースに、一品一品四季折々の食材を厳選して、職人が腕をふるいます。そんなこだわりの料理たちにマッチした純和風の店内や趣ある器たちが、さらにお料理の上品さをランクアップさせます。紅葉散策を楽しんだあと、その余韻に浸りながら、心もお腹も満たすことができる「京料理 味生」で締めくくるのもまた素敵です。 【所在地】〒616-8423 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前裏柳町7 【電話番号】050-3491-0288 【営業時間】月・火・木~日 ランチ 11:30~14:00 (L.O.14:00) ディナー 17:00~21:00 (L.O.20:00) 【平均予算】3,000円(通常平均) 5,000円(宴会平均) 2,500円(ランチ平均) 【席数】45席、座敷席あり、掘りごたつ席あり、座椅子あり、カウンター席あり 【喫煙】分煙 【お子様連れ】お子様連れOK 受け入れ対象: 乳児からOK .設備・サービス: 離乳食持ち込みOK お子様メニューあり(ランチタイム含む) 【アクセス】JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 徒歩12分 、京福電鉄嵐山線 嵐山駅 徒歩7分歴史的な背景を知るとまたここの景色の見方も変わってくるでしょう。あなたも京都へお越しの際は、ぜひ祇王寺へ足を運んでみてはいかがでしょうか。ぜひ神秘的な美しさをその目で確かめてみてください。