【更新:12月24日現在 紅葉の状態:見頃終了】
さて、みなんさん詩仙堂の正式名称をご存知でしょうか?その名も、凹凸窠と言います。こちらは「おうとつか」と読みます。なんだかとても不思議な名前が、正式名称の詩仙堂は、紅葉がとても美しいと言われています。さて詩仙堂はなぜ、凹凸窠と呼ばれているのか?詩仙堂の歴史や魅力について詳しくご紹介していきましょう。
先ほどから気になっている正式名称の秘密についてですが、これは詩仙堂の建っている位置に基づいた由来になります。詩仙堂に実際に足を運ぶとわかりますが、ここに建っているの?と少し驚く程の斜面になります。でこぼこのある土地に建てられた家という所から、この正式名称が付いたのです。こちらを建てたと言われているのが、徳川家に仕えていた武士でもあり、徳川家の右腕とも言われ、とても頼りにされていた側近の石川丈山になります。今より370年程前にこちらを建てたと言われています。武士としては、大阪夏の陣でも活躍をした名立たる武士とも言えます。大阪夏の陣後は、武士を辞めて漢詩人となります。そして、他にも庭園の設計にも関わり名庭を作り上げたとも言い伝えられています。今詩仙堂が美しい紅葉スポットと呼ばれている理由がここにあったのです。
詩仙堂の御朱印
こちらで頂く事が出来る御朱印は、基本的に1種類になります。こちらでは、オリジナルの御朱印帳は販売されていません。こちらの御朱印は、拝観入り口で頂く事出来て、受付時間は、午前9時~午後5時になります。
まさに京都の紅葉の代名詞と言えば詩仙堂
詩仙堂は、現在かなりの混雑が予想される紅葉の人気スポットになります。おすすめのスポットは、詩仙堂を作ったとも言われている石川丈山が作り上げた庭です。書院からこの庭を眺めると、まるで現代からその時代に、タイムスリップしたような不思議な感覚になります。今見られる庭は、修理がされている為、石川丈山が作り上げた庭そのものではないものの、当時の面影を随所に感じられます。どうしても人気の紅葉スポットなので、混雑は必須と考えておきましょう。混雑を少しでも回避できる時間帯としては、朝一もしくは夕方の拝観終了前の時間がおすすめになります。紅葉の見頃は、11月中旬から11月下旬になります。
詩仙堂へ来たらこちらにも足を延ばしてみては?
■圓光寺
こちらも、紅葉の時期はとても美しい景色を見る事が出来ます。一番のおすすめのスポットは、「十牛の庭」になります。京都らしい景色という言葉がぴったりとも言えるでしょう。軒下の廊下に赤い絨毯が敷かれ、そこから美しいお庭を眺める事が出来ます。赤や黄色に色付いた素晴らしい景色を優雅に眺めることが出来ます。圓光寺は、この素晴らしい景色の他にも、紅葉の終わりの時期もおすすめです。地面いっぱいに落葉が広がる「敷き紅葉」は、また紅葉を違う角度で楽しむ事が出来て、来訪者の心を魅了します。
■曼殊院庭園
■銀閣寺
■下鴨神社
■野仏庵
これらは、どちらも詩仙堂からそう遠くない観光名所になります。詩仙堂と合わせて立ち寄ってみるのもおすすめです。
詩仙堂のアクセス
こちらに行くには、バスかタクシーで行く事をおすすめします。バスで行く場合は、京都駅からの所要時間は、約1時間になります。まずJR京都駅中央改札口を出ると、目の前にバスターミナルがあります。そこのA1乗り場より、5号系統の岡崎公園、平安神宮か、銀閣寺、岩倉行きに乗車しましょう。京都駅からは、26停留所目の一乗寺下り松町で下車になります。そのバス停から、徒歩約7分で到着します。タクシーだと、約20分で到着します。人数が多い場合は、タクシーを利用した方が効率的に時間を使えます。
詩仙堂の詳細
■住所〒606-8154 京都府京都市左京区一乗寺門口町27■電話075-781-2954
■拝観時間午前9時~午後5時 (受付終了午後4時45分)
■拝観料金拝観料:大人500円 高校生400円 小中学生200円
■駐車場なし
「詩仙堂」への拝観には、紅葉シーズンを含め予約の必要はございません。拝観時間、9時から17時(最終受付時間16時45分)に直接お越しください。
まとめ
詩仙堂についての魅力や歴史を知る事は出来ましたでしょうか?紅葉のシーズンは、とても美しい景色を見る事が出来ます。ただ混雑は必須なので、時間帯や曜日を考慮して伺うと、ゆっくり紅葉を楽しむ事も出来ます。ぜひ、今年の秋は大事な方と詩仙堂へ出かけてみてはいかがでしょうか?