厄除け祈願の寺院として知られ、尼僧修行や護摩祈願法要が行われる「笠原寺(りゅうげんじ)」。真言宗智山派の大本山川崎大師平間寺の京都別院として、弘法大師1150年御遠忌に笠原政江尼が開山、昭和58年10月に創建されました。山科盆地東山三十六峰を望む大本堂は、母屋造桃山様式で、厄除弘法大師の分霊を安置。境内本堂奥に立つ総檜造の開山堂には、本尊の大日如来を祀っています。また、一日尼僧修行(女性のみ)は笠原政江尼が悩める女性のために始めたとして知られています。そのほかにも新春の護摩祈祷や節分会、青葉まつりなど季節の催しや、毎月21日にはお大師さま御縁日護摩祈願法要なども行われます。
太陽を司る毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)とも呼ばれる本尊の大日如来。真言宗の教えでは、如来や菩薩などほかの仏尊の本仏とされています。修行大師像に健康祈願を
修行を通して自分を見つめ直す「一日尼僧修行」
毎月21日には「弘法市」を開催
まとめ川崎大師京都別院 笠原寺(りゅうげんじ)TEL.075-572-9400●京都市山科区大宅岩屋殿2 ●地下鉄東西線「椥辻駅」下車、徒歩約20分 ●参拝無料(一日尼僧修行は有料・要予約) ●9時~17時 ●無休 ●P50台(無料)