世界遺産にも登録されている京都天龍寺!紅葉の美しさもまた格別!見頃やおすすめポイントは??

【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】京都 紅葉 色づき 終わり近し

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京都の世界遺産の中でも紅葉が有名な天龍寺。紅葉と言えば、「京都」を連想する方が多いのではないでしょうか?今年の紅葉の予定はもう立てましたか?どこに行こうか迷っているうちに、紅葉はどんどん進んでいってしまいます。京都の中でもおすすめの紅葉スポット天龍寺について詳しくみていくとしましょう。

天龍寺 紅葉 京都天龍寺 紅葉天龍寺とは、暦応2(1339)年に、足利尊氏が後醍醐天皇を供養するために建立した寺院であり、古都京都の文化財のひとつでもあります。古都京都の文化財とは、京都にある17か所の寺社仏閣の世界遺産のことを差します。こんなにも多くの歴史的に価値のある建物がある京都は大変素晴らしい町であることがわかります。

京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町にある、臨済宗天龍寺派大本山「天龍寺」。天龍寺は「京都五山」の第1位に列し、別格である「南禅寺(なんぜんじ)」を除いて、京都で最も格式の高い禅寺と言われています。

【京都五山とは…】五山というのは寺格制度の1つ。インドの古い仏教施設を、天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)を真似て、南宋が作ったのが自国の5つの寺院を選んで保護しました。それを更に真似て作ったのが、日本の五山制度のはじまりになります京都にある臨済宗の五大寺である南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺のことを差します。天龍寺の魅力はそれだけでは終わりません。それが秋の季節にしか見られない、紅葉の美しさなのです。また、天竜寺は映画のロケ地としても有名で、数多くの作品が撮影されてきました。その中には、日本人が愛する「忠臣蔵」の雪中討入りのシーンなどもあります。また天龍寺内にある法堂の天井には、平成9(1997)年に加山又造画伯によって描かれた「雲龍図」(八方睨み)があります。

 といった具合に、見どころはまだまだありますので、順を追ってご紹介していきます。 

天龍寺の紅葉の見所や詳細は??

天龍寺 紅葉 京都紅葉680年も前から変わらぬ姿で愛され続けてきた由緒ある寺院である天龍寺。京都の西端にあるといった立地条件から、朝日が一番最初に当たります。よって早朝が最も美しい景色を見ることができるのではないでしょうか。また、早朝は人混みも少ないといったメリットもありますのでオススメです。紅葉シーズンが訪れると境内のカエデやツツジ、桜など数多くの木々たちが色鮮やかに染まり、嵐山の景色と組み合わさって一層素晴らしい絶景へと変貌を遂げます。

天龍寺 曹源池庭園 紅葉天龍寺 曹源池庭園 紅葉

■曹源池庭園

そんな紅葉で一番の見所は「曹源池庭園(そうげんちていえん)」です。この曹源池庭園ですが、作者は天龍寺の初代住職であり、南北朝時代の臨済宗の僧侶である夢窓疎石(むそうそせき)だそうです。その美しさから世界文化遺産に登録されていて、魅力満載の庭園となっています。

「曹源池」の由来は、庭を作っている際に作者である夢窓疎石が泥の中から、「曹源一滴(そうげんのいってきすい)」と書かれた石碑を発掘したことからきているそうです。その意味とは、禅からくる言葉で、“一滴の水だって、おろそかにしてはいけない”だそうで、一滴の水が集まることで大河となり、海へと繋がる。それが命の水となる、、、小さなものにも大きな可能性が秘められているという意味が込められているのだそう。

池の正面にある2枚の巨岩は、中国の故事で「登龍門」の鯉が滝をのぼって龍となることを表しています。鯉の形をした石を滝の下に置くのが普通ですが、曹源池庭園は石を滝のまん中に置き、鯉から龍へ変わる途中の姿が表現されています。

そんな庭園は、紅葉のトンネルをはじめとして、水流を表したような白砂と青々とした芝生とのコントラスト、水面に映りこむ木々たち、紅葉のみならず青紅葉や四季折々に咲く花たち、どこを切り取っても美しい景色が映ります。そして、嵐山や小倉山の南麓に位置する亀山など京都を代表する紅葉スポットを借景にして見える景色もまた素晴らしいのです。広い庭園には、「曹源池」~多宝殿・望京の丘・百花苑といったような散策コースが設けられていますので、気になる方はぜひ散策してみてくださいね。

■望京の丘

天龍寺の裏に位置するのがここ!ここからは京都市内を一望することが出来ます。上から眺める紅葉の素晴らしさは格別です。そして丘までの道のり遊歩道がつけられていて、のんびり散策しながら紅葉を間近で鑑賞できる穴場スポットでもあります。

■大方丈

ふすまを窓枠に見立てて、紅葉を眺めることが出来るのがここ!この景色は、1枚の絵のように見え、独特な紅葉の楽しみ方が出来ます。大方丈は天龍寺の中でも最大の建物と言われています。この風景見る場合気を付けるのが、曹源池庭園は、大方丈の裏手にあたるということ。そちら側を眺めると風情ある1枚の絵のような景色を見ることが出来るのです。

■天龍寺直営のお食事処「篩月」

秋の美しい景色を見たら、精進料理でゆったりとした時間を過ごしながら食事する事が出来るのが天龍寺の魅力。なんといっても雰囲気が日本ならでは。畳にお膳が運ばれて、正座をしながら食事をとります。一十五菜のお膳は、野菜のみのおかずで作られているにも関わらずボリュームも満点です。なんとミシュランガイド京都・大阪2018で、ビブグルマンを獲得しました。ビブグルマンは、丁寧に作られた良質な料理が手ごろな価格と言う意味で、大満足する事間違いありません。
(営業時間11時~14時、年中無休/電話075-882-9725、予約可)
【例年の見頃時期】
11月の中旬~12月上旬。
【参拝時間】
午前8時半~午後5時
【料金】
(曹源池・百花苑)高校生以上500円 小・中学生300円 未就学児は無料(諸堂、法堂は別料金
【混雑回避の方法】
とにかく人気スポットであるので、混雑が1番の問題です。
混雑を避けたければ「早朝参拝」がおすすめです。この時間は人も少なく、じっくりと紅葉を鑑賞することが出来ます。
【所在地】
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場68番地
【アクセス】
車の場合
名神高速道路 大山崎JCTから京都縦貫道「大原野IC」から車で約20分
電車の場合
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩13分、京福電鉄「嵐山駅」からすぐ、阪急電鉄「嵐山駅」から徒歩15分天龍寺の近くには温泉もあるので、参拝で疲れた体を癒して帰るのも良いですよ。
【ご朱印】法堂の隣にある朱印所でいただくことができます。
天龍寺 京都 紅葉

天龍寺

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

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早朝拝観から竹林の小径を抜けるコース

天龍寺を訪れるにあたってのおすすめ時間帯は早朝になります。早朝拝観も行っていますが、特に昼夜入れ替え制というわけではなく、料金も日中の拝観料500円と変わりません。ですが、混雑という点でみても早朝の方がゆっくり見て回ることができますし、空気が澄んでいるので心も洗われるような感じがします。

早朝拝観のあとは竹林の小径を向けて行くと思いますが、こちらも人気スポットゆえ混雑必至です。そういった点で見ても早朝はおすすめの時間帯です。朝の澄んだ空気を存分に味わいながら早朝散歩を楽しんでみてくださいね。

天龍寺から徒歩3分の「渡月橋」も紅葉おすすめスポット!

京都 嵐山の紅葉 言わずと知れた京都の名所「嵐山」昭和9年に架けられた長さ155メートルの橋は、桂川の両岸を結ぶ重要な交通路になっています。橋の両脇に歩道があり、平安時代に亀山上皇が橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡に似る」と感想の述べた事が渡月橋の由来になります。渡月橋の紅葉のピーク時には、赤・黄色・オレンジ・深緑のパッチワークのような壮大な山々の姿、そこを流れる桂川の景色の美しさには言葉を失うほど。

山々の紅葉は、ゆっくり進むため、例年の紅葉予想よりも少し遅めに訪れると絶景を見ることができます。もちろん渡月橋を渡るのもいいですが、桂川のベンチより渡月橋と山々の紅葉を眺めるのも、ゆったり紅葉を楽しむにはおすすめです。
【所在地】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約13分
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天龍寺周辺のその他の紅葉の名所は?

天龍寺の周辺には、他にも美しい紅葉の名所が点在しています。せっかくですので、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

常寂光寺

常寂光寺 京都 紅葉京都 常寂光寺 紅葉の絶景(4K)カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO常寂光寺 京都 紅葉常寂光寺は、小倉山の中腹に位置しているお寺です。真っ赤に紅葉したカエデに覆われた石段や、嵯峨野を一望する眺めは素晴らしいものです。

見ごろ:11月中旬

【所在地】京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
【電話】075-861-0435
【拝観時間】9:00~16:30(閉門17:00)
【拝観料】500円
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約15分
常寂光寺 紅葉 京都

常寂光寺

住所:〒616-8397 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3

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宝厳院

宝厳院 紅葉 京都京都 宝厳院 紅葉(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO宝厳院 紅葉 京都宝厳院獅子吼の庭天龍寺の塔頭でほど近い場所に位置する宝厳院。「獅子吼の庭」と呼ばれている回遊式の庭園が鮮やかに染められた風景は、秋ならではの美しさです。

見ごろ:11月中旬~12月上旬

【所在地】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
【電話】075-861-0091
【拝観時間】9:00~17:00 ※特別拝観期間以外は参拝不可。
【秋の特別拝観】2023年10月7日(土)~12月10日(日)
【拝観時間】午前9時~午後5時閉門※受付終了:午後4時45分
【拝観志納料】(庭園)大人700円 小中学生300円
※宝厳院本堂特別公開:別途志納料(大人500円・小中学生300円)が必要です。
備考:本堂襖絵は法要等により拝観できない場合がございます。
【アクセス】バス:「嵐山天龍寺前」下車徒歩約5分・電車:JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約15分
【2023年 秋の夜間特別拝観】
【開催期間】2023年11月11日(土)~12月3日(日)
【拝観時間】午後5時30分~午後8時30分閉門※受付終了:午後8時00分
【拝観志納料】大人1000円 小中学生300円
【見どころ】嵐山借景 回遊式山水庭園 「獅子吼(ししく)の庭」 夜間公開11月11日(土)~12月3日(日)の間、午後5時30分から午後8時30分の時間限定にて、当院の庭園「獅子吼の庭」の夜間特別拝観を行ないます。日中の獅子吼の庭庭園の鮮やかな紅葉とは違った、夜間での静寂かつ艶やかな紅葉が織りなす幻想的な景観をお楽しみ下さい。
宝厳院獅子吼の庭

宝厳院

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36

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高雄(神護寺)

神護寺の紅葉神護寺 京都 紅葉高雄、槇尾、栂尾は「三尾」と呼ばれ、3か所のいずれも京都市北西部の紅葉の名所として知られています。高雄山の中腹に位置する神護寺は、京都市内の紅葉の中でも早めに色づき始め、京都屈指の名所として知られます。山門へ続く古びた石段に、赤色や黄色のカエデが葉を落とし埋めつくされる風景や、境内に足を踏み入れると葉の合間からお堂や塔が見え隠れする趣ある雰囲気が楽しめます。また、有名なかわら投げというものがあり、これは神護寺が発祥とされております。かわらを境内西の地蔵院から谷に向けて飛ばすことで「家内安全」を祈る。

見ごろ:11月上旬~11月下旬

【所在地】京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
【電話】075-861-1769
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】一般(中学生以上)600円、小学生300円※2020年の特別拝観は中止(通常拝観は予定通り)
【アクセス】電車→JR京都駅からJRバスで約50分、山城高雄停留所下車徒歩20分または京都市営地下鉄四条駅、阪急電鉄烏丸駅から市バスで約45分、高雄停留所下車徒歩20分
京都 神護寺 紅葉

神護寺

住所:〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5

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法輪寺

法輪寺出典:【法輪寺(嵯峨の虚空蔵さん)】- じゃらんnet
嵐山の中腹に位置する法輪寺は、「十三まいり」といって13歳を迎えた少年少女たちが祈願に訪れることで名が知れています。 参道の両脇に寄り添うように彩りを添える真っ赤なもみじが秋の風情を存分に感じさせ、その石段に立って上方を見上げると目に入るのが鳥居です。この鳥居がまるで額縁のようになって紅葉を囲み、美しい絵葉書のようにも見えます。少し高い位置にある法輪寺は、見晴台から嵐山の美しい景観を贅沢にも一望できます。

見ごろ:11月中旬~12月上旬

【所在地】京都市西京区嵐山虚空蔵山町
【電話】075-861-0069
【拝観時間】 9:00〜17:00
【拝観料】境内無料
【アクセス】①阪急電車 嵐山線「嵐山」駅下車 徒歩約3分②京福電車「嵐山」駅下車 徒歩約7分③JR 嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩約17分
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小倉山二尊院

京都二尊院の紅葉京都 二尊院 紅葉(4K) カエデ・エリシア京都 caede|L’ELISIR KYOTO二尊院 京都 紅葉京都を代表する観光地といえば、嵐山・嵯峨野エリア。ここの小倉山山麓にある天台宗の古刹。参道が馬が駆け抜けられるくらい広いことを由来に、紅葉の馬場と呼ばれています。参道沿いのカエデと、背景になる小倉山のモミジの2つが重なり美しい紅葉を楽しむことができます。例年の見頃は11月中旬~下旬ですが、また違った美しさを味わうことが出来る散りモミジ、こちらを見るには12月上旬に訪れるのが良いでしょう。
【所在地】京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
【電話】075-861-0687
【拝観時間】 9:00~16:30
【拝観料】一般(中学生以上) 500円 小学生以下無料
【アクセス】電車→JR嵯峨嵐山駅から徒歩約15分またはJR京都駅から京都バス約45分嵯峨釈迦堂前停留所下車、徒歩10分
京都二尊院の紅葉

二尊院

住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

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車折神社

車折神社の紅葉天龍寺からも近い京都市右京区に位置する車折神社は、境内の芸能神社が有名です。こちらに奉納された玉垣には芸能人の名前が書かれていますので、好きな芸能人のものがないのか探すのも楽しみの一つです。また、紅葉シーズンには芸能神社はもちろんのこと、本殿前や裏参道入口で美しく彩られた紅葉を見て楽しむことができます。ちなみに境内は無料で散策を行うことができますので嬉しいポイントのひとつといえます。

見ごろ:11月中旬~11月下旬

【所在地】京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
【電話】075‐861‐0039
【拝観時間】 9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【アクセス】 京福電車「車折神社」駅下車 徒歩すぐ市バス・京都バス「車折神社前」下車 徒歩すぐ
車折神社 京都

車折神社

住所:〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23

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まとめ
天龍寺の魅力はお分かりいただけましたか?世界遺産にも登録され、見どころ満載の天龍寺。京都で一番最初に朝日を浴びるというのも心ひかれるポイントですよね。清々しい朝日に照らされた天龍寺の紅葉をぜひ一度訪れてみてください。