京都のおススメ老舗和小物店

出典:京都老舗扇子専門店の白竹堂

京都市内には、京友禅や西陣織など、古くから和装に関した伝統工芸があり、それらを支える多くの職人さんが住んでいます。また、祇園や先斗町と言った花街もあり、老舗の和小物を扱うお店もあれば、新しい和小物を扱うお店も数多く出てきています。今回は、そんな老舗和小物店などをご紹介しましょう。

出典:桜のちりめん刺繍名刺入れ | 井澤屋
京都南座前にある「井澤屋」は、慶応元年(1865年)創業という老舗の和装小物のお店です。祇園が近くにある古都、南座の前にある古都などから、祇園の舞妓さんや芸妓さん、南座を訪れるお客様や歌舞伎役者さんなど、着物の目利きとも言えるような方々が利用する、和装小物店です。 着物の帯揚げや帯〆、和装バッグなどのほか、ちりめんで作られたがま口や名刺入れ、数寄屋袋などの小物も揃っています。 祇園にお越しの際には、一度覗いてみては如何でしょうか?

明治26年創業、和雑貨の「鈴木松風堂」

柳馬場通沿いの井筒屋町に本店を構える「鈴木松風堂」 初代、鈴木宇吉郎が上海で偶然手にした紙筒の万華鏡がお店を始めたきっかけ。 広い店内の壁面にずらりと飾られた美しい和紙は圧巻! 1階は和雑貨のお店で、紙で作られた色とりどりのキッチン雑貨やスマートフォンケースなどが売られてます。 2階は紙の体験工房があり「紙の箱」「あんどん」「万華鏡」など作ることができます。

大正11年創業、京焼・清水焼の「陶あん」

質の良い原材料を使用し腕の良い職人の手で一つ一つ作品を作り上げている「陶あん東山泉涌寺界隈に本店があり、「京都の食の台所」錦市場内に錦子路店京都東山にある法観寺傍に八坂店があります。 本店では、平日に限り工房見学陶芸体験も行われています。

明治19年創業、和装小物の「さんび堂」

出典:京都の和小物専門店さんび堂
京都烏丸に本店を構える「さんび堂」は、明治19年創業の和装小物店です。 帯揚げや帯〆、長襦袢などの和装小物のほか、扇子や手ぬぐい、がま口などの和小物も並んでいます。がま口には、印伝を思わせるようなふくれ織が使われています。 その印傳とコラボをしたオリジナルのお財布やポーチなどもあります。 「さんび堂」は、少し背伸びをしたい方におススメの和装小物店です。

舞妓さん御用達、祇園「かづら清」

出典:かづら清老舗/つばき油配合 椿ヘアシャンプー
1865年創業の老舗「かづら清」では、椿油やつげ櫛などの製造販売を行っています。 椿油をベースとしたスキンケアコスメや、シャンプーなどのヘアケア品、簪などを扱っています。古くから、芸妓さんや舞妓さんを相手に、お商売をしてきた老舗店ですので、扱ってい折るコスメやヘアケアもすべてオリジナル商品です。しかも、天然素材を使ったBBクリームやファンデーションなどもあり、舞妓さんの様な「絹肌」を目指すことが出来ます。

扇子とうちわのおススメ老舗店

京都には、古くから京扇子や京うちわ、深草うちわがあります。折角なら雑貨屋さんやお土産屋さんではなく、専門店でうちわと扇子を探したいものです。 [hr][/hr]

千年以上の歴史のある深草うちわ「小丸屋住井

出典:小丸屋住井|京都-京丸うちわ・深草うちわ・京扇子
京都岡崎、平安神宮近くにお店を構える「小丸屋住井」は、千年以上の歴史を誇るうちわの専門店です。今では、京丸うちわや深草うちわのほか、京扇子や舞扇子などなども取り揃え、京都の風物詩の1つでもある「都をどり」や「京おどり」「鴨川をどり」などを支え続けています。 [hr][/hr]

元禄から続く京うちわの老舗「阿以波」

出典:京うちわ 阿以波
元禄2年(1689年)から、京都の地でうちわを作り続けている老舗です。インテリアとして飾ることが出来るほど、繊細な伝統美術工芸品でもある京うちわを作り続けているのは、この「阿以波」だけです。その伝統技術は、一幅の絵のようでもあり、見るだけでも楽しむことが出来ます。 [hr][/hr]

享保から続く京扇子専門店「白竹堂」

出典:京都老舗扇子専門店の白竹堂
8代将軍徳川吉宗の時代、西本願寺前で寺院用の扇子を作り始めたのが最初です。明治以降、一般用の京扇子の製造販売を始めました。 現在では、布や紙を使って作られた京扇子のほか、和モダン、エレガント、カジュアル、デニムなど、様々なシリーズを展開し、多くの方に使ってもらえる扇子を作り続けています。 また、人気漫画とのコラボレーションや、くまモンとのコラボレーションなど、他にはないセンスも製造販売しています。

木版画を用いた和小物

世界最古の印刷技術とも言われる木版画。そんな伝統技術を守り続け、木版印刷に拘った商品を扱っている2点をご紹介します。 [hr][/hr]

明治から続く木版の老舗「竹中木版」の「竹笹堂」

出典:竹笹堂Online/ブックカバーりんご子象
明治24年から続く「手摺匠竹中木版」が、木版印刷をもっと身近に感じてほしいと始めたのが「竹笹堂」です。 新しいデザイナーの感性で書かれたデザイン画を元に、彫師や摺り師などの木版印刷の工芸師さんたちが、その技術を使って新たな木版画を作り上げています。 「竹笹堂」では、そんな新しい木版画を使ったブックカバーや便せんなどの文房具や、ハンカチやスマホケースなど、紙以外に印刷した小物などを扱っています。 [hr][/hr]

版画紙箱「十八番 花花」

出典:おはこ 十八番 黒こんぺい
小さな紙箱に、木版画で印刷された様々な箱が並ぶ「十八番 花花」。 小さな紙箱「おはこ」の中に、金平糖や抹茶豆、黒豆チョコレートなどのお菓子が入っており、お土産としても贈り物としても喜ばれる一品です。 寺町通り沿い、「一保堂京都店」近くにお店を構えています。 [hr][/hr]

まとめ 京都には、色々な雑貨を扱う老舗店が沢山あります。お土産屋さんで和小物を探すのも楽しいのですが、折角なら京都の工芸師さんたちが作る逸品を、専門店で探してみては如何でしょうか?見て回るだけでも、楽しい一時を過ごせます。