冬の寒い時期に、京都では様々なイベントが行われています。デートでも家族連れでも楽しめるイベントから、京都らしい昔からの供養祭など、冬のイベントについて見ていくとしましょう。
[hr][/hr]どの年代の方も楽しめるイベント「花灯路」
1年に1度の期間限定で、ライトアップのイベントが花灯路になります。2018年は、12月8日~17日の約1週間行われます。この催しは、竹のライトアップが美しいのはもちろん他にも見所がたくさんあり、デートにはぴったりな場所とも言えます。この京都・花灯路が始まったのは、今から16年前の事です。このイベントのコンセプトは「灯り」になります。京都のいけばな協会と協賛し、灯りと花の路沿いに大きな器を使った生け花が展示されます。そのダイナミックな美しさに、灯りの柔らかさが加わるとなんとも言えない幻想的で神秘的な美しさを醸し出します。この催しは他にも、見所がたくさんあります。渡月橋の山々や橋の麓などのライトアップは、壮大な景色を見る事が出来ます。またコトノハ行灯、お絵かき行灯、嵐山ご当地キャラスタンプラリーなど、体験型のイベントも行われているので、カップルのデートでも、ご家族連れでも、幅広い年代の方が楽しむ事が出来るイベントになっています。この期間中は寺院、神社、文化施設の特別拝観も行われます。常寂光寺、野宮神社、天龍寺、宝厳院、法輪寺、来社、嵯峨嵐山文華館にも、ぜひこの機会に足を運んでいただきたい所です。■住所京都府京都市右京区嵯峨天龍寺 芒ノ馬場町 嵯峨・嵐山一帯■開催期間12月上旬~中旬■アクセスJR嵯峨嵐山駅、京福電気鉄道嵐山本線嵐山駅、阪急電鉄嵐山線嵐山駅どちらの駅からも徒歩で0分。[hr][/hr]デートにも使える京都水族館で行われる「La・La・Fin CIRCUS」
出典:【京都水族館】劇場型イルカパフォーマンス|オリックス株式会社のプレスリリース京都水族館では、エイベックスが企画・制作を行う劇場型イルカパフォーマンスが冬の時期に開催されます。それが、La・La・Fin CIRCUS~第3章「やくそく」になります。今まで行われてきた第1章や第2章の続きの物語として、イルカと仲良くなったサーカス団の絆を描きます。■住所京都市下京区観喜寺町35-1梅小路公園内■料金水族館への入館料入館料は、大人2,050円、大学・高校生1,550円、中小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円になります。■営業時間午前10時~午後18時■アクセス京都駅中央口より徒歩約15分。専用の駐車場がない為、公共交通機関を使いましょう。[hr][/hr]
京都らしい冬のイベント
1.法輪寺の「針供養」この供養祭では、普段使っている針に感謝の気持ちを込めて供養するという催しになります。折れて使えなくなってしまった針をねぎらいます。刃物も同時行う事も出来るので、本堂前の入れ物に入れておけば供養してもらえます。針供養は、毎年2回行われており、2月と12月に行われます。■住所京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3 虚空蔵法輪寺■アクセス電車の場合、阪急嵐山線嵐山駅から徒歩で10分。バスの場合、市バス「嵐山公園」で下車しましょう。バス停から徒歩で10分|嵐電嵐山本線嵐山駅から徒歩で10分。2.東寺の「終い弘法」東寺では、毎月弘法市が21日開かれています。この12月の年の瀬には、終い弘法と呼ばれている最後の市が開かれます。ここで並ぶ商品は、正月用品がメインとなり、その他であれば骨董品や古着の着物なども出ます。この終い弘法では、普段見つからないような掘り出し物が多く見つかるので、ぜひ一度足を運んでみるといいでしょう。また東寺は、京都駅からも近いので、アクセスも便利です。他の観光名所を回って、最後にお土産を買うがてらに立ち寄ってみるのもいいでしょう。■住所京都府京都市南区九条町1■アクセスJR京都駅から徒歩で15分■開催時間午前8時~午後5時3.八坂神社「朮参り」京都の大晦日と言えば、関東とは少し違います。関東では除夜の鐘を聞きますが、京都では朮参りがとても大事にされています。この朮参りとはまず12月28日が、催しのスタートになります。その日に、火種を起こす非公開の鑽火式が行われており、その後大晦日の15時から大祓式になります。除夜祭の祭典後に、境内の朮灯籠に白朮火が移されます。参拝者は、この御神火である白朮火を火縄に移して、縄を回しながら自宅に持ち帰る習わしです。この時に火が消えてしまってはいけません。京都の人はこの火を使って、雑煮を炊いたり、火をつけた縄をお守りとして飾ったりすると言われています。■住所京都府京都市東山区祇園町北側625■アクセス京都駅から206系統市バスに乗車、「祇園」バス停下車すぐ。京阪祇園四条駅から徒歩5分。阪急河原町駅から徒歩8分■料金自由参拝4.北野天満宮の「大福梅の授与」疫病が治った事から、摘み取った梅を6月10日前後に土用干して、この授与日に多くの人に配る行事です。これを、元旦の朝を祝い茶として、飲むと年初めからいい事があるとされており、京都のお正月に欠かせない物となっています。5.法住寺の「義士会法要」大石良雄が仇討ち祈願をした身代わり不動があり、四十七士の木像が眠っています。舞妓さんによって、献茶式が執り行われ、島原より太夫さんが太夫道中を行います。書院ではお茶席が設けられ、境内では討入りそばが振舞われます。6.西本願寺の「煤払い」東西両本願寺の両方で行われる行事で、全国から集った門信徒・奉仕団の人々によって、1年を締めくくる大掃除の事を言います。広大な敷地の堂内の畳を叩いて、大団扇で一斉に埃を外に出します。この姿は名物風景とも呼ばれています。[hr][/hr]12月の京都は生活に纏わる行事や、来年に向けた準備などが多く見られます。あまり関東では見る事のない行事もありましたので、ぜひこれを機会に12月の京都を訪れてみてはいかがでしょうか?