金閣寺の奥の山を越えて、更に奥に存在する「桜の名所原谷苑」とは、一体どんなところか…とても気になります。訪れた人によれば「桃源郷」や「シダレザクラのジャングル」など、美しいのは間違いないようですが、気になることばかりです。さて、この「原谷苑」について詳しく見ていきましょう。
「しだれ桜のジャングル」とも表現されるほど、圧倒的な桜の美しさに浸ることができる、京都の「原谷苑」。しかし、原谷苑はそもそも個人が所有している土地ですので、常に一般公開されている場所ではなく、桜や紅葉のシーズンのみ一般に公開されます。されます。原谷苑の広さは、なんと4,000坪になります。東京ドームで表すと、約0.3個分の広さとなり、とても広大な敷地になります。苑内には、ソメイヨシノ・シダレザクラ、ベニシダレザクラなど、約20種400本の桜が植えられています。樹齢60年をこえるベニシダレザクラにおいては、日本一とも言われるほどの数になります。数にすると200本以上と言われています。このように、原谷苑ではさまざまな種類の桜が植えられているため、濃い目のピンクや淡いピンク色、または白い桜の花が共演している様子を鑑賞することができるのです。
どのように桜の名所とも言われる「原谷苑」は出来たのか?
「原谷苑」の中はどんな感じなのか…
「原谷苑」の中での、最高の過ごし方は?
「原谷苑」へは、ハイキングで辿り着けるのか?
「原谷苑」の見頃には注意が必要?
原谷苑へお出かけの際の注意点
■飲食物の持ち込み禁止
■三脚や敷物などの持ち込み禁止
■ペット同伴での入苑禁止
また、原谷苑では桜の育成を大切にしているため、道の舗装がされておらず段差などもあるため、散策の際は十分に注意してください。
原谷苑の詳細情報
■住所
京都府京都市北区大北山原谷乾町36
■電話番号
075-461-2924
●令和6年度 原谷苑 【一般公開】のお知らせ】
梅まつり 3月16日(土)~3月23日(土)
桜まつり 3月24日(日)~4月25日予定(木)
■開苑時間
9:00~17:00(入苑受付は16:30まで)
■入園料
変動制 ~1,500円(現金のみ)
※桜の開花状況により、変動します。
■アクセス
原谷苑は、金閣寺の裏の山を越えた山間部に位置していてアクセスしにくいため、事前に利用する交通手段を確認しておく必要があります。また、公開されている時期に自家用車で行くことはできませんので、必ず公共交通機関を利用しましょう。原谷苑へアクセスする方法は、3パターンあります。
(1)市バス
市バス「原谷」で下車するとすぐです。
「立命館大学前」~「原谷」の間を結ぶM1系統の市バスは、1時間に1~2本ですので、お出かけの際はあらかじめ時刻表を確認しておくことをおすすめします。また、「北大路バスターミナル」~「原谷」を結ぶ市バスでもアクセス可能です。ただし、こちらのバスの本数は1時間に1本程度ですので、いずれにしても事前の確認が必須となります。
(2)タクシー
バスを逃してしまった場合などは、タクシーを利用しすることも一つの方法です。
一緒に行く人数が多ければ、料金が割安になります。
(3)シャトルバス
3月27日(木)~4月14日予定(日)までの予定です。
西大路通沿いのわら天神鳥居前付近から発車します。(わら天神前バス停ではありませんので御注意ください)
原谷苑のガードマンがおりますので、整列してお待ちください。やむを得ず乗り場の移動や中止することもあり得ますが、その際にはご容赦下さいませ。
●運行時間は9:00~16:00
●原谷苑西門からのわら天神行き最終便は16:30です。
これを読んでいると「桜の世界」に行ってみたくなりませんか?原谷苑は、山間部に位置していることから決してアクセスしやすいとは言えないところに位置しているのですが、その不便さが逆に特別感を高めているのかもしれませんね。ぜひ、みなさまもこの絶景を確かめにいってみてはいかがでしょうか。
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