日本の昔ながらの風景が多く残る京都。常に人気観光ランキングで上位に入っています。京都の魅力は、春夏秋冬でそれぞれ違ってきます。ここでは春の桜のシーズンに着目して、イベントなどを見ていきましょう。
■平野神社 「桜花際」
■毘沙門堂 「観桜会」
■二条城 「観桜茶会」
■平安神宮 「紅しだれコンサート」
■退蔵院 「春のお食事つき特別拝観」
やはり桜のシーズンはどこも桜にちなんだイベントを行うところが多いようです。ここからは、京都らしいイベントに目を向けて詳しくみてきましょう。
約200名の時代行列が氏家地域を巡業する「桜花祭」
毎年4月10日行われる桜花祭は、寛和元年(西暦985年)4月10日平野臨時祭として、花山天皇により臨時の勅祭が行われたのが始まりと言われています。舞楽「東遊」や競べ馬などが催されたと言われています。現在の桜花祭は、午前の部は神事、午後の部は騎馬や織姫達の神幸列が氏子地域に繰り出し練り歩きます。この行列はまるで、時代絵巻の様です。また、桜の開花期間は、クラシックを中心とした桜コンサートなども行われます。その他にも地元衣笠小学校児童画照明や、手のひらの中でも桜を楽しめる桜湯、桜にちなんだお香、桐箱、ロウソク等も授与され、盛大なイベントになります。
「平野神社」
・住所
京都市北区平野宮本町1
・アクセス
京福「北野白梅町」下車、徒歩10分
・拝観時間
(例年参考)午前6時~午後5時
・料金
(例年参考)無料
樹齢150年のシダレザクラの姿は圧巻「観桜会」
2024年今年は4月7日(日曜)に行われます。(午前10時から午後3時)観桜会では、シダレザクラやソメイヨシノなど約50本の桜を鑑賞します。ここのシダレザクラは別名「羅沙門しだれ」とも呼ばれています。この羅沙門しだれは、5代目と言われ、樹齢が150年以上と言われ、高さは10メートル、そして枝張りが約30メートルもあり、その壮大な景色には思わず言葉を失う美しさと言えます。観桜会では、琴の生演奏に耳を傾けながら、お茶席を楽しむことも出来ます。これぞ京都という体験をしたい方におすすめです。
「羅沙門堂」
・住所
京都市山科区安朱稲荷山町18
・アクセス
JR「山科」下車、徒歩20分
・拝観時間
午前8時半~午後5時(例年参考)
・料金
大人500円、小人300円(例年参考)
世界遺産の場内で開かれる風流なお茶会「観桜茶会」
毎年4月9日午前10時~午後3時)行われる観桜茶会は、清流園内の茶室・和楽庵で行われます。晴れていれば野点の席も設けられます。桜の花びら舞う中、お茶をいただけるというとても雰囲気のいいお茶会になります。
「二条城」
・住所
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
・アクセス
地下鉄東西線「二条駅前」下車すぐ
・拝観時間
午前8時45分~午後5時(例年参考)
・料金
大人600円 小人200円(例年参考)
南神苑と東神苑のベニシダレザクラのライトアップと音楽の融合「紅しだれコンサート
昼間の姿とは違う、ライトアップされたベニシダレザクラを鑑賞しながら、マリンバ・オカリナ・二胡などの楽器によって奏でられる癒しの音楽を聴くことが出来ます。公開時間は、2024年の開催は4月3日(水曜)から4月7日(日曜) 午後6時15分から午後9時
桜のライトアップエリアの「南神苑」とコンサートエリアの「東神苑」は別々の入場券購入となります。(東神苑のチケットは南神苑のライトアップ会場へも入場可能です。)
「平安神宮」
・住所
京都市左京区岡崎西天王町
・アクセス
市バス5系統「平安神宮前」下車、徒歩5分
・拝観時間
午前6時~午後6時(例年参考)
・料金
無料(例年参考)
ミシュラン1つ星の精進料理を頂きながらの桜鑑賞「春のお食事付き特別拝観」
退蔵院のベニシダレザクラは、樹齢60年と言われており、京都の桜名所・平安神宮の孫桜にあたると言われています。枯山水庭園で見ることの出来るベニシダレザクラの光景は、とても美しいものです。こちらは、景色はもちろんお料理にも力を入れており、妙心寺御用達の精進料理店「阿じろ」の特別メニューを頂くことが出来ます。贅沢でゆったりとしたひと時を過ごすにはもってこいと言えます。
「妙心寺 退蔵院」
・住所
京都市右京区花園妙心寺町1
・アクセス
京福「妙心寺」下車、徒歩5分
・拝観時間
午前9時10分~午後4時40分(例年参考)
・料金
大人500円 小人100円(例年参考)
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