東福寺 光明院 (とうふくじ こうみょういん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
光明院は、室町初頭の1391年創建された東福寺の塔頭で、東福寺の三門を出て、徒歩5分くらいの処です。「虹の苔寺」と称される庭園の紅葉の美しさは特筆ものです。大海を表す枯山水の白砂に、苔と緑でツツジや皐月を大刈込として雲を表し、赤の紅葉が映えるのです。その視線の上には、茶亭をおき、庭園からの眺めに一貫したテーマを持っているそう。禅語を由来とし、寺号の光明を想起して、佳景と心の和みをもたらしてくれるそうです。
以前に、、「松竹梅」のお酒のテレビCMの撮影地に選ばれ大反響となりながら、長らくロケ地を伏せられて、京都の秘密のスポットとして都市伝説になっていた光明寺の庭園。是非、京都紅葉の佳景の極みをご堪能下さい。
通年 午前7時ごろ〜日没ごろ迄(季節により変動)
拝観料 500円
泉涌寺 雲龍院 (せんにゅうじ うんりゅういん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
御寺泉涌寺の別院である雲龍院は、泉涌寺大門から奥へ徒歩5分ほどです。「走り大黒天」と写経で知られるお寺で、書院の円い「悟りの窓」と4つ並んだ四角い「蓮華の窓」からは、庭園のモミジの紅葉を眺めることができます。紅葉時期は市内よりも少し早めで、11月中旬~下旬ごろには、特別拝観とライトアップが開催されます。
等持院 (とうじいん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
京都の洛西で、衣笠山の南麓に、等持院はある。足利尊氏が天龍寺の夢想国師を開山にお迎えして1341年に創建された。その後、足利将軍家歴代の菩提所となった故、等持院には足利15代、230余年の歴史を語る貴重な文化財が今も保存されている。そして、境内には方丈の大庭、唐裏の玄関庭、園池とあり、国の指定名勝となっており、壮観な庭園内には、四季折々の花々が彩りを飾っている。特に白砂の庭園の奥に燃える様な真っ赤の紅葉は見応えがあり。京都の紅葉スポットで全くの穴場と言える。
9:00~16:30 (16時受付終了) 年中無休
参拝料:
大人500円 小人300円
圓光寺 (えんこうじ)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
圓光寺では池泉回遊式庭園「十牛之庭」が紅葉が美しいことで有名です。書院と瑞雲閣の両方から十牛之庭を楽しむことができますが、書院は人気が高いので、混雑している場合には瑞雲閣から写真を撮ると良いかもしれません。
十牛之庭は晩秋の散り紅葉も有名で、緑の苔の上が目を覚めるような鮮やかな紅葉に埋め尽くされ、息をのむような美しさとなります。
奔龍庭(写真2枚目)の枯山水も見事で、垂れ桜や紅葉と御堂が映える。応挙竹林に鐘楼と風情があり、水琴窟の音色を静寂の中で伺い、思索に耽る時間は大切に思えます。求道の場として、臨済禅の圓光寺についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
午前9時~午後5時
【拝観料】
大人 ¥500 高・中 ¥400 小 ¥300
例年:11月中旬から12月初旬頃まで開催されます。
拝観料金:一般1000円、中高生500円、小学生500円
曼殊院 (まんしゅいん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
曼殊院は、洛北の名刹で、門跡寺院である。「わび」「さび」を大切に親王が過ごされた書院と庭園は格別で「小さな桂離宮」といわれている。枯山水庭園に映える紅葉の名勝として有名である。
9:00~17:00(16:30受付終了)
【拝観料】
一般600円 高校500円 中小学生400円
高山寺 (こうざんじ)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:見頃終了】
カエデの寺として知られる高山寺は、日本で最初にできた茶園が敷石の参道の脇に静かに佇みます。
8:30~17:00
【拝観料】
一般1,000円
小学生500円
障がい者・修学旅行生600円
【見ごろ】
11月下旬~12月上旬
駐車場50台 ※11月のみ有料
2024年のベストシーズンはいつ頃でしょうか。
このコラムの冒頭で述べたとおり、紅葉の進み具合は気温などに左右されるため、毎年日にちが前後します。紅葉の時期は近くなっていないと断定は難しいというのが正直なところですが、昨年の見頃を参考にして2024年のベストシーズンを予想してみましょう。比叡山延暦寺は、11月10日頃、洛北大原・三千院は、11月15日頃、洛西・嵐山は、11月23日頃と予想が発表されていました。近畿は10月の気温が平年よりもやや高めだったことから、11月の気温が平年並みになるとみて、平野部の紅葉のベストシーズンが平年と同じぐらいであると予想が発表されてました。京都の紅葉のベストシーズンは、例年どおり11月上旬頃から12月上旬を大幅に外れないのではないでしょうか。10月の気温によって紅葉の時期はほぼ決まるようなので、その頃にインターネットで予想を確認してみると良いかもしれません。
今回ご紹介できていない紅葉名所もまだまだ沢山あり、京都の美しい紅葉は1日2日ではとても回り切れません。どの場所もそれぞれの魅力がありますので、自分の行きたい場所を見つけて、うまく旅程を組んで京都の秋の紅葉を満喫してはいかがでしょうか。
紅葉の進み具合をモミジの数などで示してくれているサイトや寺院によっては紅葉の様子をホームページ上で確認できるところもあるので、行きたい場所が見つかったら調べてみるのもおすすめです。
今年は京都の美しい紅葉の景色を、大事な方と一緒に思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか?